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■第36回 「E-25 駆逐戦車」(トランペッター)
またロマン兵器ですか…(汗。
さて、今回も温故造新というか、
割と昔のキット(2007年リリース?)を現時点での工作技術でアップデート、
…若しくはデッチアップを詰め込んでみようというスタイルですね…。

とは言え、実車は存在しないので、
キットのまま組もうがデッチアップしようが割とフリーなアイテムなので、
好き勝手な事を盛り込んで気兼ねなく組むのが一番、
…って事ですね、開き直りとも言いますがっ。

で、画像はいつも通りの箱と中身ぶちまけ状態で、
アフターパーツはRBモデルの砲身への更新くらいかなと。
(フリウルの履帯がリリースされているみたいですが、
今回はパスしています)
車体の基本形状が出来てきたので、
細かい作業を順次していきます。
今回は履帯の前後に付くフェンダーになりますが、
キット的にはエッチングパーツとの選択式で、
エッチングパーツを選択した際は、
画像の様にリブ部分を自分で加工する必要が有り、
樹脂系のパーツか先端の丸いスパチュラなどで、
何度かなぞってリブを再現します。
(今回はキャラキット用の持ち手(ペグ)を使っています)

…が、このパーツには取付けのガイドが無いので、
ここまでやっておいたのに今回は使えません…(涙。
(上手な人はこれでも何とかしてしまうでしょうが…)


で、気を取り直してプラパーツの方を使う事にしましたが、
念の為裏面をパテ埋め(突き出しピン跡)をした後、
取付となります(2枚目参照)。


しかしこの場合もそのままだと車体との隙間が気になるので、
0.5mm真鍮棒とエッチング板の残りでヒンジっぽく改造します。
3枚目の比較画像でご確認下さい。
履帯が付いたので上部構造物の作業に入っていきますが、
回転砲塔が無い分、上下接着前にやっておかねばならない工作が多々あるので、
まずは砲身部を…という所からですね。

1枚目はRBモデル製の砲身パーツですが、
今回は割とスンナリ置換が出来る構造で、あんまり苦労はしないかなと。

2枚目は車体上部の裏打ち状態ですが、
何かまあ、金属履帯が付く訳でもないのに割と厳重な感じですな…。
塗装時に握ったりするので、こういうのはやっておくに越した事は無いものの、
毎回やりすぎ…とか指摘されそうですね、これ。

3枚目が接着状態ですが、
砲身部が金属パーツである以上、基部から取れてしまうと
修正が面倒なので、プラ棒などで裏面から固定した上にパテで固めて、
…なんて事をしており、見た目より重くなったかも…。

他、見えませんが防盾部の裏面にもパテを盛って置き、
鋳造の重さというか、この部分の厚みとかを再現出来ていればと。
基部の再取付(実質は置換)の後、
先に貼り付けたプラ板だけでは安定感が無いので、
一旦2mm真鍮棒を通して固定用のプラパイプを車体内側にセットします。


このプラパイプはそのままだと空中固定になってしまうので、
こうして先に真鍮棒で位置を決めておいてから、
他のプラ材やパテで固定していき、
乾燥後に真鍮棒を抜き取れば完了です。
これにより、起動輪のセンター位置が(シャフトの延長分も含め)
かなり安定しますので、他のキットとかにも応用できるかも…(1枚目)。


でもって2枚目が加工終了の図で、
キットパーツの起動輪とぶつかる部分を切り落として整形すれば完了です。

…という所で漸く足回りの基部が出来ましたが(3枚目)、
この後は履帯パーツの処理が待っている訳ですな…(汗。
キットの設計ミスなのですが、
起動輪の基部(最終減速機のカバー)の
位置が高いため、
そのままだと車体部のスポンソンと
起動輪が思い切りぶつかる


…というミスがあります。<組んでから気付いたヒト

で、とりあえず減速機部の穴を大きくして対応できないか、
と足掻いてみましたが、
イマイチなので他キットの余剰パーツ(ドラゴンのティーガーIIだったかと)を使い、
位置を直し、追加工を行って修正をします。

画像は2枚ありますが、
向かって左側が穴を大きくしただけのもの、
右側が一旦パーツを切り飛ばして付け替えて修正後…のものになります。

…どういう工作をしたのかは、次回以降で解説していきます(ぉ。
…や、2個有りますんでこういう事が出来るわけで…(汗。
昔のキットなのでサクッと組んでいこうとしているのですが、
いつものドイツ戦車と違い、この車両は後輪駆動の為、
取り付け向きを間違える事が多く、
サスペンション基部の向きを間違えていた事に、後で気付くとか有ったり(汗。

