カメラ雑感V

6.フォクトレンダー(コシナ)
 実は私はフォクトレンダーは持っていないのです。とこのHPを作成したとき
はそのとおりだったのですが、2001年4月下旬遂に「ベッサR」を買ってしま
ったのです。コシナはここ2年くらいの間に「ベッサL」、「ベッサR」そして今回
の「ベッサT」。それらを矢継ぎ早に出してくる。立案から製品化まで、その小
回りの利く体制には感心する。そして、本体達を補うアクセサリー達。
それらの一つ一つがカメラ好きを楽しましてくれる。完全にライカの兄弟にあ
たる製品達。だからユーザーにストレスを感じさせない。楽しく写真すること
ができる。
実際手にした感想は、やはり比べてしまうのですが、ライカより軽いということ。
比べること自体無意味だとは思うのですが、M型ライカの兄弟みたいなので、
つい比較してしまうのです。いろんな意味で軽いのです。でもその分気楽に
使えるともいえます。現在は主にロシアンレンズを着けて撮っています。
これからも、楽しさあふれる製品を出してください。そして私たちカメラ好きを
楽しませてください。期待しています。
7.その他
 「オリンパスがないじゃないか」と「オリンパス命」の方には叱られてしまい
そうですが、「オリンパス」は事実上、銀塩カメラからは撤退しており、その
主流をデジカメに移しています。そして、何よりも私自身が所有していない
ので何とも書けないのです。
さてさて、コニカの「RF」は良さそうですね。よく「ライカM7」と言われますが、
ライカの次世代機がこの様になるのかどうかは知れませんが、精密感、静粛
性いずれも素晴らしいです。たった一つ残念なのは自動巻き上げなこと。私
はどうしても手巻きがよいのです。でも、先日の「2001年カメラショー」での
コニカの説明では、今後10年間はこの仕様を守りますとのこと。また、手巻き
については社内でも賛否両論だったそうです。ということは、私の夢は実現の
可能性はだいぶ低いようです。でも、頑張ってください。
あとは「コンタックス」ですか。これは、相当のお金持ちでないと使いこなせな
いようです。その代わり、写りは最高だとか。そんなこと言われると、エントリー機を中古で買って、かじってみたくなりますが、後が怖いので止めておくことにしておきます。どうしても「コンタックス」となったら「G2」を買います。それのほうが安全だ。
 この他にもロシアン、旧コンタックスVAを持っていますが、全般的によく写ります。レンズは良いのですが、ライカをフェイクしていると思われますが、本体は本物のライカとは比較の対象にならないくらいです。私の持っている「ゾルキー4K」は、巻上ががりがりしており、力が要ります。フィルムの終端あたりで力任せに巻き上げると、パーフォレーションの穴が破れてしまい、最悪の場合フィルムが切断され、巻き戻し不能になってしまいます。こわごわ巻き上げております。ある程度のところで見切りをつけて、やっぱりフォクトレンダー「ベッサR」でも買おうかな。それの方が「M6TTL」並の使い方が、4分の1の金額で出来るんだものな。ちょっと考えてみよう。ロシアンの良いところは安価であること、これくらいかな?
 旧コンタックスは、当時としてはライカのライバルであったのかもしれませんが、突然の製造中止で進化を止めてしまったので、何ともいえません。でも、今使ってみると、完全にライカの方がユーザーに優しいですね。コンタックスは、全般に「重い」。シャッターも、巻上も。ライカより良いと思われるのは、フィルムの装填でしょう。裏ブタが完全に「カパッ」と外れますからね。
 色々のメーカーについて述べましたが、メーカーさんには是非ユーザーが心から満足できるカメラを作っていただきたいということです。
技術至上主義で喜ぶのは、それを作った技術者だけです。まだまだ、私のような30年も前の撮影スタイルを守っているユーザーはいます。メーカーさん、もっともっとユーザーに目を向けたカメラを作ってください。