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■第32回 「Tiger II ポルシェ砲塔」(TAKOM/DRAGON/MENG)
今回はMENG社の最新キットとも言うべき内容ですが、
アイテムがポルシェ砲塔なので、4号機(!)以降の内容を再現しようとすると、
ツィンメリットコーティングが避けて通れないネタになる訳で。
(砲塔側面のパーツ差替えで試作の零号機・初号機・弐号機の仕様が再現できるので、
敢えてそちらを選択するのもアリかと…表現がアレですがっ)

んで、方法論としては幾つかあるのですが、
メーカ純正のシール・デカール(タミヤ及びMENG)を貼る方法と、
ブレード(ノコ歯)と各種パテを使用して再現する2種類が一般的かなと。
(昔はヒートペンで一個ずつ刻み目を入れたりしてました…。
 やり過ぎて穴が開いてしまったりした事が有り、この方法は現在廃れています)

で、準備したのはタミヤのラッカーパテとコーティング用ブレードです(1枚目)。

2枚目は余剰パーツ(ドラゴンキットの余剰パーツ、ちなみにヤクトティーガーの後面パネル)で
テストピースを作ってみたの図ですね、
横に動かしながらゴザの目を作っていくのがヘンシェル方式(画面下側)
(ティーガーI後期型~ティーガーIIの初期生産タイプ)で、
縦ないし横にガーッと引いた後にスパチュラとかで線を入れるのがMAN方式(画面上側)
(パンター各型で採用されていますが、D型では横、A/G型では縦に入れて横線を後で引く、
って感じみたいです)ですね、名前の付け方はオリジナルなのでご了承下さい(ぇ。

因みにティーガー各型でのツィンメリットコーティングに関しては、
実車でも歯車みたいな工具を転がして模様付けしていたらしく、
モデルカステンの専用工具とポリパテを使用すると、結構深い模様が出来上がる様です。
パンターの場合は結構浅い刻み目なので、タミヤ工具の方が有利かも…。

…という事でコーティングするパーツを先に準備して、
パテを盛りつけてタミヤの冶具でこそぎ落としながらコートしていきますが、
曲面とモールドの多い部分を避けるのが結構難しいので、
…なる程、ポリパテ方式が推奨される訳だなと(汗。


という所で3枚目がコーティング完了後の画像ですが、
…まあ、イマイチですが何とかなるかなと(ぇ。
大戦もの連作か…極端から極端に移る感じですがっ。
前回が色々と長引いてしまった為、
今回はそれなりに作り慣れた系のモノを(連続で)手掛けてみようかと。

んで、まずはタコムの新作ティーガーIIになりますが、
話題をさらったフルインテリア付きの方ではなくて、
中身無しの試作型タイプですね、以降のポルシェ砲塔タイプとも
若干の違いが有るので、その辺を語りつつ、進めていければと。

で、画像はいつものパッケ絵と中身ぶちまけ状態ですが、
単体だとやはり少なめに感じてしまいますかね…(ぇ。
エッチングパーツもメッシュ以外は選択式ですし…。

…因みに前回のフィギュア塗装時の乾燥待ちの間、
転輪部は既に組み付けてあったりして…。
仕様違いの解説っぽいものを出しておきますが、
後面のエンジンデッキ周辺の変遷を見ていただければと。



1枚目が試作型ですが、65tにも達する車両ですし、
既存の橋とかを渡れない可能性が想定された為、
川を渡る時用に潜水用のシュノーケルチューブの取付部が有ります。



…が、色々有ってこの装備は廃止され、
メッシュ穴になり(2枚目)、
次いでボルト留めの装甲板(3枚目)で蓋をしただけ、
…って感じに変化しています。


この丸板はハッチと干渉しない様、
ハッチ側の部分はカットされているので、
キットを組む際には注意が必要かなと(ぉ。

…タミヤキットとかみたいに、こういうのはダボとかで
必ず干渉しない位置に組みつけられる様、
嵌合部を工夫しておくべきなんですが…(ぼそ。
砲塔部の工作です。

さて、画像1枚目はイキナリの修正ですが、
後部の底板部に突き出しピン跡があるので、パテ埋めしています。
(フルインテリア時のダボ穴とかも有りますが…)
…そう言えば車体後部のフェンダー裏にも突き出しピン跡がありますが、
…埋めるの忘れてたんですよね…(汗。



