○恋人を探す乙女○

ここは舞台裏手。しばしの休息を取っているヴォニータ達の元へノルンがやってきます。
ノルン(ビショップ)
「あ、クアス見なかった?」
ヴォニータ(ビショップ)
「いえ、見ませんでしたが・・・」
ノルン
「そう・・・」
ミネルバ(ビショップ)
「ノルン、あのさぁ・・・あんまり『クアス、クアス』ってのやめたら?」
ノルン
「何で?」
ミネルバ
「うーん、これは私の感じたままなんだけど、何かにつけてそれじゃあ、デボネアでなくても逃げたくなるよ」
ノルン
「逃げ・・・クアスが私を避けてる、という事?!」
ミネルバ
「それは知らないけど、あなた自分でも認めるほど彼の事になると周りが見えなくなるでしょ?」
ノルン
「う・・・それはそうだけど、どうもなかなか治らなくて・・・」
ミネルバ
「距離おいてみなよ。ちょっとつらいと思うけど、ずっと彼と一緒じゃあ見えない事が見えてくるモンだから」
ノルン
「う〜・・・」
ヴォニータ
「私達僧籍の身には縁遠い話ですね〜本来は・・・」
ミネルバ
「本来はね〜。でも、愛を説く僧侶が若い身空で恋の花の一つや二つ咲かせないなんてのは不健全極まりないわ〜。なんとかしてよ業界」
ヴォニータ
「誰に言ってるんですか?」
ノルン
「わかったわ。今日は探さないでいるわ。明日はわからないけど、取り敢えずそこから始めなきゃね」
ミネルバ
「一晩だけかいや。・・・ま、今までが今までだからね。そこから頑張ってみな」
(ノルン、再びゼノビア城へ)

ヴォニータ
「デボネアさん、苦労が耐えなかったでしょうね・・・」
ミネルバ
「綺麗な金髪でよかったよなぁ。白髪が目立たないから」
ヴォニータ
「結構長いの、ありましたね・・・」
ミネルバ
「あ、気付いてた?ありゃちょっとしんどいと思うよ男でなくてもさ・・・」
ちょっとノルンの扱いがあまりにアレなので、少しだけ・・・(笑)


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