<最高に長すぎる旅路>

この旅ほど空港で引っ掛かった旅はなかった。
思い出しても腹が立つ。本当にアメリカが絡むとロクな事がねー。
最初から怒り全開で申し訳ありません。普段はそこそこいい人です。

一部見苦しい記載がありますが、これは明らかに意図した差別表現ですので、 さらっと読み流して下さい。

1発目、成田空港での荷物検査。
俺のリュックを開けろと言う。係員が気にしたのは洗面道具に入っていた鼻毛切り鋏。 これでハイジャックすんのか?俺が。

ばーか。

2発目、成田空港のゲート。
チケットを通した後に何故か係員がいて、俺にだけリュックを開けろと言う。
殺すぞ。
さっき荷物検査通しただろ。どう考えても俺より怪しい奴も山ほどいるやんけ。
身体検査・荷物開封しかも靴まで脱げだと?対応はしたが、かなり剣呑な態度を見せた為、係員ひるむ。

死ね。

ダラス迄の道中はどうという事もなく、大した映画もなく、ほとんど本を読んで 過ごした。そして飛行機はつつがなくダラスに到着。

3発目、ダラス税関。
はっきり言うが俺はアメ公の国なんか入国したくない。
アルゼンチンに行くのに何でくされアメリカの入国審査など受けなあかんねん。
税関で引っ掛けられ、別室へ行くように言われた。
その別室にいるのは、黄色人種・黒色人種。白ブタは1頭足りともいやしねえ。 検査じゃなくて明らかな差別。アメリカが何故世界中から嫌われているか、世界中の 人々が知っている。知らないのはアメリカ人だけ。

係員のねーちゃんが俺のカバンを開け、またリュックも開封。 俺のリュックには何一つ違法なものなど入っていない。
こうしている間にも世界の国々で違法なものが空を飛び交っている。空港職員の 目は世界中ふし穴だらけ。

全員クビ。

そして係員のねーちゃんが根掘り葉掘り質問。うるせーよ。死んでろ、てめえ。
成田の職員程態度はでかくなかったのでキレはしなかったが、カバンの中に手を 突っ込んでがさがさいわすだけで、何も見ていない。お前の目的は何だ?
隣りのテーブルの中国人のお父さんは本当にカバンの中身を1つずつ開けられて いた。どう見てもそのおっちゃんより、税関で俺の後ろに並んでいた白ブタの 方が明らかに雰囲気・服装・態度とも怪しかったと思うが。
とりあえずアメリカ入国。でもこれじゃ済まねー。

4発目、ダラス空港。荷物検査場。
靴を脱ぐのは全員だったのでよし。
リュックも開けずに済んだ。しかし何故か係員のアメ公に呼ばれ、おかしな機械の 中に入れられる。ぶぅわー。入った途端に暴風が俺の身体中に吹き付ける。
・・・これは俺が汚いって事か?ここへ突っ込まれるのも俺を含め、明らかに ツアー客ではない黄色人種ばかり。ここの係員は黒色人種が多い為か、黄色 だけで当然白はいない。

・・・。

そしてダラスの空港には空港内に喫煙所がなかった。
タバコを吸おうと思うと、一度空港の外に出なければいけない。つまり喫煙する 毎に荷物検査場を通らなければならない。
喫煙者が肩身が狭くなる世界的傾向について何も言うつもりはないが、アメ公は 他にもっと先に改善しなければいけない事項がたくさんある。気付け。
一応、風を浴びさせられたのは初回だけだったが。
アメ公は絶滅していい。

そして怒りのなかマイアミ到着。ここは空港内にも喫煙所があり、白比率が 下がっているせいか、ゆるい空気が漂う。
ブエノスアイレス行きの飛行機に乗り、やっとアメリカを後にできるとほっと したのも束の間、おかしな白が俺の方に寄って来て、家族で席が別れたので 席を替わってくれと言う。俺の席は飛行機の一番後ろ、窓側。隣りの席は空席。 気持ちはわかるが、周りにもそういう席がない訳ではない。
そして、俺は周りに人がいないところでゆっくり休みたかった。
なので断る。

ところがこの家族と全く関係ない客が何故か「替わってくれないか?」と来る。
断っても断っても「替わってくれないか?」
どうやら英語レベルが俺と同じ位の為、他の事は言えないらしい。
・・・はあ。
あまりのしつこさに替わってやる事とする。但し、決して喜んで替わる訳ではない 事は態度で示しておく。何故回りの白じゃなくて黄色の俺だ?
理由は明白。
俺は2ヶ月前からこの席を予約していました。考えのない白ブタ一家、 席の手配位ちゃんとできるようになっとけ。

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頑張れマキシミリアーノ君