【3月28日(土)】 朝7時半、音楽院集合。ホストファミリーの方も大勢音楽院に来てくれて、最後の別れを惜しんでいた。名残惜しそうに、バスの中か ら大きく手を振ってマンハイムを後にした。 二高のメンバーはマンハイムでの4日間で、「伝えよう」とする力をつけたように思える。それが二高の今後の演奏に必ずプラスにな るだろう。 8時にマンハイムを出発し、ヨーロッパの古都である「ウルム」、「アウグスブルク」を訪問。かの有名な高速道路「アウトバーン」 を走ったが、一般車両は文字通り速度無制限、バスなどの旅客自動車は時速100キロに制限されている。 ウルムでは、ヨーロッパでも最大の聖堂と言われている「ウルム大聖堂」を見学した。最上階まで60数メートルあり、エレベーター は無し。果敢な部員が上がったらしいが…。街では大道芸人が、ギター演奏など見事なパーフォーマンスを繰り広げていた。 アウグスブルクでも教会を見学したが、我々が訪問した街すべてに教会があり、キリスト教ということを改めて考えさせられた旅で もあった。本日は、このアウグスブルクのホテルで1泊。なお、この日から日本人のガイドさんが2人付いてくれて、いろいろ細かく説 明してくれたのはありがたかった。また、翌日からサマータイムということで、時計を1時間進めておくことになった。 |
マンハイムからウルムへ向かうアウトバーン |
ウルムの街の朝市 |
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左はウルムの大聖堂。高さ60数メートルあり、ヨーロッパ最大 の聖堂だそうだ。最上階までエレベーターはなし。階段のみ。 果敢な部員が昇ったらしいが・・・。これはその内部。 |
こちらはアウグスブルクの町並み。 |
アウグスブルクの路面電車。 |
【3月29日(日)】 朝8時にホテルを出発し、9時にはミュンヘン着。市庁舎の、いかにもヨーロッパ中世の壮大な建物に驚嘆しつつ次の訪問地、オース トリアのザルツブルクに向かう。途中、ドイツとオーストリアの国境(検問所)ではバスの運チャンが手続きをしてくれたが、数メー トル先が別の国ということで、我々にとっては何か不思議な感覚である。 ザルツブルク(塩の街、という意味らしい)は田舎の小都市という感じで、旧市街(中世以来の町並み)と新市街(第二次大戦以来 の町並み)に別れていて、特に旧市街は自動車の乗り入れが禁止されている。古いものも大切にしようという風潮が強いようだ。モー ツァルトの生家やカラヤンの住んでいた家、音楽祭で有名な祝祭劇場など、音楽に縁の深い街だけに意義深い見学であった。自由行動 もたっぷりあったが、きょうは日曜日のため閉まっているお店が多く、あまり買い物ができず残念。 レストランで昼食中、日本語の歌声が聞こえてきた。外に出てみると、何と、広島から来たという少年少女合唱団の歌声であった。 モーツァルト広場でのパーフォーマンスであったが、「さくら さくら」や「上を向いて歩こう」など、懐かしい歌が新鮮に響いてい た。この後ウィーンでも、横浜創英高校吹奏楽部の皆さんと遭遇し、世界は狭いナア、と感心させられる旅でもあった。 |
ミュンヘン市庁舎 |
市庁舎前の広場にて |
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ザルツブルグのモーツァルト広場。像はもちろんモーツァル |
ザルツブルグ音楽祭で有名な祝祭劇場 |
モーツァルトの生家前です。 現在は博物館になっている。 |
【3月30日(月】 ザルツブルクを後にし、次の見学地は、ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」で有名なザルツカンマーグート地方。 きれいに澄み切った青空に雄大な自然。何とも言えない感動が沸き起こってくるのを覚えた。 湖のそばのレストランで昼食。レストランやホテルでの食事はすべて3コース。前菜、メインディッシュ、デザートとなっている。割 とおいしかったが、濃い味付けのものが多く、特にデザートは甘みが非常に強く、あまりなじめなかった。 さて、いよいよウィーンへ向かうが、みんな疲れのためか夜遊びのしすぎなのか?バスの中はシーンと静まりかえっている。 夕方5時ころに着いてそのままホテルへ。オペラ見学を事前に申し込んでおいた人は国立歌劇場で「ホフマン物語」を観劇し、本場の歌 劇に感激! |
ミュージカル映画「Sound of Music」で有名な ザルツカンマーグート。 美しい風景です。感激!! |
サングラスの佐々木先生もカッコいい! |
全員で記念撮影 |
近くのレストランで昼食。 |