● 韓国の場所

日本からの直行便もがんがんあり、関空→ソウル。

入国:04.1.17
出国:04.1.19

● 行った所
ソウル

● 航空会社
全日空

● 目的
3回目の韓国。
今回は会社の先輩Sさんとその奥さんで会社の同期でもあるYちゃんと、同じく 会社の同期のYと行って来た。
ソウル食紀行。プラス俺の使命はソウル案内人。わかるとこだけ限定の韓国語通訳って事で、皆様をご案内すべく。


1日目
関空−ソウル
今回は関空までSさんが車で連れて行ってくれる。
初めて車で行く事になり、いつもより早い5時起き。前日の酔いが残ったまま、待ち合わせの場所に向かう。

暗い内から既にハイなYちゃんは現地に着いたら何を食べるかしきりに検討中だが、 ごめん、若干飲み過ぎで調子出ません。

しかし、心配なのは天気だな。 韓国は雪の予報、行きは着陸できるか、 帰りは飛べるか、というような事が常に頭をよぎる。
しばらくすると心配は別な形に変わりました。
関空へ行く途中、既に日本から豪雪になっていた。 そして俺らはこれからどこのスキー場(温泉でも可)へ行くの?と思う位には、周囲の景色が白い。 車に程近い、道路の脇にも白いものが。
果たして俺達は関空から飛びたてるのか?そんな不安な道中を過ごしたけれども、 関空への橋を渡ったら雪は消えててあっさり飛行機は飛び立った。

飛び立つとあっという間、2時間弱の旅には、機内で映画を見てる暇もなし。 機内食ってなかったっけ? ケチってんな。
でも飲み物サービスでビールは? キリン・アサヒ・サントリー・サッポロと4つ ある。 気の遣い方が違うような気がした。
と言っている間に、3度目のソウル上陸。 早速ホテルへのバスチケット売場へ。
記念すべきツアーガイド初発声。 と行くはずだったのだが、旅の目的をさっぱり忘れ、出てきたのは英語。
チケット買えたからいいんだが、何の為に韓国語を勉強しとんねん。という ツッコミを1人心の中で入れた。

超豪華ホテル バスは市内の高級ホテルを巡って行くルートで、俺達の泊まる最高級ホテル 新羅ホテルは、終点。
腹へってんだって。という俺らを尻目にいくつもの高級ホテルを巡り、しかも 道路が渋滞、結局ホテルに着いたら2時過ぎ。 ソウルは近くて遠い。

さてフロントでチェックインをしよう。
でも韓国語が出てこない。ばかりか英語も出て気やしねえ。
歳を取ってくると、環境に馴染むのに時間がかかる事を痛烈に実感。

チェックインを済ませ、食べさせてない子達が向かったのは、若者の街明洞。 雪がちらついている。寒いよー。

最初の目的地は、石焼きピビンパブの有名店、全州中央会館。
行った事はないが、見かけた覚えがある場所へ行ってみると、たまにはやるよ 俺だって。迷いもせずすっと到着。

早速、石焼きピビンパブを2つとカルビピビンパブ、そしてジョンを注文。 韓国ではチヂミの事をジョンと言う。じゃあチヂミって何だべ?
韓国では飲食店では必ずつきだしが出る。しかも少なくても3種類以上。 俺の自己最高記録は7品。それ以上も結構あるらしい。 全部タダ、かつおかわり自由。ここでもそれは当然登場。
欠食児童達は、それだけで大満足。
すみませーん、この人達のピビンパブはキャンセルでー。そしてつきだしだけ おかわり。

ピビンパブは期待以上の味やったね。
日本だとテレビでよく取り上げられる店は必ず味を落とすのに、韓国は違うのか。 本当は落ちてるのかもしれんが、俺達は飢えた子供達、そんな事わかんねえ。
でも、値段は間違いなく上がってるのであろう。 日本並みの値段っした。

満足した一行は今食べたものの事をとっとと忘れ、早速晩飯の選択及び 日程中の献立の組み立てにとりかかる。といっても、Yちゃんの食いたいものを 全部食ってたら何週間と滞在しないと無理なので、まずは絞り込み。

