● 台湾の場所

日本からの直行便もがんがんあり、中部→台北。

出国:06.8.24
帰国:06.8.27

● 行った所
台北
台南
高雄

● 航空会社
日本アジア航空
立榮航空
華信航空

● 目的
夏休みはどこへ行こうかと考えていた。
貯まったマイルを使って出かける為、選択肢は限られていた。
北京にするか、3年ぶりの台湾にするか、と悩んでいたところに、突然 会社の先輩で韓国仲間の黄之さんから電話がかかって来た。
何でも飲み会で、俺の会社の同期で台湾仲間のKと盛り上がり、台湾に 行く事にした。お前もどう?という内容だった。
行こうかと思っていた場所だったので、OKしたのはいいのだが、 おなじみの黄之・青子夫婦と新婚K・Cちゃん(初登場)夫婦と5人 って・・・。もう1人の台湾仲間Sは業務多忙の為、今回は欠席。
一瞬躊躇したが、中華料理は人数が多ければ多いほどよし。という事で 行く事にした。
今回の写真は全て黄之さんが撮った写真をもらったのだが、これが人の顔ばっかしで、 料理とか少なくて使えねー。という事で、今回は非常に写真が少ない(と、自分は カメラを持って行く事さえ忘れたのに他人のせいにする。)。


1日目
中部−台北
中部国際空港から初めて海外に飛び立つ。
出国審査は地方空港の為、当然成田・関空に比べたらゆるゆる。当然引っ掛かるものなど持っては いないのだが、ゆるゆる。
出国審査の列に並んでいる途中で、関空から飛び立つ彼らからメールが来た。
「杵や」で朝食食いました。・・・は?
これから台湾でしこたま食おうっちゅーのに、しかも機内食もおそらく出るっつーのに、朝食?
大丈夫か、この人ら。

日本アジア航空の機内でこの日最初の食事をした俺は、あっさり台北の空港に到着。
俺の方が先に着いて、彼らを1時間程待つ形になっていたので、彼らの飛行機の状況をチェックする。 日本アジア航空は2つあるターミナルの内の新しい方に到着したが、彼らのキャセイパシフィックは、 古い方に着く。移動手段は何があるんかな?
おっ、ターミナル間は電車が通ってるじゃーん。という事で軽く両替した後、早速電車に乗って彼らの ターミナルへ向かった。古い方のターミナルは乗客の出口が1個。間違いなくここから出て来るな。
とりあえず、自販機で台湾初烏龍茶を買い、飲みながらipod聞きながら本読みながら奴らを待つ。
そして簡単にあっさりと巡り会った俺達、この成功が次回の韓国で気の緩みを生む。

まずは市内行きのバスのチケットを買い求める為、バス会社のカウンターが集まる一角へ向かった。
有名ホテルならホテル前に着くバスがあるのだが、そんなに有名なホテルではないので、近くに停まる バスがないかは事前に調べていた。そしてネットで割引券なんかも印刷して持って行っていたのだが、 ・・・使えません。あっさりカウンターのおねーちゃんに言われ、定価でバスチケットを購入した。

台湾の街並み。俺とKにとっては懐かしい風景、Cちゃん・黄之さん・青子にとっては初めての風景。
最近は外国というとハングルの街だった黄之さんと青子にとっては、漢字ばっかりの街は不思議じゃない ですか?
・・・寝てる。

都会のホテルはでっけーなー、妹よ。本当だがー、兄ちゃん。 無事に本日の宿泊先ユナイテッドホテルに到着した一行、チェックインをしようとして若干驚いた。前回泊まった際はこのホテルでは 日本語が通じなかったのだが、今回は通じるようになっていた。
このホテルは、デザイナーズホテルで部屋がきれいなので好き・・・、年数が経ったのか若干くたびれ気味。 だが、1人だけいい部屋を取った俺の部屋は広さだけで大満足。
相変わらず、バスルームには大きな窓が取り付けられていて、部屋から風呂場が丸見え。お好きな人にはとても 素晴らしい部屋。1人で泊まっても全く意味ないが。部屋の中の金庫に貴重品を入れて、いざ出発。

まず向かったのは「鼎泰豊」。
日本でもデパートなどに進出済の小籠包の名店。
ここへ行くのは簡単、どっからでもいいのでタクシーに乗って「鼎泰豊」と書いた紙を運転手に見せるだけ。 そしてK・Cちゃん夫婦が先にタクシーに乗り、俺ら3人は後のタクシーに乗った。
ところが、前を行くK夫婦のタクシーを追い抜き、俺らのタクシーの方が何故か先に着いた。怪現象。
この怪現象はこの後も続く。