2枚目は砲基部の固定状態ですね、前回はプラ角材で位置決めしていましたが、
今回は設計の違いなのか、プラ板での嵩上げ後に接着固定し、
パテで固めての固定となります。
…や、今回も金属砲身とのバランスが取れなかったので…。



3枚目が砲塔部のラスト、機銃パーツですね、
MENG社は現用ものを数多く手がけてきた関係からか、
こういう部分は非常にマニアックと言うか、
組み易さを度外視してバラバラになっていたので、
意外な難所というべきかも(苦笑。
という事で、キット内の余剰パーツを使って、
側面のピストルポート部を再現したところですね。

…反対側は…この時点では忘れていて、
後でコトブキヤの丸モールドからデッチ上げています。



2枚目は砲身部の俯仰固定の為の事前工作で、
金属砲身の重さで俯角が付いてしまう為、5mmのプラ角材をかませて、
これをガイドに瞬着で固定し、更にパテを詰め込んで固定していきます。



3枚目はほぼ外観パーツも出揃った所ですね、
10年以上前のキットですが、ポイントさえ押さえれば化けますので、
最新のキットにも見劣りはしない…かなと。
…箱のラベルを見ると、
このキットは当時定価¥4300-で販売されておりましたので、
今の感覚からすると、とてつもなく豪華な内容だったんだなと。
キャタピラが済んだので車体部の上下を接着していきますが、
車体下部には適当にエンジン隔壁を追加、
更に念の為、天板側のパーツに軽く裏打ちをした後、
上下の貼り合わせをします。
…ボールマウントの機銃パーツ付けるの忘れてた…(ぼそ。


2枚目は前側のアップですが、
ボールマウント部の溶接跡っぽいものをパテで追加しています。


3枚目はフェンダーと側面のOVM類が付いた所ですね、
前側のフェンダーは一般的な曲面タイプではなく、
ティーガーIで使用していたタイプがそのまま装着されている
のが特徴かと。


…因みに取りあえずキットパーツのまま組んでいますが、
付属のエッチングパーツで留め具が再現出来るので、
後で差替えていたりして…(ぇ。
挟まれる側のパーツを先組して
どんどん繋げて行った後、89枚の長さになった所で内側のブラインド側に
接着剤を再度ベタ塗りして、生乾きの内に一気に取り付けます。

最後の一枚は作業がし易い起動輪の嵌合部でやるのが良いかと思いますが、
各人の好みで構わないかも…。

車体部内側ですが、トーションバーが再現出来るものの、
起点側に固定具が無いので、プラ角材で少し高さを合わせた後、
適当にパテを盛って固定しています。
…まあ、元々内部再現キットのパーツを幾つかオミットしたモノですし、
面倒な方は無理して組む部分ではないかも…。

キャタピラ部のアップですが、
この軽量型タイプ、転輪との接触面だけが平面になっていて、
接触しない部分(内側1本、外側2本)は、
ロッド状のパーツになっているのが特徴です。

このタイプは試作型の車両でしか確認されておらず、
耐久性や剛性に問題が有ったのか、あるいは交換時の整備性に問題が有ったのか、
最近気が付いたのは、この形状からして、大きな穴が開いているのと同様なので、
ここから泥や石ころがどんどん入ってきて、転輪部があっという間に詰まる、
…という事が想定される、って事で、
まあこれ、雨の日にサンダル履いて歩いてみれば、すぐ分かるかと。
後、穴の開いてしまった靴とか…(ぇ。
組立完了直後の画像とかですが、
手作業でツィンメリットコーティングをした分、
変な感じで?自己主張と言うか、何とも個性的になった…かも。

んで、3枚目からはそれぞれの仕様の微妙な違いを、少し見ていきますが、
単純にキットとしての難易度を(個人的主観で)ランク付けすると、
TAKOM<MENG<ドラゴン、の順で難易度が上がるかなと(汗。

タコム版はフルインテリア仕様ではないので難易度低めですけど、
面倒な部分は皆無、って訳でもないので(キャタピラとか小フックとか)、
あくまで個人的主観って事で。

MENGキットは各所で小パーツのアンダーゲート成型が多い分、
形状の正確さに比例するかの如く、手間が掛かり気味なのがネックかなと。

ドラゴンは言わずもがなの内容ですが、
世代を重ねて新規ランナーがバカスカ追加されている為、
パーツ探しで手間取るのがねぇ…。
エッチングパーツの使用量とか、
(取説含め)キットのミスとかも一番多いですし、ね…。


