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■「AMX-30B2 & AUF1」(撮影編)
ふぅ、今回も何とか終わりましたね…毎回言っている気がしますけれど。
似て非なる仕様とはいえ、共通部分が多いから記事は短いだろうと踏んでおりましたが、
終わってみると50枚近い画像が有ったりして、当初の予想より規模が大きくなりましたね…。

さて、次回はまた大戦ものに戻る予定ですが、
例によってカルト系のアイテムなので、組むだけでどれくらいかかるかなと。
…塗装は毎回さくっと終わってしまうので、まずは組み上げる事から、でしょうかね…(脂汗。

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                                               (2015.02.06)
正面よりの画像ですが、
自走砲っぽく見えないですね、
…やっぱり。
正面方向から。

主砲が思っていた以上に長いので、
綺麗には納め難いんだなと。


構図の取り方とかは、
今後の課題かなと。 <毎回
角度を変えていますが、
大きなマフラーが目を引きます。

排気口の部分には弁が付いていますが、
防炎・消炎目的というより、
潜水時(川を渡ったり)に、
水が入ってこない様にする為のものらしく、
シュノーケル装備なしで、
そこそこの渡河能力が有るみたいです(ぉ。
目線違いをいくつか出していますが、
俯瞰状態よりは、
目線を下げた構図の方が、
存在感が増す感じがしますね…。


B2型は近代改装後も、
主砲は105mm砲のままですが、
湾岸戦争での戦果によると、
攻撃力よりはその防御力の低さが露呈したらしく、
サウジアラビア陸軍では、
早々にM1への装備変更がされているとか(汗。
ラストはちょっと引き気味の画像です。

模型で見ている分には何も感じないのですが、
陸戦用の砲とはいえ、
砲塔部分は艦船用の設計を流用したのか、
イメージが他の自走砲と違いますね…。


いずれM109シリーズとか、PzH2000とか、
ソ連ロシアの2Sxとか、陸自の99式とか、
完成させる事になるでしょうが、
…うん、どれからやればいいのやら(苦笑。
砲塔上面の俯瞰画像を2点。

塗装前は随分とカラフル?だった部分ですが、
塗装が済むと、違和感なくマッチしていますね、
我ながら上手く纏められたものだなと。

ちょっと変な感じがしますが、
砲塔上面の機銃は、一般的な場合、
車長ハッチ(向かって左)に装備されるためでして、
この車両では砲手ハッチの上なんですよね…。

なので、デッチアップの一環として、
車長ハッチの近くにラッチを付けて、
機銃なり専用カメラなりを取り付けられる様、
基部(金具)だけ付けている訳で。



IDFの車両はそこら中にリモコン式の機銃が装備
されていますが、これは火力支援車両ですし、
MBTの様に突撃とかしませんので…。
側面のアップ。

台形の蓋が見えていますが、
これは車体用の工具箱らしく、
普段は比較的小さな工具類を
仕舞っている様です。

もしかしたらジャッキとか入っているかもですが。
左前方のアップ。

繰り返しになりますが、B2型と違い、
ライトの形状とか、ハッチ位置(潜水時のカバーらしい)、
操縦手ハッチ側面のエアフィルター、
操縦手ペリスコープ前にカバーが付いたりと、
細かな部分の相違点がるので、
比べてみると面白いなと。
少し目線を下げていますが、
AFVならではの部分なので、
個人的に外せないですね、こういうのは(汗。


…ここまで寄ると、アラが見え隠れしますけど…。
砲塔基部のクローズアップとか。

AUF1は砲塔部分で完結しているため、
車体側にトラベリングロックが無く、
砲のすぐ下にちょこんと装備されています。

…こんな小さな機構で155mm砲を
支えているんだから、大したものだなと。
(これを組む時に主砲の俯迎は
結局固定して終わりにしてしまいましたが、
…可動で組める人はいるのかと)
右前方のアップ。

大戦ものを中心に組んできた自分は、
キャタピラが弛んでいないと落ち着かなくて(!
大戦車両とほぼ同じ感じの弛み具合をさせています。

現用車両はスピードを結構出しますし、
キャタピラ自体の剛性も格段に向上しているので、
弛みを持たせている車両は少ないのですが、
無限軌道はやはり、こうじゃないとねぇ…。
左後方からですが、
登録番号のデカールは、
本来車体側に付くものでして、
実車では後部のシャベルの下辺りにあるので、
こういう部分に貼らざるを得なかったというか…。