この時期だけに、Yちゃん・Yは鶏に腰引け気味。
Sさんはサムゲタンを食べたかったようだったが、即却下されていた(サムゲタン ・・・鶏を丸々1羽使って腹の中にもち米や朝鮮人参等を詰めて 煮込むスープ)。実はこの1件、後々まで後を引く。

俺はどっちでもよかったけど、前回にサムゲタンを食った時、あんましうまい と思わなかったので、却下に1票。 ただ食し方を間違えてただけなのだが、それはこの際置いとく。 (席に備え付けの塩・こしょう等で味を整えて食すものなのだが、出されたまま 食ってたので味が薄くて途中で飽きた。) ついでに鶏料理は日程から全てたたっ切られた。

それでもまだ大量のメニュー達。
話してばかりいてもらちが明かないので、とりあえず初日の夕食に豚焼肉を決定し、 漢江を渡ってソウルの南側、江南地区へ。

にきゅ 若干迷いそうになりながら、目的の店「藤の木」という店に向かう。
少しハングルを覚え始めたYちゃんが途中途中の看板を声丸出しで読んでる。 完璧に観光客丸出しだから、少し声は抑えてね。

道は俺とSさんの担当、2人でガイド本を見ながら、あーでもないこーでもないと言いながら、 不思議と店に到着した。

店に入って早速座り、豚豚豚!!!と注文をする。 但し、ピビンパブの時程空腹でなく、ちょっと焦点がぼやけてる。
ところが豚が出て来た途端、4人とも豚に一点集中(若干誇張あり)。

にきゅにきゅ 韓国の店では、鍋や焼肉の調理は店の人に一任が普通なので、ここは黙って我慢の 子。でいなければならないはずだが、今回のメンバーはかなりせっかち(関西弁でいうとこの イラチ)野郎達で、肉を勝手にひっくり返そうとする。

スケジュールは詰まってるが、まだ初日の晩なんで、あせらないで行儀良くしてよう。 俺だけが大人。というより、かってにやると怒られるという噂を聞いていたので、おとなしく していた。

赤ワインに漬け込んでいた肉とやらで柔らかさ等は文句のつけどころなし。
ソウルにお越しの際は是非行ってみて欲しい。
ただし、チューハイ風の焼酎カクテルは飲んではいけない。虫歯になるよ。

豚に大満足の一行、駅に戻る道すがらお約束のCD屋に立ち寄った。
SやKと違って、今回のメンバーには嫌な顔もされなくてDVDを見放題、 なのだが、こんなチャンスに欲しいものがない。 と言いながらCDはきっちり購入していた。
あれ、そういえばここでYちゃん改め青子は何かCD買ってなかったっけ? (名前が変わった理由は後ほど。)

服には豚臭がたっぷり残っているけど、既にさっぱり忘れる事にした 俺達は、次なる食料を求め東大門市場へと向かう。
ああ、土日の午後にやっている2時間弱の旅番組もきっとこんな感じの ハードスケジュールなんだろな。とふと思いながら町を歩いていく。

ここでは服でも購入しようかと思ったが、寒さで頭がぼーっとしていて、 今イチ集中できず、ファッションビルに行ったのに、4人共トイレだけ借りる のみで終了。
特に青子さんは女の子なので、もう少し食以外の韓国にも興味持つように。

客の多い屋台に入れ。 トイレを済ませてすっきりの一行、次は東大門市場の屋台街へご案内します。
日本語でお兄さーん、と呼び込みがかかるなか、とりあえず端から端まで一往復。 実際そんな空腹でもないかもしれない。
でも義務感というか、スタンプラリーのようなノリになっているメンバー、 「韓食完全征服」を狙って1軒の屋台に入る。

俺が今回食いたいものランキング2位のトッポッギとチャプチェをとっとと注文 (トッポッギ・・・ウィンナーのような形のもちの甘辛炒め、チャプチェ・・・ 春雨と野菜の甘辛炒め物)した。 それにモツ炒めとスープのようなもの(何だっけ)も発注。
物事は期待しすぎてはいけない。入る前に客の入りを確認して、客の 少ない店には入らない事。

トッポッギはまあ、こんな感じかという無難味っした。 韓国の料理人は内臓系の臭みを取るのが上手という認識で行った俺達に 対してこのモツ炒めは直球勝負。内臓臭満載で一行を出迎えた。 しかもチャプチェにも移り香かモツ臭フル搭載。
はい、残した。


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