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■「ベルゲパンター(Sd.Kfz.179)」(撮影編)
チラ見えする車体内部とか。

砲弾ラックとかが無い分、
非常にすっきりした感じです。

床下からドライブシャフトが伸びてきていて、
中央にはでデファレンシャルギアBOX、
減速・変速機BOXがチラ見え、
シートは背もたれがチラ見えする程度ですが、
…「組んでから塗る」割には、
まずまずの出来栄えになった?…かも。


模型製作の手間的には、
中身が入っていないMBTキットの方が、
やり易いとは思いますが、
こういうキットもAFVのいちジャンルなので、
もっとメジャー化しても…!?
『毎度お馴染みの
 戦車回収車でございます、
 ご不用になりました戦車、
 装甲車、自走砲、
 その他装軌車両が
 ございましたら、
 お気軽に声をおかけください』


…って、何だこの風紀委員っぽいやつ(汗




…ま、それはさておき、
いつも通りの撮影編の開始ですっ。
さて、今更ですが画像を追加します(ぇ。

連載記事的には20回めを参照なのですが、
タミヤのティーガーI後期型の限定版に
付属するフィギュアを乗っけてみたり。

服装で分かるかもですが、
回収班とか工兵の類ではなく、
歴とした戦車兵ですので、
本来この車両に乗っているクルーではなく、
彼らが乗っていたティーガーなりパンターなりを
牽引している折に、
便乗しているというシチュエーションで(汗。

(戦車兵以外の兵科では黒服を使用しておらず、
殆どの場合、フィールドグリーンの上着かズボンを
着用しているのが一般的)



ツナギの迷彩服の兵士の右手には、
(見えませんが)パイプが握られており、
一服している折に、
禁煙を勧めているのか、
或は貰いタバコを所望しているのか、
…って感じのストーリーかなと。

(西部戦線ではアメリカ軍の補給物資の中から、
ラッキーストライクを接収して、
皆でふかしている画像とかもあったり)
上部構造物のアップとか。

見どころは角材…って先にも書いてますね…。


気になるのは簡易クレーンの使い方ですけど、
現用のそれとは違い、
アームは伸びない、旋回も出来ないので、
「何に」「どうやって」が想像しにくい部分だったり。

WW2ドイツ戦車の砲塔には
「ピルツェン(またはピルツ)」と呼ばれる
輪っか状の小さな突起が付いていて、
ここに鉄パイプを固定して簡易クレーンを組み
(3本以上使って櫓を組む感じ)、
砲弾を吊り上げたりしていたらしいですが、

…この車両は砲弾使いませんので…(脂汗。
ちょっと上からの画像になりますが、
適度に錆が流れた…感じに見えていればと。

この車両、前側からしか搭乗出来ないので、
必然的に前側の塗膜が剥がれると思われ、
漫然と汚すだけでなく、
「どう使われていたか」的な部分にも気を使いつつ、
よりリアルな作品にできればと。
前方側面のアップとか。

90年代のイタレリと21世紀のドラゴンの差というか、
車体のもっさい感と転輪部のシャープさが
際立つ気がします(汗。
正面から。

先にも書いた通り、
D~A初期の車体を使用しているため、
前面の操縦手用クラッペ(向かって右)と、
無選手用のピストルポート(同左)が有ります。

穴開け工程の手間と防御上の理由から、
前者は車体上の回転式ペリスコープに変更、
後者はボールマウント式の機銃になっています。
(他ページのF型とかヤクト~参照)

他、目を引くのは前面のダンパーっぽい部分と
搭乗用?の手摺ですが、
如何にも、っぽいのが良いなと。
ラストはスペード部分のアップを2点。

塗装前に近くの建設資材置き場などで
ブルドーザとかパワーショベルの観察をしてきましたが、
内側から外側に向かってのサビとか擦れ、
塗装の剥がれ具合が参考になるかと。

…で、ちょっと気になったのは、
この部分の鉄が普通に鋳造系なのか、
鍛造・圧延鋼板の類なのかで、
使い込まれた後の色合いが違う、という話でして…。
(分かりやすい例を挙げると刀、日本刀と西洋刀の違い)

まあ、要は質の高い鉄なら、
錆が浮いてきたら変形したり、
表面がボコボコになったりはし難いので、
…さてこの部分はどうなのかなと。

又聞きレベルでは、当時のドイツの鉄鋼技術は
かなり高かったらしく、
それが各種の大砲生産を支えていたという話もあり、
この駐鋤部分も結構良い質の鉄を使っているのでは…と。

(錆びている様に見えても、それは表面だけで、
ボロボロと崩れたりせず、剛性を確保し続けている、
…と思われるのですが…さて)
予備キャタピラには適度に穴を開けておいたのですが、
…もう少し整形した方が良かったかなと(汗。


WW2ドイツ車両って、
やたらとこの手の肉抜き穴があるタイプが多くて、
車体装備分くらいは、
適度に穴を開けねばならないので、困った所です。


…最近のキャタピラはこれが最初から
抜けていたりしますが…凄いなと。
少し下がって、
後部の画像をまた3点ほど。


スペードを装備したため、
後部両脇のゲペックカステン(雑具箱)は廃止、
ジャッキ装着位置も後部中央から横にズレ、
ってまあ、ジャッキ本体のディティールが…。



他、製作編で書いたかもですが、
簡易クレーン用の台座が付いた分、
予備キャタピラのラックが実車には無く、
デッチアップでラックを装着していますが、
…言わなければ良いのにねぇ…。




