● ハンガリーの場所
地図がありません。ヨーロッパの真ん中。
日本からの直行便はなく、今回は関空→チューリッヒ→ブカレスト→ブダペスト。
入国:96.1.18
出国:96.1.22
● 行った所
ブダペスト
センテンドレ
ヴィシェグラード
● 航空会社
スイス航空
TAROMルーマニア航空
マレブハンガリー航空
● 目的
チェコ同様、この時の旅のメインはルーマニアだった。
2週間の休みを取る事ができたので、ルーマニアを深く追求するか周辺の国にも行ってみるか考えて、中欧の国々の
中から、ハンガリー・チェコにも行く事に決めた。
ハンガリーでは何をするか全く決めていなかった。
ただ宮本輝(敬称略)の本の世界、ブダペストの町を見てみたかった。
1日目
ブダペスト
1日目は遅い時間に着いたので何もなかった。空港でホテルを調べて予約して泊まっただけ。
2日目
ブダペスト
毎回出だしは同じかもしれないが・・・寒い。
既にルーマニアで凍った石畳に何度も転び続けて、膝上までのジャンパーはどろどろ。
しかも、ところどころが擦り切れてるかつ破れてる箇所もあり。ポケットも穴あき。
ハンガリーでは転ばんで済む事を切に願っていた。
ブダペストの町は目印になるような大きな建物があちこちにあって、地理はかなりわかりやすそうだ。
と、この時は思っていた。
とりあえず、高い所好きの俺は丘の上の王宮を目指す。ホテルから王宮を目指すのにもう既にこの時点で
かなり遠回りをしている事には気づいてなかった。後で気付いた。
街中の気温表示は、−1度。ルーマニアよりは気温は高いらしい。
王宮でいきなりハンガリー初転びを記録。もう人前ですっ転んでも、恥ずかしくもなんともなくなっている
自分がいた。人間、慣れというのは怖いものだ。但し、転ぶ都度ジャンパーは汚くなっていく。
丘に上るケーブルカー(右上の写真)が気に入って、滞在中、何回も何回も乗ってしまった。例えるならば
香港のスターフェリーに近いノリだろうか。
乗ってる時間はかなり短いけど、昼は昼でよし。夜は夜景でさらによし。
王宮からの景色は、天気が悪かったから期待していた程じゃなかった。
冬のせいか、ドナウの真珠は一面グレー。グレーの真珠ってあったっけ?
王宮の近くにハンガリー陶器の店を発見。
今回はこの旅で買い物をする大きな目的が2つあって、その内1つの目的には陶器セットも候補として
あげていたので、店内に入ってみる。
安い。安いよ。日本で陶器のティーセットなんてまじまじ見た事ないけど、よさげな品物だという事位はわかる。
メーカー名は・・・何やったっけ、横文字。ヘレンド?
日本で買うと値段は3〜4倍位しそうな気がした。ここで買っちゃってもいいかと思った。
ところがよく周りを見渡してみると、同じ柄の仲間が多過ぎてどこまで揃えるべきかがわからん。
集め始めたら全くキリがなさそうだ。
基本セットとかで贈ったとしても、日本で同じ柄で買い足していくのは難しいだろうな。
予算的には結構な点数のセットを買っても大丈夫とも思ったのだが、あんまし大量に買うと、
この後チェコへ行くのにどうする?とも思ったので一旦保留。
ひとまず丘から降りてきた。寒すぎて1時間に1度位はどこか建物の中に入らないと、凍るかもと
いう位には寒い。それなのに市電はドア・窓開きっぱなしって・・・。
メインストリートに戻り、陶器プラスもうひとつの目的、会社の人に頼まれた化粧品探し(1人だと空港での
待ち時間とか雨の日とか時間を持て余したりする事があるので、いつも会社の女性達に「探して、安ければ
買って来て欲しい舶来ものの化粧品」の御用聞きをやっていた。)。
この仕事は、諸先輩方からもらった犯人の顔写真(化粧品のカタログのコピーとも言う。これだけは必ずもらう
ようにしていた。これがないと化粧品などさっぱしわからん。)を元に捜査、一番安そうなとこを判断して入手する。
最終的にハンマープライスを俺が決めるので、どの価格で購入するかは結構難しいねんで、これが。
この街は、それらが会社の人から聞いていた「買ってもいい目安金額」よりどれもこれも激安だった。
計算間違いかと何度も確かめたくなった位に。
・・・そんな事に詳しくなっても、誰にアドバイスする?という噂もあるが。
ルーマニアはモノ自体がなく、チェコはもう大して安くなく、当時のこの国はその辺の西欧化具合がジャスト
だったのかもしれない。今ならルーマニアがベストか。