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■「ティーガーII ポルシェ砲塔」(塗装編)
…という所で塗装編ですね…かなりサボり気味ですがっ。

まずは塗装の下地となるプラサフが吹き終わった状態ですね、
プラ部分にはあまり必要ないものなので、
エッチングパーツとか金属パーツに置き換えた箇所とかに、
相応の色が付いていれば良いので、若干成型色が見え隠れしています。
塗り分け編が続きますが、
1枚目が消火器の赤、
2枚目がキューポラ上部の機銃用弾薬袋ですね。


ここ、

弾薬袋の穴を再現するためだけに、
パーツをスライド型で再現


しており、

…弾薬ベルト部と並んで、
MENG社キットのアピールポイントになるかなと。
(組み易いどうかはともかく)
2個目はドラゴンのツィンメリットコーティング付きタイプです。

このキットに限らず、昨今はコーティング付きキットが増えてきましたが、
その中でもこれはかなり初期のキットでもあり、
製作時にいろいろ書いた通り、
必要なモールドを埋めてしまった箇所が幾つか有ったりとかで
あんまり高評価は出来ないキットですが、
この後、ドラゴンはどんどんコーティング付きキットをリリースしており、
近年の同様の製品なら、評価はかなり良い部類に入るかと(ぇ。



…まあこの辺は昔のドラゴン(90年代中盤)を知っている方からすれば、
マタカ、的な感じですけどね…(苦笑。


(年次は覚えておりませんが、
6001のナスホルン(大戦もの第1弾キット)は本当にアレでして、
当方もエッチングパーツを「否応なく」買う事になり、
後にタミヤのIV号リニューアルを受けて、
足回りのアフターパーツを複数買い込んだ苦い記憶が…
それらのアレコレによって結果、工作技術が上がった、
という面も有るには有りますが…複雑ですね…)



まあ、そんなドラゴンがタミヤに遅れてリリースしたキットですが、
方向性が完全に違う(難易度は高め)ので、
そういう意味でも、お勧めは出来ないのがネックかも…(汗。


エッチングパーツが嫌、と言う方はキットのワイヤー部分を切り飛ばして
穴を開けるとか、ドラゴンキットには普通にラッチ部分のパーツが有るので、
(エッチングのそれとは少し形状が異なりますがそんなに問題にはならないかと)
そういった方法で付いていない状態を再現しても良いのではと。
…プラ製のワイヤーパーツを処理するのは結構大変ですし、
各車のアフターパーツに交換すると、今度はラッチに通すのが大変だったりなので…。
3個目のMENG製キットですが、最新キットだけあり、
考証的には非常によく出来ている反面、
コスト面とディティールの面からか、
ドラゴンではスライド金型で成型されている部分がバラバラになっており、
結構手こずるキットなのではと思ったり。


箱書きとかには特に書いてないのですが、
タコムの初期型を意識したのか、
砲塔左側面のパーツが2種類用意されていて、
気分に合わせて?脱出ハッチの有るタイプにも組めます。


後は生産型の特徴でもあるツィンメリットコーティングですが、
ポルシェ砲塔は曲面が多いので、いっそ無しで仕上げるってのもアリかと。
…や、装甲表面のディティールが良い感じですし、
やらなくても普通に格好良く仕上がるのではと(ぉ。


後、ドラゴン及びタミヤと違い、
フロントフェンダーが後付けになっているので、
これを外した状態で完成させるならこのキットは便利かも。
(切り飛ばす手間が省けますし)
そんな感じで三役揃い踏み状態の画像ですね…。


ティーガーIIの主砲である71口径88mm砲ですが、
ティーガーIのそれと同じく、88mm高射砲を対戦車砲に転用した形になっていて、
I型の56口径(Flak36/37から発展、IIはFlak41から)から更に長くなっており、
IIに先立つナスホルン、エレファントとほぼ同じ主砲が採用されています。

デザイン的には今回の様に1ピース型のものが初期のタイプで、
後に2ピース型のものが主流になっていて、ポルシェ砲塔でも
2ピース型の砲身になっているパターンが有り、
ややこしい話になっています(苦笑。


しかしまあ、曲面を多用した形状の砲塔だからなのか、
重戦車でありがらスマートな印象すら受けるので、
やはり子供の頃からの憧れというか、
スーパーカーブームを経験した身の上からしても(!、
やはり「ポルシェ」というブランドに思い入れがあるのかなと。

…結構色々組んでますし。
2台目はドラゴンのツィンメリットコーティング付きタイプになりますが、
こちらはグリーンベースでの塗装をやっていきます。

という事でRLM70(1枚目)、
ダークグリーン(2枚目)、
RLM02(3枚目)…というパターンでの基本色を作っています。



グリーンベースってWW2ドイツ車両では
末期の車両に多く見られる塗装パターンなのですが、
ノルマンディ戦に投入されたティーガーIIは
(緑地の多い)土地柄なのか、
最初から基本色がグリーンになっており、
興味深い所かと。
塗装の最初は黒下地を作る所から、という事で
3個共にベース用の黒を吹いたのが1枚目ですね。
…これが一番時間がかかる作業ですけど…。


んで、試作型車両にジャーマングレイを塗っていくわけですが、
前回の38(t)と同様、青系の黒を吹いた後(2枚目)、
純色バイオレットが混ざったライトブルーでハイライトを入れます(3枚目)。



