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■第36.5回 「JagdTiger (P)」(ドラゴン)
ロマン兵器の後は大砲ロマンかな…(ぇ。

今回セレクトしたのは1995年頃の古参キット、
…なので気分的にはキット供養的な意味合いが強いかも(苦笑。
(キット番号も「6051」と黒歴史第一世代と呼ばれる時期のキット)

さて、画像はパッケと中身の画像ですが、
ヤクトティーガーでは有るものの、
試作タイプ扱いのポルシェサスを搭載したタイプで、
10両ほどが生産されたものの、VK4501(P)と同じくアレだったため、
結局量産型はヘンシェル社のトーションバー方式になっています。

んで、キット的には色々と難が有るものなので、
履帯と砲身の更新をしつつ、
色々とデッチアップしながら完成を目指そうかと(ぉ。


(購入当時色々有って長い事途中放置していたキットで、
理由はまあ、この後見て行けば分かるかも?)
前側の追加工作ですね。

フロントフェンダーのストッパーに側面部の留め金、
ライトコードにハッチの取っ手、OVMのクランプハンドル、
右側面には履帯交換用のワイヤを引っ掛けるフック多数、
予備履帯は真鍮棒を通してストッパー部分と連結させています。


…ティーガーIIとか結構組んできていますが、
本来はこういう感じに履帯の連結ピンを通して固定するんですよね…。
まあ、フリウルでなければ、こういうの結構面倒なんですがっ。
(0.5mmの貫通穴を開けていかねばならないので)


戦闘室上側の小フックは…車体上下接着前に打ち込んでいますが、
前と後ろに4ヶ所、側面が5箇所、エンジンデッキ側面にも4個、
…と結構有るので根気が試されるかも(汗。

(後ろ側のフックは後で付け忘れに気付いたため、
実際の数より少ないのは…まあ、試作仕様って事で)
工作完了状態の全体像です。

「ポルシェ型」と言いつつシルエット的には殆ど差がないので、
(そうなの?)的な感想が多いかもでしょうが、
実際足回りだけですしね…(汗。

今回側面フェンダーの数とかが左右非対称になってますが、
付けていない方はパーツ処理に失敗したから、
…ってのはここだけの話(ぇぇぇ。


側面にはティーガーIIとほぼ同様の牽引ワイヤとクリーニングロッドが装備されますが、
一体成型でワイヤの通し穴がないので、自作の枠だけになってます。

上面の擬装用小フックはエッチングパーツが付属しますが、
小さいので自作の真鍮棒を加工し、打ち込みしてあります。
…数が結構多かったので大変でしたがっ。

まあ、この辺はこの後のアップ画像で説明しようかなと(ぉ。
履帯の更新作業です。


試作型ティーガーIIと同じく、18枚歯起動輪用の
スケルトンタイプ?履帯が使われており、今回のはそれを連結していきますが…。
基本構造となる2枚一組の内、ロッド状の部分が3個も有るので、
最初にこの5パーツを組み合わせて基本組を作り、20枚ずつ準備していきます(汗。

これを更に繋げて必要枚数を揃えていきますが…。
今回は48組96枚で丁度良い感じになるっぽいです(ぉ。

んで、キットパーツとの比較も出していますが、
センターガイドの有るブロックにセンターガイドが1列しかなく、
拘るならやはりフリウルかな、と感じた次第(苦笑。

まあこれ、普通に連結していく場合でも、
仮接着の個数が多い分、かなりの苦労が予想されるパーツ構成ですね…。

まあこれがネックになって何年も放置していた…
というのが一つの理由でもあるんですがっ。
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(センターガイドが1列しかない)
ふぅ、やはり単体工作だと早いですね…(苦笑。
その昔、タミヤのMMシリーズ(旧作)を組んだ記憶が有るのですが、工作技術が上がるとこうなってしまうのかと(感慨。

今回連作にしなかったのはストックのヤクト(ヘンシェルサスタイプ)がまだ一杯ある関係でそっちは纏めて、
…という気分で居たりするので今回は単体なんですよね…(ぉ。

さて、この後は塗装編ですが、タイトルに有る通り36.5回なので…(汗。
RBモデルの砲身とキットパーツの比較です。

時代的にかなり古い事も有り、
貼り合わせの精度が良くないので、
割高になるにしても、
交換する方が良いかも…(苦笑。

但し、キットの防盾部と合わせるダボとかが無いので、
取付前にパテを事前に防盾部側に埋め込んでおいて、
更に瞬着を流す、
という力技方法でガッチリと固定しています。