ただまあ、その一方で、
組み上がった後の雰囲気はドラゴンが一番っぽい感じで、
タミヤもディフォルメが効いてますが、
多少なりともディフォルメはしても良いのではと。
作業的にはあまり書く事は無いのですが(!、
1枚目では転輪が付いていますね、外側の転輪を組む際、
スペーサーパーツを付け忘れない様にする事とか、
嵌め合わせがキツ目なので、
いっそ切り飛ばして短くした方が付け易いとか…(ぇ。



2枚目ではキャタピラが付いていますが、
どうもこのリンク&レングスという方式は自分に馴染まないというか、
歪んで組んでしまった足回りの影響を受けるのか、
直線部分になっている箇所での、弛み調整が出来ない分、
全体での調整がし難い感じがしますね…最近こういうキットが多いので、
少しは慣れないといけないなと(苦笑。




その後、車体上部を取り付けますが、
裏面には先の製作物と同様、
エバーグリーンの板材と真鍮棒の桁が仕込まれているので、
かなりガッチリ目の感じになっています。

他、前側の部分は実車同様の分厚い装甲板を再現している事も有り、
摺り合わせは十分に行ってからの方が良いですね、結構削りましたし(汗。
…あ、コーティング部分と少し干渉するので、
そういう部分も削る必要が有りましたがっ。 <自分でやった事です!

フェンダーと側面のOVM類が付いた所ですね。
フル装備だとキャタピラが見えなくなるので、
こうして毎回外したり切り飛ばしたりしている訳ですがっ。


その次がアップ画像ですが、
ここでキットの留め具モールドが気になったので、
切り飛ばして0.3mm真鍮棒で作り直した
所ですな…。
万全を期すなら、
上側のベルト部分も余剰パーツとかで作り直すべきですが、
今回はパスという事で。

…にしても、9ヶ所しかないとは言え、しょーもない事してますね…(苦笑
コーティングが済んだら組立に入る訳ですが、
サス基部のダボにバラツキがあるみたいで、
水平に取り付けていこうとすると…結構神経を使うかも。

意外なのは起動輪の基部に取付部(アップライト?)が
モールドされている事で、
…こんな部分がパーツ化されていたのは初めて…かも。


で、2枚目は個人的主観に基づく工作ですが(!、
車体スポンソン部の底部にダボ穴が沢山あり、
フルインテリアにしない場合は、素通しになってしまうので、
プラ板を刻んで蓋をしたの図です。
3個目の組立に入ります(ぇ。

今度はMENG社の最新キットのティーガーIIになりますが、
ライバルのTAKOMキットと比べて…どうなるかなと。
まあ、(調達?)コスト的には安いというか、
内部構造のパーツは別売りなのに加え、キャタピラはリンク&レングス、
って事で、個人的には苦手なタイプかと(ぇ。
車体後部の画像です。

目を引くのは排気系の円形ルーバーの所に有るリングですけど、
まあこれはメッシュ部の押さえ枠みたいなもので、
有って無くてもという所ですけど、…精密感は上がるかも?
(ちなみに毎度のエナメル線です)

他、2枚目に有りますがジャッキホルダーのロック冶具(ピン?)が
キットに無かったので、取りあえず0.3mm真鍮棒を貼ってそれっぽくしています。

まあそんな所で次は砲塔部分ですが…
こちらもチョコチョコ(修正部分が)あるんですよね…(苦笑。
2個目のキットの組立に入ります。

さて、セレクトしたのはドラゴンのツィンメリットコーティング付きキットで、
箱書きによるとリリースは2007年…って、もう10年以上経つのかと(汗。

んで、ドラゴンのコーティング済みキットとしては第1弾になるとかで、
モールドの質はともかく、所々でアレな部分も有るキットなので、
…何とかなるかなと(脂汗。

あ、画像はいつものパッケ写真と中身ぶちまけ状態ですね、
新規パーツと旧パーツがごちゃ混ぜなので(!、
同じパーツが複数個有るのがネックになるかと(苦笑。

(パーツ探し時にあっちこっちのランナーを探して回る事になるので、
結構面倒かも…)
砲塔内部のパーツ状態ですね、
中身無しバージョンなので砲尾部分は無い状態で完成です。
…が、砲身がグラグラなのでジャンクパーツとパテで埋めて固定です。


