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10月16日天候はれ 午前の部。
大型受験者4人、普通10数人。コースは2コース。試験車両はVFR750。恐れていたことが
起こってしまった。コースはおもに1コースが頭に入っていたのに。ついてない。おまけにオート バイは乗りにくいほうのVFR。CBを期待してたのになぁ。ゼッケンは403。3番目のスタートで ある。
前の二人はともに不合格。いよいよ私の番になった。乗車から外周をまわって信号機のある
交差点を直進し左折。いきなり課題走行の一本橋である。落ちたら一発で試験中止のため粘 らずさっと通って、続けてパイロンスラロームをクリア。左折していってS字、クランク。ここも無 事クリア。交差点を抜けて波状路。講習会のとき注意された点を思いだし難なくクリア。また外 周に出て見通しの悪い交差点へ。ここは上のほうにカメラが設置されていて試験官がモニター でチェックできるようになっている。ここを通過したところでオートバイに付いてる小型スピーカ ーから無情にも試験官の声が...........。「はい、減点超過となりましたのでこの先の交差点を直進 しスタート地点に戻って下さーい。」
あー、終わってしまった。(T_T)せめて完走したかった。残るは坂道発進と急制動と踏み切り通
過だけだったのに。スタート地点に戻りグローブとヘルメットをとり、ゼッケンをはずして望楼 (試験官がいる管制塔みたいなところ)にあがりワンポイントアドバイスをもらう。落ちた要因は 一本橋のタイムが足らなかったこと。10秒以上のところ、8秒台だった。あと交差点での安全 確認がしっかりしてなかったと。波状路は良かったなど告げられ書類を返してもらう。
完走して書類を返されなければほぼ合格らしい。最後の彼は一本橋の途中で脱輪し検定中
止。彼は試験の始まるまえに唯一お話をした人だ。今日で4回目らしく、試験に落ちてかなりシ ョックを受けていた。そういえば試験前に一本橋とスラロームが苦手だって言ってたっけ。
次回の予約を本館にて行う。次は11月の○日。あー、またもやずいぶんと先だよ。(涙)
11月11日天候あめ 午後の部
朝から雨が降ったりやんだりのいやな天気。今日は車で行くことにした。午後からの受験な
ので時間に余裕があった。着いた時間は11時半。試験受付は午後1時からだから早すぎた。 待合所に行ってみるとまだ受験者は誰も来てなかった。早速本日の試験コースを確認してみ ると「1」コースだった。やった!1コースだと心の中で叫ぶ。
12時までタバコを吸いながら時間を潰し、前回やらなかった試験コースを歩いてみることに。
実際歩いてみると時間がかかることがわかった。数百メートル歩いたところで雨が降ってきた ため中止して二輪塔で雨宿り。時間がたつのがやけに長い。緊張も高まってきた。タバコばっ かりふかしていたから気持ち悪くなってきた。なんか「おえっー!」となりそう。
1時10分前になり受付が始まった。おやっ!普通二輪の受験者が一人もいないぞ?どうや
らこの天候でみんなキャンセルしたみたい。大型二輪のほうは全員で5名。2人キャンセルが 出てた。私のゼッケンは407。403から始まって一番最後。試験開始は1時35分から。
開始時刻になり雨が一段と強くなってきた。大雨だ。試験車両は前回落ちたのと同じVFR75
0。コースはいいんだけどオートバイがなぁー。
1番目の人は前回私と同じ日に受けた人だ。4人中唯一完走した人だ。またトップでいやだな
ぁと言ってた。今回は受かるんじゃないかなと思い見ていたが減点超過で途中中止。そして 次々順番通り走り出しては、みな半分も行かないうち検定中止。依然雨はザァザァ降り。今回 は完走を目標にがんばってみることにした。
そしていよいよ自分の番がきた。前4人はみな途中で中止だからぜんぜん参考にならなかっ
た。逆にミスしたところばっかり脳裏に残っている。心を落ち着かせスタート。詳細は省きます がなんとかスタート地点まで戻ってきた。いつオートバイに付いてる小型スピーカから検定中止 のお声が掛かるか気にしながらも無事完走。降車動作をしっかりとやり試験官の方に向き礼 を済ますと帰らず残って見てた3人の落ちた受験者が口々に「おめでとうございます」と言ってく れた。「いや、まだわからないッスよ」と口に出して言ってはみたが内心は「やったーーー!!」 と思ってる。
ゼッケンとヘルメットを取りながら望楼に上がっていくと、試験官から「よくできました」と言わ
れ「ん?ということは...............!」と心の中で思ってると続けて「合格です」。「ありがとうございま す」と私。最終結果を聞きたくてまだあの3人が待ち構えていた。書類を手にしてない私を見て また口々に「おめでとうございます!」と言ってくれた。うれしかった。まったく他人なのに。落ち た人に悪いのでニヤついた顔を隠して「ありがとうございます!!」「みなさんも次回がんばっ てください」とちょっと優越感に浸りながら言葉を交わし幕を閉じる。
ノドがカラカラに乾いていた。全身の力が抜けなんともいえない満足感が心を満たした。午前
の受験者2人を合わせて本日の合格者はたった一人。
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