本来、車体と砲塔は別個の生産物なので、
登録番号が同じ…ってのは本来ありえませんけど、
まあノリでやっているのでご了承を(汗。
後部のアップとか。

基本的な部分はMBTと大差ありませんが、
配置とか箱の大きさが変わっているのが
見て取れます。

フェンダーの末端は民間トラックなどで見る、
ゴム製の泥除けになっています。

…や、特に書いてありませんでしたが、
形状的に見てそれっぽかったので。
斜め後ろからの画像を2点。


砲塔後部に装備されている棒なのですが、
おそらく目測用の簡易バーなのではと。

工事現場などで目にするかもですが、
測量用に赤白に塗られた棒が有るのですが、
これと同じ様に、地面に突き立てたり、
井桁に組んで着弾観測したりとか、
多分そういう用途のモノなのではと(汗。
目線を合わせてみると、
陸上砲台というか、
独特のゴツさが際立つ気がします。

…適当に付けたタラップも、
普通に馴染んでいる感じですし。
左側面から。

塗装時に思い付き(!)で入れた
エメラルドグリーンですけれど、
出来上がってみると、
『NATO迷彩なんだけど、少し違う』感が
思ったより出ているみたいで、
雰囲気としては良いかなと。

…まあ、このカラーリングをする機会は、
多分今後ないでしょうし(ぇ。

…タミヤのルクレールとか、
実は所持していませんし(汗。
車体を中心にアップ画像をいくつか。

まずパッケイメージからの画像ですが、
予想以上の迫力が有り、

…カッコイイぢゃないかと。


一応ですが、フロント部分のライトは
本来この上に透明カバーが付くのですが、
面倒だったので付けずに完成、
…という事にしています。
(この方が好み、ってのもありますが)
今度はAUF1です。

取説によると、試作車両は1972年、
1977年にAUF1の名称が決まり、
1978年より実戦配備が始まり、
総生産数は約440台だそうで、
本国での配備数は定数に達したらしく、
新規生産こそないものの、
各種アタッチメントとセットにする形で、
海外の各国へのセールスは続いているとか。


まあ、陸自においてもそうですが、
火力支援車両は弾道計測やら管制システムやら、
MBTより高くつくケースが多いみたいで、
既存の車体に載せ換えるだけで
それなりの自走砲が出来るので、
コスト面でのメリットは大きいといえるかも。
(2線級のMBTを完全廃棄しなくとも、
兵種転換で有効活用、的な意味)

その反面、専用でない車台を使用するため、
弾薬補充や運用面の問題が有り、
採用例が少ない様ですね…。

これと同じ発想の自走砲は、
ソ連・ロシアのムスタS(2S19)があり、
…これも旧型化した車体を使用し、
コストを削減する目的が有るのかも、とか。

…そのうち組んでみたいなと(ぉ。



…で、全体像が続いていますが、
砲塔がセンター配置になっているので、
知らない人が見たら、ほぼ戦車に見えるかなと(笑。
今度は砲塔の前側です。

照準手(砲手)ハッチの前には
ペリスコープ以外に、
回転式のパノラマカメラが装備されています。
(カバーは閉じていますけど)

このタイプのカメラは現用車両では
かなり一般的になってきているらしく、
陸自の車両にも、同様の装備が有りますね…。

まあ、どこぞの機動兵器みたいに、
全周囲モニターが有る訳でもないので、
こういったもので代用しているのだろうなと。



更に反対側の画像を出していますが、
正に「取って付けた感」満載で、
小銃弾が当たっただけで使用不能になりそうな…
なので最近のは一体化が進んでいるんだろうなと。

(あるいはヒトマルがそうである様に、
モジュール化して丸ごと交換、とか)
更に寄ってみたの図。

スモークディスチャージャーは前側にも
装備されていますが、後部にも
こうして装備されている訳で、

…適当に付けたチェーンが思っていたより、
良い感じにマッチしていますね…(をぉ。
後部上面のアップ。

後部の大きな出っ張りは、
NBCフィルターだそうで、
最初、大戦ものでお馴染みの雑具箱とか、
IDFの改造車両などでよく見る、
カウンターウェイトとか、後座スペースの為か、
…なんて思っておりましたが…(汗。
画像を見て気が付いたことですが、
このカラーリング、
丁度迷彩部分に影が落ちた様な?
雰囲気になっていて、
もしかしてこの迷彩は、
こういう効果を狙っているのかなと。