まあ、前回の塗料がそのまま残っている訳ですし、
今回も少し紫がかった黒になるので、少しSFチックと言うか、
スケールものとしてはアレですが、

格好良いので今回もこれ
でやっています。
やっとページ化出来たか…何ヶ月放置してるんだと。
まあ、サイトのディスク容量は既に250MB超えでアレなんですが、サイトの使用料がまた増えてます…(ぇ。

今回は試作型と先行量産型とで所々に差異が有る為、
塗装パターンと相まって、ぢつに多彩な顔触れになりましたね…。

むか~し組んだタミヤMMシリーズも含めると、
何個目のティーガーIIになるのやらですが、
次回は積みキットからのセレクトになるので…どうなるかなと(苦笑。
                                                      (2019.05)
カメラテスト編の1個目は試作型タイプになりますが、
取説のカラーガイドによると、1944年1月時における
ヘンシェル社の戦車試験場でのもの、…だそうですが、
この仕様には量産型と同じ排気管や、
前部フェンダーが装備されている様で、


…まあ厳密には違う(当方が組んだ仕様では存在しない)、
ってのが有る訳です(汗。


とはいえ、4種類も組むのもアレですので、
見て分かる違いを全部詰め込んだミキシング仕様にしてみましたが、
(あれ、なんか違う…)という印象を持って戴ければ良いなと。
塗装のラストはエナメル塗料によるウォッシング作業です。

ジャーマングレイ単色の試作型はハルレッドのみ(1枚目)、
初期型扱いの2台は足回りがバフ、
全体がフラットアースです(2枚目)。


で、3枚目からはカメラテスト画像が続きますが、
今年に至ってこうして大戦ドイツの重戦車軍団を組上げる事になるとは、
…って所ですね、キット供養としてはストック寄りのアイテムが
ドラゴンのみなので、次回にもちっと崩すべきかなと(苦笑。
塗り分けのラストは各所のペリスコープや
テールランプなどにクリアカラーを乗せていきますが、
砲塔部のペリスコープは奥まっていますし、
無理してやらなくても、何とかなるんじゃないかなと思ったり(ぇ。
ここからは筆による塗り分け作業です。

まずは基本色となるジャーマングレイが付いた所、
次いで2枚目でキャタピラの錆色とか、
全体の汚れや傷描きを入れた所ですね。



書くの忘れてましたが、先のドラゴン版も含め、
側面フェンダーが外れた感じを出す為に、
フェンダーが付いていた部分にマスキングをして、
この部分だけ迷彩が施されていない色違い状態を演出しており、
今回のはコーティングがされていない事も有って、
結構目を引く箇所になるかなと。
MENG製のキットは同じ503重戦車大隊でもノルマンディ戦時のもの、
…とされるカラーリングに仕上げていきますが、

こちらはダークイエローベースのカラーリングなので、
土草色(1枚目)、ダークイエロー(2枚目)、


…ハイライト(3枚目)は、これ、何だっけかな…
黄土色とか混ざっているやつだと思いますがっ(ぇ。
基本色が出来た所で今度は迷彩を吹いていきますが、
黄色が先か茶色が先かで悩むかも…。

…というのは、各社のカラーガイドの中でもMENG社のやつが特に詳しいので、
これを基準に吹いていこうとした訳ですが、
黄色部分がかなり細くて、先に吹いて茶色でオーバーコート、
…ってのが良いかなと思い先に黄色を吹いています。

んで、2枚目が茶色、
今回はレッドブラウンではなくオキサイドレッドを使っています。

…アレ、何か自分で思い描いていたイメージとは違うような…
まあ、そういう事もあるかと。 <開き直り
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牽引ワイヤの取付金具のアップですが、
これを組んで漸く正確な形状が把握できた、
…ってのは確かに意義が有りますが、

反面、製作側に多大な負担を強いるので(!、
まあこの辺がお勧めしかねる部分の一つになるかと(苦笑。
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排気管周りになりますが、
錆とか焼けた感とかを出すに当り色々…まあいつも通りなので…。

この辺、オイル漏れとか煤汚れとかを格好良く演出するのが難しく、
もちっと手間暇をかけるべきかも…とか(ぉ。
こちらにも車体後部のアップを付けて置きますが、
フェンダー取付部にツィンメリットコーティングをしない、
ってのは実車ではあんまり例が無かったりするのですが、
模型的には見所が出来る分、
今後もこういうのをやるかも、とか。
木部の塗装になりますが、
例によって白木っぽい雰囲気を出す為、ダークイエローを下地に、
タン、クリアオレンジ、セールカラーを使って色付けしていきます。

ワイヤーカッター(エンジンデッキ上のでっかいラジペンみたいなやつ)と
手動用クランクロッド(車体左後部)、機銃の銃床(ストック)部は
例によってニス塗りっぽい感じなので、持ち手部分をレッドブラウンで塗った後、
クリアオレンジを上塗りしてそれっぽく仕上げています。

画像では殆ど見えないのですが(!、
メーカによりジャッキブロックの木部ディティールが異なっていて、
単なる角材ってだけでは無かったんだなと気が付いたり(苦笑。
基本色の後はは迷彩描きですね、
割と過去のWW2ドイツ戦車を塗る時にやっている感じの迷彩なので、
まあこれは手慣れた感じ…かなと。