2枚目と3枚目が俯瞰状態な訳ですが、
この後のキットの製作状況からパーツやディティールを追加する事になるかと(ぇ。


…や、ドラゴンキットのパーツが結構余るので…(苦笑。
車体後部の工作状況です。
この部分、試作型の3タイプでそれぞれ違う形状になっていますが、
一番外観が特徴的なティーガーIスタイルの排気管をセレクトしています。
キットの取説を見る限り、
前側フェンダーも排気管もティーガーIスタイルのものは
存在しないみたい
なのですが、まあそれはそれ、という事で(苦笑。


で、3枚目は砲塔部の工作が始まっている訳ですが、
元々フルインテリアの仕様から出来ているキットなので、
内張りのパーツとかが有るのが面白いかと。
…や、在庫一杯有るんで、もっと組んだらいつか買ったりするかもですが…(ぇ。


尚、ハッチ類の取っ手は0.5mm真鍮棒に差替え、
各所に見え隠れする溶接跡や切断面跡に付いて、
軽くモールドを追加して、荒っぽく見える様に追加工作をしています。
…ほぼ気分と好みの問題ですがっ。


他、この試作型には砲塔上面のピルツェン(=キノコ)が付いていないそうなので、
モールドを削り落とす作業が必要になります…。
ドラゴンのキットだと別パーツになっていて、取り付ける事が多いのですが…(苦笑。
履帯の組立をしていきます。

この試作型の車両が履いている軽量型タイプ?なのですが、
実車通りだとセンターガイドの無い方が4パーツ構成になってしまう為、
キットではピンごと成型し、担架状にする事で1パーツに抑えています。

反面、今度は実車と違って分厚い方のコマをスライス、
挟み込んで連結可動にしているので、組み方にはちょっと癖が有ります。

取りあえず当方が考え出した手順ですが、
挟まれる側のパーツを45個(全部で90枚)準備して置き、
テープ上に並べて基本ブロックを作ってしまいます(1,2枚目参照)。

で、コレを上下分割になったコマで更に挟んで繋げていき、
最後の1枚を本体取付時に挟み込ませて完了となります。

注意点としては、いつもの接着式と違って、貼り合わせ時の接着剤の量を
少なくしておかないと後で曲げにくくなってしまう事で、
車体に取り付けたら、浮き気味の部位に瞬着を流し込んで固定してくと良いかなと。
実車はV1~V3までの3台が試作車両(VK4503とも)で、
4台目以降が極初期型、とされている様で、
キットもそれに倣って「4in1」という謳い文句が付いています。

まあ、こんなの4種類も組む訳にもいかないので(!、
実車の仕様は無視して、
試作型ならではのパーツを全部乗せ

…しての完成を目指します(ぇ。

という所で画像は1枚目が転輪部まで付いた所、
キットの取説には有りませんが、内部床板の縦桁?
っぽいパーツが有るので、
ついでとばかりに取り付けていますね、
フルインテリア版を1個くらいは仕込んでおくべきかも…(汗。

2枚目はキャタピラのランナー画像ですが、
ポルシェ社の試作型らしく、
スケルトン型と言うか軽量タイプですね、
昔ドラゴンのポルシェ仕様(試作型)のヤクトティーガーで見た記憶があり、
今回のキットではパーツ割りの工夫により、
やや組み方が特殊では有るものの、
ドラゴンのそれよりは遥かに組み易いかなと。
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何とか組み終わりましたね…(溜息。
前回の38(t)が色々有って長丁場になってしまった為、軽いものを作る積りが、
メーカ違いの重戦車軍団を連作する事になったので、
組立工作編だけで50枚近い画像数になりましたね…ページ化に当たって少し削ったのですが…。

…という事でこの後は塗装編になりますが、
こっちも基本色が3つに分かれてしまっているので、画像枚数が多そうですね…(脂汗。
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そんな感じで2個目の作業が完了です。

ティーガーIIが実戦参加し始めるころは、
まだドイツ側にも若干の余裕が有ったのか、
ポルシェ砲塔のティーガーIIは全車両(試作分の3両を除くので47台)が
ツィンメリットコーティング付きだったそうで、
キット製作上もコーティングは有った方が良いかと思いますが、
何せ曲面の多いデザインなので結構大変なんですよね…。