…で、2枚目から3枚目で一気に様相が変わってきていますが、
上下接着前に打ち込んでおいたディティールも有るので、
戦車型よりはアッサリ終わった様な感じですね…(苦笑。
履帯が付いたので車体部の上下を接着する訳ですが、
内側の補強を入れる前に天板部周辺のフック類の打ち込みをし、
(キットにはエッチングパーツが付属しますが小さいですし、
適度に大きい方が精密感が増すかと思うので…)
真鍮棒やプラ材で内側の補強を入れてから、上下接着をします。


…画像1枚目に有りますが、プラ材の桁打ちの代わりに、
余剰となった履帯パーツを貼り込んでパテ埋めし、
補強としています(ぇ。

貧乏性ですな…ある意味無駄遣いですがっ。
フリウル履帯の取付状態ですが、
ティーガーIIが大体90枚なのに対し、
車体が僅かながら延長されている分、
必要数は96枚といった所ですね、これ。


取説に目安の枚数すら記載されていないので(!、
キットパーツを使う場合でも目標値が定まらない分、
二の足を踏んで積んでしまう事が多いんですよね…(苦笑。


…こういうアンフレンドリーな部分が積み重なって、
最近のドラゴンは不人気になってしまっているのでは、とか(汗。


尚、誘導輪の嵌め合いがキツかったり、
弛み調整前提の構造なので位置決めが出来ないので、
取付前にそれっぽい位置を出しておく必要が有りますね…
こういう部分もかつての自分が放り出した理由のひとつかなと。
転輪が付きました。


P虎の時と違って転輪はサス1本に付き1枚しかないので、
まあこれ、70t近い車体を支えるのに当り、
サス本体はともかく、転輪部にかかる接地圧は相当高い感じなので、
成程、これは色々と問題が…出ない方がオカシイかも(ぇ。


2枚目には起動輪のパーツ比較を出しておきましたが、
フリウル履帯の付属パーツに18枚歯の起動輪があるので、
今回はこれを使います。
まあ、スポーク部の厚み表現が良いので、キットパーツはパスしたわけですな…(苦笑。
試作型でもあるポルシェ型のヤクトティーガーには
ツィンメリットコーティングがなされており、
まあこれが過去の自分が放置していた理由のひとつ(他にも有ります…)で、
結構面倒ですが以前のポルシェ砲塔のティーガーIIと同様に
タミヤパテとブレードで刻み目を入れていきます。

戦車型と違うのは、上側には施されていない
(磁気吸着地雷除けなので手の届かない部分は省略された、という事らしいです)事と、
実車ではフェンダー部分にもびっしりと施されている事なんですが、
面倒なのでフェンダー部分のコーティングは省略
する事にしました(ぇ。

2枚目がサス基部の取付状態ですが、
今回はフリウルの金属履帯が付くので、
全ての軸に真鍮棒の軸打ちを行っています。

この形、見覚えが有るかもですが、
過去作のP虎(VK4501(P))のサスペンションと同じもので、
この縦置きトーションバーはコストや工数こそ少ないものの、
性能的にはイマイチだったらしく後の生産型では、
従来通りのトーションバー方式に戻っています。
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車体後半部分のディティール画像です。

分類的にはヤクトティーガーの極初期型とも言える車両ですが、
後の車両に見受けられるエンジンデッキ上の機銃架が無く、
車両によっては排気管のカバーが付く車両もあるので、
差異を出す為に付けたかったのですが…パーツ化されていないので、
とりあえず支持架をデッチ上げています。


ティーガーIIにも有った燃料タンクの空気取り入れ口パイプが
右側にのみ有るのでパイプ部をデッチ上げたり、
毎度のワイヤラックや吸気グリルのリングを追加しています。
(細かい所ではバールのホルダや先端カバー、
ジャッキブロックの取付ガイド板とか、排気管カバーのフックとか…)


他、消火器のホルダ部のディティールがイマイチだったので、
プラ板で作り直してますね…我ながらアレですがっ。

…結構盛ってますね…(苦笑。