最初はここから ところで何故いきなりそんな有名どころに向かったか。
それはここより美味くて安い小籠包屋があるから、順番を逆にするとこの店が高くてまずい店という評価に なってしまうから。だが外すには惜しいし、初台湾の3人には有名店からスタートして欲しかったから。

そして台湾1食目。食す。あああ。声が出る。そう、これだよ。小籠包とはこういうものなんだよー。
1皿約700円と、食事の安い台湾の中では高級品だが。
ここまではよかったのだが、小籠包を食いながら周りの客に目をやると、違う料理を頼んで食っている人達が いる。
・・・いてまうか?
追加で何故かキャベツの酢漬けと、定番の空芯菜の炒め物をオーダー、ついでにビールも追加。
周りの人達が若干見てるね。台湾ではおそらく基本的に食事の時には酒を飲まない。
そんななか、小籠包とキャベツの漬物と空芯菜の炒め物をつまみに、ビールをばかばか飲む俺達。
くたびれた中年おやじか?くたびれた中年おやじか。

でも台湾で食う空芯菜の炒め物は、塩とニンニクだけのシンプルな味付け(味●素は入ってるかもしれんが)で、 美味いのだよ、そして酒が進むのだよ、合うのだよ。俺、ひょっとしたら小籠包の次に好きな台湾料理は この簡単な空芯菜の炒め物かもしれん。

なかなか腹いっぱいになった俺達、さてどうしよう?近くにマンゴーかき氷の有名店がある事は事前に確認済 だったのだが、果たして入るだろうか。
まずは、これも下調べしてあった近くにある台湾雑貨店に向かう。
今回は青子も珍しく「食」以外の部分にも注意を払っている。この機会を生かさないと彼女は一生食べ歩き以外の 目的で外国にでかけないかもしれん。早速行ってみよう。

ところがこの雑貨店、モノは結構いい感じなのだとわからない俺なりに思うのだが、平均単価が高い。
早々に店を後にした。

台湾来てこれ食べない奴はバカ(おすぎ風) 「冰館」。
マンゴーかき氷で台北一有名な店(対日本人)。
KとSと3人では絶対に足を向けない店、今回はギャルが2人もいるので行ってみた。 けど、みんな食えるのかよー。横でギャル2人は、女の定番「別腹」発言をしているが、青子さん、あなたは 別の腹じゃなくても余裕で入るよ。
行った時期はちょうどマンゴーのオンシーズン、とりあえずマンゴーのみのかき氷とイチゴ・キウイ・マンゴーの 3種盛りの2つを頼んでみた。
1ついくら位やったっけ。2つで日本円で1000円まで行かなかったような記憶がある。嘘かもしれん。
食す。ん!んんー!

これはいい。果物は激甘くて練乳はかけなくてもいいかもしれんが、熱い台湾で激甘くて冷たいかき氷は これ以上ないデザート。台湾の甘味といえば「タピオカミルクティー」と思っていた俺の中で順位は入れ替わった。
おそらく他の皆もそう思ったはずだ。Kがこういう甘味ものを美味いと言ったのを初めて聞いた。
今までの台湾で食わなかった事が悔やまれる位だった。そんな昔からあったかは知らんが。
それに間違いなく、果物嫌いのSやKと台湾来ても絶対ここには来なかったな。

人生最多マンゴー これでもか。っつー位にてんこ盛りのマンゴーの上に、ダメ押しのマンゴーシャーベット。
日本でこんなに大量のマンゴー食ったらいくら取られるんだ?

そんななか、青子さんは店の向かいの屋台で売っている「胡椒餅」に興味津々。 さすがに諦めたが、彼女の食に対する探究心は果てを知らない。

そして俺達は別側の向かいに「蛙」という文字の入った飲み物屋の屋台を発見した。
蛙?様子を観察したところ、蛙ジュースを売っている訳ではないらしい。とりあえず俺と青子で店に行き、1つ 買う事にした。製品名は「蛙可楽」的な名前だったと思う。可楽はコーラ。俺が買ったのはカエルコーラ。
結論から言うと、タピオカ入りコーラ。美味くなかったので実は書くまでもなかった。

