■「T-90 & T-90A」 (撮影編)
「ゴゴゴ…」
という擬音が似合いそうですが、
そんな感じで撮影編です。
まずは集合画像を元サイズで2枚。
ラス前は無印とA型を直接比較してみたり。
上面から見ると、
鋳造と溶接構造の砲塔とで
かなり印象が変わりますが、
A型の方はERAブロックを追加した事も有り、
大分印象が変わって見えるかも。
ロシア車両は
物騒な雰囲気が強いですが、
こうして並ぶと、
さらに強調されますね…。
ラストはエンジンデッキ周辺とか。
実際のところ。砲塔部の構造変更に伴い、
側面の雑具箱の形状も微妙に変化していて、
良く見ないと分からないレベルです(苦笑。
エンジンデッキの吸気グリルはA型のみ、
カバー無しのスタイルにしておりますが、
先にも書いた通り、カバー有りがデフォルトです。
ふぅ、何とか今回も終わりましたね…期間的には2.5ヶ月といった所ですが、
車体部の工作がやたらと細かかった分、(電飾とかの余計な工作もしていないのに)随分長くかかった印象が有ったり。
まあ、今回のでまたしても変な方向で自信が付いてしまったので、何れ懲りずにまた…(脂汗。
さて、次回はついに20回目になるのですが、ぼつぼつ大戦ものとかガルパンものも手掛けるべきかと思い、
放置しっぱなしのIV号(H型)を予定しておりますが、色々と欲張ってしまっているので…どうなる事やら(苦笑。
当作例に関するご意見・ご質問・その他要望等に付きましては、
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なお、販売・譲渡・委託製作に関しましては、承っておりませんので、予めご了承くださいませ。
(2016.08.27)
更に砲塔後面の比較画像とか。
縦2列に分かれた赤いランプは、
行軍時の車間確認用に使われるそうで、
近い距離だと2個、遠い距離だと1個に見える、
…という、WW2ドイツ軍車両等で見られた、
4灯式のテールランプと同じ役割のもの、だそうです(ぉ。
上ないし下に付属する小さいランプは、
表示用とか車体本体の高さ表示も兼ねているみたいで、
鉄道車両で言う所の「車両限界」の表示、
という意味合いが強いみたいです。
…このサイズのランプは各所に付いていますが、
現用車両は公道を走るケースも有るので、
トラックと同じ様に付いていたり、
ウインカーとして使われているケースも有るのではと。
エンブレムの比較画像とか。
先にも書きましたが、
旗付きのマークは「2級」だそうで、
下画像に有る無印タイプが付けているのは、
1級なのか3級なのか、
気になる所ですね…。
さて、比較画像を出したのには
他にも理由がありまして、
この部分のサーチライトと発煙筒に関し、
内容は同じでも取付方法が異なっていたりするので、
ああこんな違いが有るんだ、
…と感じていただければと。
因みにライトにはコードが付いているのですけど、
実はこれ補強目的の真鍮線でして、
こうでもしておかないと、すぐ折れてしまうので…。
(工作中、実際壊してしまった為)
砲塔上面の俯瞰とか。
基本的に砲塔が溶接構造に変わっただけですが、
外側に付く装備が基本的に同じなので、
ぱっと見の印象は大差ない感じですね…。
他、細かい所が変わっておりますが、
この後の画像で比較しながらコメントしていこうかと。
後面寄りのショットを2種。
先の無印版と違い、
こちらはロービジ(Low Visuality)なので、
車体側には何のマーキングも無かったり。
余談ですがロシア迷彩って
縦方向より横方向に模様が入るケースが
多いのですが、塗装の際に人が直接というか、
脚立とかあまり使わずにやっているのかなと。
(上面を塗るにはその手のものが必要なので)
正面寄りのショット。
…が、マークが見えないと型式が判別できない罠。
車体工作・塗装時に無印版とテレコにしない様、
内側にプラ板を貼ったりしていましたが、
実質は全く同じなので、
塗装時にテレコにしない様にする、
…ってのが複数種同時製作のコツかなと(ぉ。
正面寄りの煽り画像とか。
気付いた人が居るかもですが、
MENG社のA型パッケの画像がこれだったので、
(積んだままですけど)やっておこうかと。
…これ、角度とかを調整していけば、
車長ハッチ側のカメラも画像に収められそうで、
…成程と(ぉ。
さて、ここからはA型を中心に。
軍装に付いてはあまり詳しくありませんが、
旗付きの星マークは
兵士に授与される場合は
『祖国戦争勲章2級』と呼ぶそうですけど、
当然に1級とか3級とかが存在するでしょうし、
パレード参加時のT-72がこのマークで
統一されていた画像も有ったりするので、
割とメジャーなエンブレムなのかなと。
起動輪とマフラー周辺とか。
過去作ではBMP-Tになりますが、
初期段階の車両では
この部分は装甲化されておらず
(といっても排気の関係でスラットアーマー風ですけど)、
ムキ出しなのが目を引きます。
エンジンデッキ周辺とか。
過去作の1K17/2S19を例に挙げるまでもなく?
T-72系列とほぼ同じレイアウトです。
但し、後端の吸気?グリル部分には
カバーが付いていて、異物混入対策なのか、
それとも厳冬期への対策なのか、
良く分かっていない部分かと。
後で比較画像を出しますが、
ディティール優先でA型の方はカバーを
外した(基部だけ)スタイルにしているのですが、
基本はカバーありがデフォルトです。
砲塔前面の周辺アップとか。
やや分かりづらいのですが、
両脇のシュトゥーラは主砲の俯迎と連動する(!