近年も各社から続々とリリースされておりますが、
そういった新規キットと比較しながら組むのも面白いかも。

他、試作型からの変更点は車体前後のフェンダー形状に、
最後部に有る排気管の形状とかが有りますが、エンジンデッキ上には、
潜水渡河時に使用するシュノーケルパイプの取付部がどんどん簡略化され、
最後にはカバーだけ、になっていきますね…。

砲塔部分は左側面に大型の脱出ハッチらしきものが有ったり、
簡易クレーン台座(砲弾が重いので結構頻繁に使用した可能性が有ります)として使う、
ピルツェン(=キノコ)が試作時には存在しておらず、
後の型では全数装備されているのが目を引きます。

キャタピラ及び起動輪は9枚歯のタイプから最終的にシングル構造のものに変わって、
ある面では先祖返りの仕様に立ち返っていきますが…
まあこの辺は更に後期の仕様を組む事になればハッキリするかなと(ぉ。
砲塔部の工作ですね…意外とアレなんですがっ。

さて、このキットは「ツィンメリットコーティング付き」では有るものの、
やはり初期の製品だからなのか、
有るべき部分のモールドとかが無いので、
気付いた分だけでも修正していきます(ぉ。

まずは1枚目、両側面のピストルポートが無いので、
ジャンクパーツ(ヘンシェル用パーツも同梱されているのでそれを使います)で再現、
両側に有りますが、
片方はコトブキヤの丸モールドパーツで済ませています(爆。



2枚目と3枚目は後部ハッチのボルトがパーツ化されていないので、
ノーマル状態のパーツから削ぎ落して移植したところですね、
…何でこんなミスが有るんだろうかと…もう10年以上前のキットですけどっ。

因みにどちらのパーツもマジックでアタリを付けて置いて、
ピンバイスでさらったり貫通させたり?させてから、
パーツを取り付けています。
基本形が出来た所でディティールを追加していきますが、
パッケ絵の状態を再現すべく?
牽引ワイヤーは留め具のみの状態にしています。

まあ、今回のエッチングパーツ工作で初めて(!)正確な形状が分かった、
という所ですが、…これは面倒かも(汗。
取り付け位置はコーティングがされていないのですぐ分かるのですが、
ここまで小さなパーツが幾つも有ると…

…まあ、完成品とかあんまり見ない訳だなと(苦笑。

2枚目と3枚目がアップ画像になりますので、ご参考まで。
…あ、右側面のキャタピラ交換用の細ワイヤーはキットパーツそのままですが、
キット付属のエッチングパーツとワイヤー本体とで自作も出来るんですよね…
今回はパスしてしまいましたがっ。
早速の作業開始ですが、サスアーム、転輪、キャタピラが付いています(早っ。

サスアームは取り付け穴側にゲートが有って閉口してしまいますが、
まあ割といつもの事ですし、現用ものに比べればシンプルですしね…。

キャタピラはマジックトラックなのですが、
嵌合部のパーティングラインが若干干渉するみたいで、
突き出しピンの処理と並行で作業しなければならいなので、
…結構大変だったかも。

尚、枚数は一般的な90枚(タミヤの取説及びタコムの取説などの数値)
に対し、少しアレなのか92枚での取付となりました…(汗。

他、最後部に金属棒が付いていますが、
キットの誘導輪は位置決めが出来ず、調整を自分でするのですが、
…まあ、あんまり上手く行きませんでしたね…次回以降は固定かなと(苦笑。




念のため的な補強工作ですが、
エバーグリーンの板材と真鍮棒を貼り付けて歪み対策としています。
…金属キャタピラに替える訳でもないので適当です。

因みにこのキット、
最後部のスポンソン部(車体側の底板っぽい所)が、
リアパネルと干渉する
ので、1mmくらい削って、
嵌るように摺り合わせが必要です…(汗。


2枚目はデッチアップ作業の一つですが(!、
操縦手と無線手のハッチが付くパネルのモールドを彫り直した所ですね、
向かって左が修正版、右側のが処理前(ドラゴンのストックキット…)です。
ボルトっぽい部分は1mmピンバイスで軽く攫って、強調してみたり。

近年のキットはここが別パーツになっていたりしますが、
ピチパツだったりする事も多いので、他のキットを組む際にも
この追加工作は効果が有る…かも。

側面フェンダーを付ける際、
キットのパケ絵を参考に、真ん中の部分を切り飛ばしていますが、
反対側がどうなっているのか不明…ですが左側も同様にしています。

…さて、ドラゴンのキットはここからがアレなんですよね…(汗。