…今回は久しぶりに同時組立をしていますが、
キット内容がコンパチ仕様になっており、
戦闘室上面とエンジンデッキパネルがそれぞれ2種類あるので、
とりあえず2パターン組んで見ようかと思った訳ですな…(笑。

で、サス基部を付け直した関係も有り、ブラインド側に軸打ちをしたり(2枚目)、
念の為と車体内側に桁入れをしています。

3枚目は転輪パーツですが、外縁部のリブが少々分厚い感じなので、
カンナ掛けとかで薄く見える様に処理しています。
(向かって左側が処理後、右側は処理前です)

…で、この後更にキット側のミスが有ってアレする訳ですが…(謎。
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組立終了後の全体像をいくつか、
という所ですが、ロマン兵器としてはともかく、
実際に量産化されていたら…これはどうなんだろうなと(汗。


ヘッツァーよりはマシ、という気がしますが、
坂の昇り降りにおいて砲身が凄く邪魔になるので、
(某劇場版のT34/85参照)
平地などでは問題なく運用できるものの、
丘陵地帯とかでは色々と制限が出て来てしまうので、
全く問題が無い…訳ではないのがネックかなと(苦笑。
ディティール追加は車体後半部分に移っていますが、
エンジンデッキのパネルが2種類セットされているので、
こちらも2パターンの状態で組上げています。

いつもなら排気側の丸い部分に押さえリングを追加しているのですが、
今回はリング部にボルト状のモールドが有ったのでパス、
代わりに吸気側の四角い方に追加してみました。
…地味に歪んでいますが、まあいいかなと(ぇ。

そんな所で工作が終わってしまましたが(!、
後は全体像を流して取りあえずの区切り…かなと。
細部の組立が続きますが、
まずはフェンダー等の工作が終わった所です。

ジャッキブロックにガイドっぽいものを付けようかと思いましたが、
取付側の凹凸が邪魔して上手くデッチ上げられなかったので、
そのままとしています(ぇ。


…書くの忘れてましたが、上辺側の棒状モールドはフック類、
という感じなので、いつも通りに?削り落として0.5mm真鍮棒で置き換えです。
…結構数が有るので大変ですが、車体上下の接着前に済ませておいて、
裏面から瞬着を流して固定しています。
(表面にも少し流して溶接跡っぽくしています)
足回りが出来たので今度は履帯を組んでいきます。

このキット、ベルト式と接着連結式とのコンパチでは有るものの、
キットのベルト式はかなり短くて取り付けられませんし、
どのみち接着連結式を選択する事になりますね…(苦笑。

んで、枚数的には取説通りの75枚でピッタリ、
…アレ、この前の作業で
起動輪位置を修正したのに、
数が変わらない
ってどうか、
…とか言っていけないんだろうなと(をい。

他、このキットの履帯パーツには突き出しピン跡が有ったりするので、
気にする場合は全数にパテ埋めをしてから(!
…という作業が発生しますね、いっそフリウルの履帯に交換、
というのも有りますが、
まあそこまでこのアイテムに思い入れが有る訳でもないので(ぇ、
とりあえずこのまま進めます。
さて、用意したのはティーガーIIの最終減速機カバーです。
トラペのバリエーション系キットやドラゴンなどの余剰パーツです。
(これまでに幾つか組み倒したので…)

但し、そのままではE-25の起動輪をセット出来ないので、
外側に来る部分を切り落とさないとならない訳ですが、
そうすると今度は起動輪の軸位置が無くなってしまう為、
新たにセンター部分を作る必要が有り、
その為にプラ板を円形に切り出す次第です(長っ。

まあ、適当にやるので、そこらに有ったエッチングパーツの残りをゲージにして
丸く切り取る訳ですね…。

2枚目が追加工状態で、起動輪側には2mmの真鍮棒でシャフト部を延長、
減速機カバーの方はプラ板を貼った後、
パテ打ちで補強を入れています。

3枚目で車体部への取付をしていますが、
削り落とす前にセンター出しの為穴を開けておき、
最終的に起動輪の延長シャフト部と同じ2mmの穴を開けていきます。

後は起動輪とフィットする様、
カバーパーツを削り込んでいく訳ですが…。
    ↑          ↑
(穴開けのみ)  (基部付け直し)
    ↓          ↓
結構かかりましたね…パーツ数が少ないので、当初はもっとサクっと工作が進むと思っていたんですが、
やってみると足回りで想定以上に時間が取られましたね…流石は昔のキットだなと(苦笑。

この後は塗装編になりますが、大きさ的にも重さ的にもそれ程でもないので(苦笑、
何とか他の単品ストックと組み合わせて塗装できればと。…どうするかな…。
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