様になっていて、
使用する際に主砲を動かす事になりますね…。
で、このシュトゥーラはロシア本国での仕様にしか
採用されていないので、実際のところ、
どの程度のジャミング効果が有るのか、
割と謎な部分が多いですね…。
砲塔上面を2方向から。
車長ハッチ上の機銃がかなりゴツい感じですが、
それ以外の部分もかなりゴチャ付いた感じですね…。
ハッチはロシア車両特有というか、
丸型ではなく半円形スタイルですが、
これは空けた時に盾として使う以外に、
厳冬期に風防として使う事も考慮して
この形にしているそうですが、
こういうのも実戦的というか、
ロシア車両の物騒さを表現している部分かも(汗。
砲塔上部には正面と側面にそれぞれ
蓋付きのステレオ式レーザー測距儀が
付いているのですが、正面はともかく、
側面(ハッチ脇)の2ヶ所は
ペリスコープに替わって、
外部視察用に使っているのかも…。
俯瞰構図のアップを2点。
ソ連・ロシアの戦後車両は
低い車高と鋳造砲塔が特徴的ですが、
戦力としてみた場合、西側のハイテク兵器に
対応できない箇所も多々出てきており、
その対策として様々な防御策が講じられているのですが、
こうしてみると実に渾沌としてますね…。
しかしながら、T-72の近代改修的な要素が
多々有る為、MBTとしての発展性はほぼ限界?
に達している様で、まずはT-90SMの様な
更なる改修を進めつつ、
容積に余裕のあるアルマータが開発されている訳で、
今後の陣容が気になるかも(汗。
ソ連崩壊後、ウクライナの独立を始め、
ソ連時代の友邦が独立した事で
ロシアでは相対的に国防の意義が高まっておりますし、
かつての様に影響力を発揮する上では、
軍事的な優位性も確保しようと考えるのは当然なので…。
この辺は今後の世界情勢にも関係してくるかなと(脂汗。
側面から2枚。
製作編では触れておりませんが、
前側側面装甲板付いているデカールに関し、
やや大きめの印刷になっているので、
台紙の縦横は現物合わせも含め、
ギリギリの所までカットしておいた方が無難かと。
…さて、113号車はともかく、
もう一方は666号車ですけど、
MENG製のT72B3キットのカラーガイドには同じく
666号車が有ったので、
…意外と有るものだなと(苦笑。
(ロシア正教もキリスト教から分派しているっぽいのですけど、
良いのかなと思ったり)
左後方からのショット。
トラペキットのデカールには、
今回使用しているパレード用のもの以外に、
実戦配備されている車両再現用の物もある訳ですが、
その場合はほぼ、砲塔部の番号のみ、みたいです。
今回のはパレード及び兵器ショウでのデモ用、
というマーキングにしてあるので、
車体側にも番号やら型式やらが入っていたり。
勿論、前側の鷹と国旗風のマークは
パレードならではのハイビジ(目立つマーク)ですけど、
ロシア車両はロービジ(地味なマーキング)が基本でしょうし、
珍しいので今回はこうしたわけで。
…バリエーションキットも多数積んでますし、
見た目の違いが有る方が面白いかなと。
真後ろとか。
予備燃料タンクのドラム缶が大きく張り出していて、
車体側のディティールは殆ど見えないオチ。
ちなみに予備キャタピラとかグローサー
(キャタピラの所々に噛ませる滑り止め用スパイク)
が装備されています。 <見えません
正面から。
主砲部分を全部収めたカットも撮ってみましたが、
イマイチだったので結局このスタイルで。
車体前面は結構分厚い印象を受けますが、
側面形がかなり尖っているので、
下面はほぼ影になってしまいますね…(汗。
右側面から。
あれやこれやで砲塔部分のシルエットが
見えなくなっているので、
ぱっと見の印象はかなり近代的に見えるかも。
…とはいえ、西側MBTは
基本的には角型で車幅一杯にまで大きくなっている分、
昔ながらの戦車っぽいイメージが無くなりつつあって、
良い意味で?レトロ臭のあるロシア戦車が、
普通に戦車っぽく見えてくる罠。
連載的にいつになるやらですが、
新型車両であるT-14及びアルマータのシリーズに関し、
無人砲塔を採用して小型化しているので、
この辺の見た目のバランスは
今後もまだまだ続いていくみたいですね…。
俯瞰で見ると分かりますが、
車体も砲塔もやっぱり小さいですね…。
で、いつも通り?砲身をオフセットしてみましたが、
シュトゥーラ部分が邪魔になって、
車体ハッチを開けた所で、
搭乗しにくいのは大して変わらないなと(苦笑。
…T-34以来の身長制限とか、
まだ有るのではと思ったり。
目線を下げていくと、
シュトゥーラ部分が無ければ、
旧来のT-72と見分けが付きにくいというか、
実際に無印のタイプから
近代改修扱いで改装された車両も有るそうで、
それらはB3型とも呼ばれていたり。
(トラペからは無印B、MENG社からはB3型が
既にリリースされていますが…何せ予算が…)
さて、ここからは単体画像です。
色違いではありますが、基本的に同じものなので、
同じ構図を纏めて流していきます。
割と毎回書いているかもですが、
ロシアは2016年現在でも最大級の国土を持つため、
迷彩パターンも結構色々有る様なのですが、
個人的に知っているパターンの2種
(南部の乾燥地域、例えばウクライナ方面を意識した
黄色と黒の迷彩、
モスクワを初めとした北部地域っぽい森林・湿地迷彩、
…の2つ)
をメインにして、今後も仕上げていくかなと。
現時点ではまだ量産配備されていない
アルマータ関連の車両も、
何れこれらとほぼ同様の迷彩を施されていくでしょうから、
想像を巡らせて仕上げていくのも面白いかと(ぉ。