迷彩の目的は、地面と同化するというか、
風景と一体化する事で、
視認し難くする事なので、
…以外にも画像にしてみて、
初めて気が付いたなと。

大戦末期のドイツ軍は実に多彩な
パターンを施してあるので、
現用車両が思った以上にシンプルなのは、
当初どうかと思っていたのですが、
意外にも侮れないなと。
車体を中心に、
アップ画像をいくつか。

現用・大戦ものを問わずデッチアップをする(!
当方ですが、今回は、
車体前側に装備されている予備キャタピラですね…。

キットではちょうど接合面というか、
モールドが消しにくい部分でもあり、
資料も無いので適当な所ですけど。

…キャタピラを余らせても、
他のキットでの使い道って、
大戦もの以外ではあまり無いので(汗。
車体後部のアップ。
シャベル及びハンマーやバール、
ジェリ缶が見えています。

塗装編で書いたかもですが、
全部車体色では芸が無いので、
こうして塗り分けで存在感を主張しています。

ジェリ缶の中身が水なのか燃料なのか、
詳細は分かりませんが、
無難にグリーンでまとめてあります。

下端にはテールランプが装備されていますが、
大戦初期のドイツ車両と同じく、
上側が赤、下側はウィンカーランプ、
…と類推して色を付けています。
後部よりのショット。

パッケのイメージからなのですが、
随伴歩兵とか、PKの視点的には、
こういうのが似合うのではと。
側面から見ると、
如何にも戦車っぽいバランスが見て取れます。

現用のMBTは昨今、砲塔部分が異様に大きく、
ぱっと見のバランスがアレですけど、
これはまだそういう時代の前の車両なので、
古き良き時代の戦車、っぽいイメージですね、
装備品が多いので魔改造っぽいですけれど。
現用MBTの中でも、
105mm砲は2線級の武装になってしまいましたが、
こうして見る限りは、
そんなに弱そうには見えませんけど…。


この辺り、NATO各国での採用例が多い
レオパルトシリーズと比べると、
複合装甲とかの防御力の高さなどが、
採用の成否を決めたのではないかなと。



とは言え、WW2においてドイツ軍に
ボコボコにされた経験を持つお国柄なので、
「ドイツと同じ装備」なんて以ての外、
…なので独自開発されているのでしょうけれど。

逆にドイツ側ではユーロファイターの
愛称を「タイフーン」にするに当り、
かつて苦しめられたヤーボ(戦闘爆撃機)の名前に
難色を示したそうですが…。
ここからは個別の画像になります。

まずはMBTのB2型からです。

…引き気味のショットですと、
あんまり雰囲気が出ないなと。
主砲脇の20mm機関砲は、
主砲と連動する同期操作もできますが、
切れ目が入っている事から分かる通り、
主砲の俯迎動作とは別個に操作可能で、
対人・対物目標への攻撃が出来る様です。
今度は配置を変えての2ショット。

元が同じ車両だというのに、
装備品とカラーリングが違うというだけで、
こんなに別物になるんだなと。
で、画像はまず横並びの方からですが、
主砲とか砲塔部分のでかさもあってか、
AUF1の存在感が凄いなと。


通常の自走砲は、
運用の問題から車体前側にエンジン、
後部は弾薬スペースや補給用になっているのですが、
これは砲塔部分の差し替え並みなので、
ぱっと見は大柄な戦車っぽくも見えますね…。

他、この自走砲用の砲塔って、
艦船用の単装砲塔にもデザインが似ていて、
2両並べれば戦艦っぽいイメージになるかも、とか。
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「ク2号作戦を発動する、
 第6師団は敵を分断した後、
 戦線を維持せよ」


…的な感じで撮影編がスタートです。

取説の解説によると、
B2型を装備したフランス第6軽機甲師団は
アメリカの第7軍団と連携して
ユーフラテス川を超え、
イラク領内の150kmまで進出し、
イラク軍を南北に分断してクゥェートに進出した部隊を
孤立させ、包囲殲滅する作戦に参加しています。

AUF1も参加しているらしいのですが、
…資料とか記録が手元にないので、
普通にNATO迷彩のままなのですが、
T72ベースのAUF1も採用例が有る様なので、
デザートカラーの車両もあるのではと(ぉ。
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