後、本来なら留めピンに脱落防止用の
チェーンが付くのですが、
…流石に面倒くさくなってそのまんまです(苦笑。
他の画像でも見えていますが、
メッシュ越しにグリル部分のリブが見えるので、
この手のディティールアップは必須なんだなと。

余談ですが、実戦参加により
破れたり外れたりするのが普通なので、
必ずしもフル装着が良い、という訳でも無かったり。

…面倒なので毎回全部付けてますけど。
エンジンデッキの画像を2点。
V字型のものはドロウバー(牽引棒)で、
後部のU字フックに引っ掛けて使います。

ウインチと併用するかどうかですが、
重量物を牽引する場合、ワイヤーよりは
剛性の高い棒で接続されます。


…現代の車でレッカー車を連想しますが、
あれは乗用車の重量は2,3t程度だからなので、
その10倍以上の重量物であるAFVを
牽引するのには…というお話(をぉ。
ウインチ部のアップですが、
…う~む、改めて思いましたが、
ワイヤーのモールドがイマイチに見えるので、
ボビン部の自作と、水糸を使って、
作り直したら、もっと良くなるかも…。


…今後の課題ですね…。
今度は左側から見上げる感じで。

戦車砲には遠く及びませんが、
20mm機関砲も強力な武装ですし、
強そうに見えなくもない…と思うのですが、

…あんまり人気無いんですよね…(ぼそ。
…で、そのもっさい感を払拭する意味も有り、
工具の留め具にエッチングパーツを
多数使っておりますが、
こうやってアップ撮りすると、
我ながら「をぉ…」とか。


…いつの間にやら工作技術がアップしているものだなと。
…で、出来る様になったら今度は老眼が…(ぇ。
後方ショットを再度、
視線を下げて2点。

「随伴歩兵視点」というのを毎回書いていますが、
非戦闘車両なので、
頼もしい感はあんまり無いなと(苦笑。
視点を下げてのショット。

MBTならば力強さが…ですが、
独特の印象が有るかと。
左側面からアップ気味に。

色合い的に角材のコントラストが目を引きます。
イメージ的には線路の枕木っぽいですが、
…これを見た人がどう思われるか…

一応ですが、車体色と同じに仕上げても、
特に問題はない…かと思います。

(個人的には塗り分けた方が、
別物感を演出できるので、
毎回色分けしてますが)
真上から。

正に「ナンダコレ」な画像ですが、
配置とかが良く分かるのではと。

で、車体の余裕が有ると思われていた
パンターですら、ウインチを詰め込むと
車体の2/3のスペースを使ってしまう感じで、
見た目より居住性は良くないみたいです。

そして、ウインチ本体もピッチリ入っているので、
こいつの操作は車体の何処でどうやってするのか、
…謎が深まるばかりです(苦笑。

(実車の画像が少ないので、
新資料の発見が待たれるところかと)
後面から。

現代日本に生きる身としては、
ドーザーブレードと混同してしまいがちですが、
これは作業するためのものではなく、
踏ん張り用のスペード(駐鋤)なので、
覚えておいていただければと。

…現用の自走砲にも結構装備されていますので…
側面から2点。

イタレリキットはデフォルメとか省略が多いですが、
パンターシリーズのD~A初期型の車体、
というのがちゃんと分かる様にはなっております。

キットにはスポンソンの下にシュルツェンの
支持架の基部が有りますが、
削っておくか、基部をエッチングパーツで再現するか、
何れかしておいた方が良いかも。


…や、モールドがねぇ…
今更ですが。
後方よりのショットを2点。

非戦闘車両だからか、
他の車両に比べて力強さ的なもの、
は感じないですね…。

武装が20mm機関砲だけ、
…だからかもしれませんけど。
少し視線を下げた感じで。
マニュアルもしくは記録用の画像っぽく
見えますが、特段意識したわけでもなく、
単なる偶然です(ぇ。
右側面から。

構造物の関係で微妙に左右非対称なので、
何方側から撮るのがベストなのか、
悩ましい限りですね…。

高さのあるクレーンが奥に来るので、
見た目のバランスは良いかと。
俯瞰構図とか。
戦車とは違うゴチャつき感が特徴ですが、
生活感が垣間見える所が良いなと。
漸く更新できました…。ふぅ、今回は溜め込み期間が実に長かったな…。 <自分で言うな
原因は、撮影時の天候が不順で、整理前の画像が100枚以上もあった事とか、
4月に入ってから、駄弁り先の某模型店の休店準備に伴い、アレやコレやでガタガタしていた事とか、
次回作の組立に逃避していて、整理作業をサボリまくっていたから…ですね(苦笑。

さて、次回の予定ですが、引き続き墓場シリーズのサルベージ、
…とは言っても新規製作分と合わせて、「まとめて3個のドM認定作業」なので、…いつ頃終わるのかなと。

本作例に関するご意見・ご質問・その他ご要望等に付きましては、
当サイトのBBS、または直接メールにて承りますので、よろしくお願いいたします。
尚、販売・譲渡・委託製作に関しましては、承って居りませんので、予めご了解くださいませ。
                                                       (2015.05.09)
                                      (フィギュア付き画像を追加 2016.09.25)
まずは全体像っぽいものから。

2種類あるのは、まあ光源の関係で
見え方が異なる画像が出来てしまったからで、
深い意味はないかと。

で、実物はどうなのかというと、
製作編でアップ気味に出てきた画像の色合いが
近いので、難しい所です。

他のページでジャーマングレイの車両とかが
出ているのですが、
こういった「色の濃い」タイプに関しては、
下地のグラデも拾ってくれたりするので、
重宝していたりしますが、
この手の黄色系車両は…(汗。
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