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■「T-80U (Xact)」(撮影編)
「グポ~ン」

(書き文字風に)


*ケロ○軍曹風ならば、
「ビコーーン!」かも(ぇ。
(以下、余話っぽい内容ですが参考まで)

 T-80はソ連時代も含め多種多様な派生型が存在するMBTですが、
 意外にも?その歴史は古く、1960年代後半辺りから開発がスタート(T-64がベースとなっている為)し、
 1970年には試作車が完成していたとされています。
 但し、搭載するガスタービンエンジンの信頼性が問題となったのか、
 その制式化は1976年にまでずれ込んでおり、
 冷戦期における秘密兵器として秘匿されていた線も有る…のかなと。

 バリエーションの方は1970年代後半から続々と改良や改修を重ねており、
 1978年には早くもB型(エンジンの換装と主砲発射ミサイルの追加…レフレクスとかバスチオンとかコブラとか色々有ります)、
 更に1985年にはコンタークト1(ブロック状のERA)を装備したBV型が登場し、
 ERAをモジュール化して、洗練化させた形状に変化させた外観を持つU型が登場しています。
 (多分コンタークトシリーズの「2」以降の名称が有る筈ですがイマイチ不明)

 で、このU型の改修内容は外観だけでなく、内部の射撃システムやコンピュータ等の電子機器の換装も有り、
 このシリーズがほぼ完成形とも言えるのですが、時期的に1980年代の末という事も有り、
 すぐ後のソ連崩壊を受けて、ここからこのU型ベースの派生車両がわんさか有るんですよね…。

 まずUD型に関しては、ガスタービンエンジンの整備性と維持コストを解消すべく、
 信頼性の高いディーゼルエンジンに改装したタイプですが、前側の外観はほぼ同じなので、
 まあナニがナニやらですね…良く見ると砲塔後部の装備品(渡渉用の装備)が撤去されていたりしますが…。
 (このUD型はソ連崩壊後、独立したウクライナで生産が継続され、
 パキスタンへ300台余りが輸出され、その後T-84シリーズへ発展していきます)

 他のバリエーションとしてはシュトゥーラを装備したUK、
 UK仕様からシュトゥーラ部分のみを撤去した輸出用?UE、
 エンジンの再改装(1100→1250hp)と電子機器の近代化を施したUM、
 更にアレーナ防御システムを搭載したUM1、
 ドローズド1防御システムを搭載したUM2、…と続き、最後の方はどの程度配備が進んでいるのか、
 謎多き車両なので…1/35キットが出ればもう少し分かるかも(ぇ。

[EOF]
何とかページ化できましたね…梅雨時による延期が有ったものの、撮影を終わらせた直後に
出向の話が舞い込んできてしまい、記事作成がかなり遅れた格好になっています…参ったなと。
製作編でも書いた通り、ソ連・ロシア系の車両は近年キットの新規リリースが多く、
作ってみたいものが沢山あるので、悩ましい限りです(苦笑。

次回作は再び大戦もの…ではありますが、カテゴリ的にどうなのかなと(ぇ。
この出向期間中にあれだけは終わらせたい、と思っていたり。

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当サイトのBBS、または直接メールにて承りますので、よろしくお願いいたします。
尚、販売・譲渡・委託製作に関しましては、承って居りませんので、予めご了解くださいませ。
                                               (2015.07.20
ラストは製作編でもあった、
車体後部の上面ディテールとか。

…ちとキレイ過ぎたかも(汗。
雑具箱と予備弾倉のケースが見えますが、
これもまた増加装甲の代わりというか、
RPGとかバズーカまでなら、
これで何とか貫通は防げる…のかなと。
ハッチの周囲に
穴付きの杭が幾つか立っていますが、
これは機銃ポストの様で、
IDFの車両と同様、
歩兵の肉薄攻撃に対応するためのもの、
…みたいです。
砲塔部のアップを幾つか。

製作編の画像を見れば一目瞭然ですが、
砲塔本体は鋳造の一体成型に
限りなく近い様で、
ERAが付いている部分とそうでない部分とで、
雰囲気が異なるのが目を引きます。


装甲そのものの防御力は確かに
鋳造の方が有利な部分も多いですが、
近年の炸薬系弾頭に対応できず、
この様なリアクティブアーマーとか
追加装甲で対応している訳ですが、
鋳造の曲面部分が追加装備をし難くしている(?
部分が有り、本体むき出しの部分が
所々に見受けられる理由なんだろうなと。
後部のアップを2枚。

側面フェンダーの形状が
前側と後ろ側とで違うのですが、
戦闘時の被弾を考慮して、
前側には比較的しっかりしたもの、
後ろ側にはシンプルなもの、
…という事かも。
車体前の上面とか。
フェンダー上に予備キャタピラが
各1枚ずつですが、
大戦ドイツものとかを多く手掛けてきた
身としては…随分少ないなと。

ガスタービンエンジン
→速度結構出せる
→機動状態によってはアッサリ切れる可能性大、
…なので、もっと有っても良さそうですけど。
フロント部のアップ。
両サイドのフラップ以外に、
正面にも地雷を含めて?障害物除け?の
フラップ(ないしブレード)が目を引きます。