かき氷2つを完食し、次に台湾に来た際もここに来ようと思いながら店を後にした一行、さすがに腹も別腹も いっぱいいっぱいなので、コーヒーショップにて休憩しながら、夕食のメニューを考える事にする。まどろんでいた。 食事のメニューは満腹の時に考えようと言っても、なかなか決まらない。先に決めておけばよかった。

紆余曲折の末、選んだのは四川料理。初日からこんなに詰め込み教育でいいのだろうか。
台湾は韓国と違って胃への負担はでかい。台湾では小麦粉比率が高いので、消化への道のりは韓国料理より遠い はずだよ。と、とりあえず黄之・青子夫婦には注意を促しておいた。

この箱の中には大きなおじいさんがいる 最寄の地下鉄駅に歩いて向かう途中、ばかでっかい建物が見えて来た。中正記念堂。でかい、でか過ぎる。
中には何があるんだろう(勉強不足)?階段をとんとんと上がって建物の中をのぞき込む。
誰だ、このおじいさん。孫文?蒋介石?・・・すみません、わかりません。
ちょうど閉館時間だったようで、観光客が外に出されていた。

ゴゴゴゴオ。
観光客がみんな外に出た途端、不意に大きな音がして、でかい建物のでかい門が閉まっていく。 おー、大迫力。
驚くべきポイントは全く違うが、その門のでかさに非常に驚いた。妙に感動したりもしていた。

門が閉まったので建物を後にし、周りにある建物(国立劇場?)のでかさにも圧倒されながら、敷地を抜けて 地下鉄の駅から地下鉄に乗った。多分2駅、ひょっとしたら3駅。

夕食は四川料理、しかしここでの写真はありません。文章のみの実況でお楽しみ下さい。
台湾での四川料理店の見分け方、「川菜」と書いている店、又は店名に「川菜」が付いている店は四川料理。終了。

そしてやって来たのは「重順川菜餐廳」という名前の店だったらしい。情報はCちゃんから青子経由でもらった。
俺の頭の中には消しゴムがある。あなたの事、忘れたくないのに忘れてしまう・・・。
はい、大きな通りから若干細い食堂街的な道に入るとある。ってこれで行ける人はいないよな。でも大丈夫。 美味かったが、他にもここ位美味い四川料理屋はたくさんある。例えば「アンバサダーホテル」の中の四川料理屋 とか。
詳しく書かないのは親心。ただ、それではあまりにもあれなので、店名のところにこの店が詳しく紹介されている リンクを付ける。
他力本願。

店は日本で見かけるちょっと高級な中華料理店のように、若干薄暗め、そして内装新しめ。
そして周りの客層は、近所に住んでる常連達というような雰囲気。これは期待できるんちゃうの?腹はきっちり 減ってる訳ではないが、期待に胸躍る。
メニューをじっくり見て頼んだのは、・・・頼んだのは、頼んだのは・・・、何やったっけ?
あ。そうだ。頼んだのは、「ゆで豚のにんにくタレがけ」「回鍋肉」「麻婆豆腐」「エビチリ」 「鶏肉の唐辛子炒め」等々。自分で思い出したようにみえるが、以前に書いたブログを見た。他人だけでなく 、過去の自分にも甘える。
味の方は何となくだが、覚えている。ほとんどの料理が辛くて美味かった。山椒の苦手な俺には少々きつそうな ものもあったが、山椒をよけて食ったのでOK。一番気に入ったのは「ゆで豚のにんにくタレがけ」。 シンプルでかつ酒に合う。残念ながら俺が一番期待していた「回鍋肉」はインパクトのない味だった。

夕食後、メジャーな夜市ではなく、地元の人達が行く夜市を目指そう。という崇高な目的の下に四川料理屋から 歩いて5分の公館夜市に向かった。多分こういう名前だったと思う。
失敗した。
地元の人達が行くはずの夜市にはほとんど人気がなく、というより、夜市がなかった。
あったのは、若干数の商店と若干数の屋台・・・。以上。

しかもKと俺以外の3名は、台湾屋台名物「臭豆腐」の匂いにやられ気味。 という事でコンビニで酒など買ってホテルへ直帰。
ところがホテルにたどり着くと、先にタクシーに乗ったはずのK・Cちゃん夫婦がいない。
・・・誘拐?若干本気で心配しかけた頃に彼らがやって来た。何故彼らはいつも遅れるんだ?タクシーの運転手に 回り道でぼられてんのか?台湾タクシーでぼられた事はないしなー。彼らに料金を聞いてみても俺らと変わらん。
その理由は解き明かされる事はなかった。


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