● ミャンマーの場所

日本からの直行便はなく、今回は関空→バンコク→ヤンゴン。

出国:97.2.21
帰国:97.3.01

● 行った所
ヤンゴン
マンダレー
アマラプラ
バガン
ポッパ山

● 航空会社
タイ航空
エアーマンダレー

● 目的
この時は、それまで香港しか行った事がなかったのでアジアに行こうと決めていた。
カンボジア・ベトナム・ラオス・ミャンマーが頭に浮かんだ。
アンコールワットはかなり色んなテレビ番組なんかで取り上げられてて、既に有名観光地になってる ような雰囲気だったので外した。
似たような理由で「女の子に大人気」ベトナムも落選。
ラオスとミャンマーで結構迷った末、仏教3大遺跡に入るバガンがあるのを知ってミャンマーに決定。
他の2つは何だ?アンコールワットとボロブドゥール?他2つと比べて知名度があまりにも違うのは 気になった。


1日目
関空−バンコク
初日はタイに1泊。1日しかないので行ける範囲は限られている。
メインの目的地は「暁の寺院」。昔テレビで観て行ってみたいと思っていた。 ホテルから目的地までの道中に王宮があったので、ここも見学。
きらびやかで日本で感じる仏教とは印象が全く違った。カルチャーショックだった。 そして川の対岸にある寺院に向かおうと船着場まで行った途端、向かいの寺院に 妙な木枠が・・・。暁の寺院は改装中?だった。
近くまで行くのはあきらめて、木枠が微妙にぼやける位の距離で写真だけ撮った。

2日目
ヤンゴン
空港に到着すると、強制的に両替させられた。300ドル分。ミャンマーの通貨は、チャット。 その下の単位はピャー。10チャット50ピャーなんていうかわいらしい単位の買い物をするのを 楽しみしていたのだが、何と読むかよくわからんFECsとかいう単位の外国人専用の金に替えさせ られた。チャットとピャーをくれ!これを遣って買い物をしたら釣りは全部チャットだったので 許す。でもピャーは結局見る事ができなかった?・・・記憶がある。曖昧。

スーチーさん家 写真では見づらいのだが、右奥に大きな建物があって、そっちの方をみんな見ている。 そこがスーチーさんが当時軟禁されていた家である。俺が行った時は、かなりものものしい 警備状態で、道の反対側を歩けと怒鳴られた。
この写真を撮った時も、警備員?警官?が何か 言いながら俺の方に向かってきたけど無視して通り過ぎた。追ってまでは来なかった。
目的の寺に行くのにたまたま通りかかっただけで、スーチーさんに会おうとか、家を見よう とか、はたまた政治的活動をしようという気も特になかったし。

完成したのだろうか。 何人かの日本人と現地で知り合ったが、必ず話題になったのが自分がここに来た時は状況が どうだったか、だった。2、3日とかで状況が簡単に変わるので、他の人達の話を照らし合わせて みると結構面白い。俺が行く数日前までは、外国人観光客は簡単に彼女に会う事ができたらしい。 さすが軍事政権。

まずはヤンゴンの町をふらふら。この年はミャンマー観光年となっていたせいか、いたるところで 建築ラッシュ。しかも今の町にそぐわない位、どれも規模でかっ。
ホテルだろうか?そんなにビジネスチャンスが転がっているようには正直思えなかった。 果たしてこのビル群は全てちゃんと完成したのだろうか。

そしてヤンゴンで魅力的な店名のレストランを発見。 トーキョーチキンと書いてある。何が東京?入らなかったのでよくわからんが、照り焼きチキンの 店だろうか?鉄板で流行っていない。今はもうないのでは・・・。

少し観光気分の後、マンダレー・バガン等へ向かう為の航空券を探して、旅行会社へ。 拍子抜けする程簡単に航空券が購入できた。ミャンマーでは外国人が立ち入る事の出来る地域は 決められている。行ける所は簡単に行けるんやな。

きんきらきん 初めて見たミャンマーの寺。あちこちきんきらきんである。ここでも仏教とか寺院というものの 概念を覆されたような気がした。金閣寺でもミャンマーの人からしたら、何て地味な寺なの! という感じなんだろーな。銀閣寺なのに銀色じゃないなんて!

そしてミャンマーの寺院は土足厳禁である。靴を脱ぐというレベルではなく、裸足が掟と なっている。そんでもって晴天の昼間、このぴっかぴかの石の床は熱帯の太陽の熱を効率よく 吸収していた。ミャンマーの寺院を訪ねるなら、早朝か夕方に限る。裸足で歩き慣れていない 外国人がミャンマーの寺院を昼間訪ねるなんて、もってのほかである。とりあえず、走って観光した。

賽銭箱 ミャンマーの人達は、間違いなく慣れているのでのーんびりゆーっくり歩いている。
ただ、彼らが寺院を歩いている様子から、寺院というものが生活に密着したものだと いう事が何となく理解できた。

でっかい鳥かごみたいなものがあった。よく遊園地にあるカエルをハンマーでぼよよんと 飛ばして、器に入れたらぬいぐるみなんかがもらえるゲームを思い出した。
中の器がゆっくりと回ってるとこも同じだった。でも周りの人達の様子を見ていると、 これは賽銭箱のような雰囲気だった。みんな回転する器に向かって金らしきものを投げて いたように見えた。入ると願い事でも叶うのだろうか。でもひょっとしたら賽銭箱ではなかったの かもしれん。

境内に続く参道?の辺りは、門前町という風情が日本と同じだった。売ってるものは土産系統よりも、 生活必需品か宗教関連物が多かった。

ミャンマーでは靴でなく、サンダルという意味がわかった。靴を履き脱ぎするのはかなりうっとおしい。 だが、サンダルを買う事もせず、この後も何軒かの寺院を訪ねた。
何故だろう。買うという選択肢が頭になかった。


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