ディティール的にゴムっぽい気がしたので、
そういった表現をしていますが、
…パッケ写真とかだと車体色まんまなので、
…実物はどうなんだろうなと。
随伴歩兵視点の画像を2枚。

以前にも書きましたが
「アドバンスド大戦略」シリーズのプレイにより、
自分は大戦もののソ連車両は「敵」認定と
刷り込まれてしまっていて、
あまり良い印象を持っておりませんが、
流石に近年のものはそうでも無くなってきたかなと。


…で、やはり気になるのは装備品の少なさで、
工具とか仕舞うスペースって、
この小さな車両の何処に有るのかと。


(サイト内の過去作ではAMX30B2が有りますが、
側面フェンダーの上にちょっとした蓋付き箱が有るものの、
それでもシャベルとかツルハシは外に装備されているので)
後面ショット。
予備燃料タンクのすぐ下に
テールランプが見えます。

これがEU圏の車両なら、
公道の走行時用にウインカー部分が有るのですが、
シンプルな1灯式なのが目を引きます。
正面寄りの画像も2点。

小さい小さいと言いつつ武装は
125mm砲ですので、
こういうショットはかなり迫力が有ります。


昔ハリ○ッド映画で「ラ○ボー」の
シリーズが有りましたが、
あの辺に出てきたソ連車両の
イメージが何となく湧いてきたかも(冷汗。


尚、主砲がやや右を向いているのは、
この車両の操縦手ハッチが真ん中に有るからで、
非戦闘時はこの状態が基本だからです。
(ハッチはスライド式なので開けられますが、
そのままだと、頭を出したりもできないので)

まあ、車両感覚としては真ん中が便利なのですが、
左右どちらかに寄せておけば、
反対側に相応の車内スペースが出来るので、
欧州の車両は従来通り左側のものが多いかと。
側面図を2枚。
M1A1とかレオパルトシリーズと比べると、
非常に小さい感じがしますね…。

乗員も含め車内スペースには
余裕が殆ど無いので、
T90も含めてこの車両の発展性は
ほぼ限界にきている感じで、
今後ロシアのMBTがどう変化していくか、
注目していきたいなと。


…2015年のパレードで
「T-14」なる新型車両が登場しましたが、
無人砲塔は今後どうなるのかな、とか。
後部からの俯瞰ですが、
西側MBTが砲塔後部を延長して
弾薬スペースを確保しているのに対し、
ロシア車両は本当に小さい砲塔だなと。

陸自も含め西側陣営のMBTでは、
潜水装備(シュノーケルパイプ)は
別途装備するのに対し、
こちらは標準的に装備しているので、
使用頻度が高いんだな、とか。
西側MBTとは異なる装甲、
基礎構造のシンプルさ、
意外にSFチックな装備品の数々、
…で、かなりカオスな雰囲気をまとっておりますが、
この「ワル格好良い」部分が、
ソ連・ロシア車両の魅力なのかなと。
俯瞰系の構図で悩むのは、
サーチライトが見えるか見えないかで
かなり印象が異なるからで、

…難しい所だなと。


T90では外観が変化し、
更に主砲の両側に装備されているので、
印象がガラリと変わりますが…。
さて、全体像っぽいものが
幾つか続いておりますが、
T80シリーズは米軍のM1戦車と同様、
ガスタービンエンジンを搭載して機動力を
大幅に向上させているそうですが、
燃費はかなり悪く、
コストもバカ高くて国外での採用は無い、
…というより本国防衛用なので、
そもそも輸出自体されていなかった様な…。


とはいえ、湾岸及びイラク戦争で
(モンキーモデルだったとはいえ)
T72(実態はT55ないし62)がボコボコに
された以上、安かろう悪かろうの烙印を受けたため、
T80のコンポーネントを利用して安価なモデルを
目指したのがT90ですし、
(元々はT-72BMとして開発されていたシリーズを
湾岸戦争時の悪印象から型式呼称を変えた、
って説が有ります)
そういった観点からも、現状のロシアでの
最強MBTはこのT80シリーズなんだろうなと。
…って擬音が出てきそうな、
モノアイならぬ赤外線カメラ(ライト)を
メインに据えた画像からスタートです。
そういう意味では、某MSのアレはこの辺りから
インスパイアされているのかなと(笑。


画像のキャプションそっちのけの話ですが、
赤外線カメラはWW2ドイツ軍が末期に
部分的に採用したのが(多分)最初で、
その時期の投光器と受光器は別々になっており、
大型のもの(特に投光器をサーチライトとして使用)は
ハーフトラックなどに載せて
運用していた様です(某夜間戦闘機と同じく、
Uhu/Owlと呼ばれていたかと)。


戦後車両では陸自の74式が大型の投光器を
装備していましたが、
サーチライトの名の通り、アクティブ方式では
発見される可能性(先制攻撃を受ける)が高いため、
西側諸国の装備はパッシブ方式
(敵側の赤外線を感知する)に改められたり、
低光量カメラに更新されている部分かと。


当然、後に挙げた方式はまだまだコスト面の
問題が有るのか、ロシア系の車両はT90に至るまで、
アクティブ方式のスタイルの様で、
今後の基本装備がどうなっていくのか、
気になるところです(ぉ。
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