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■ 1/72 ジェノザウラー(ZOIDS、コトブキヤ) *9万キリ番企画 製作キット

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しかしまぁ…当初適当にやって終らせるつもりだった作例なんですが、
塗り始めてからも方向性が定まるまで時間がかかったりとか、
決めたら今度は塗料が足りない事に気が付いたりとか、まあ難産なアイテムでしたね…。

そんな訳で、この後は最終組立、撮影が待っています…。

2008年もあと数ヶ月、という段階で漸く2個目…。
そんな状況ですが、今回のお題はこれ、

「1/72 ジェノザウラー」(コトブキヤ)です。

そもそもこのキットを組む事になった経緯としては、
07年10月の「9万HITキリ番企画」なんですが、
当時筆者の状況が余りにアレでナニだった事とかで、
軽いもの(TOP乗っ取りとか)だったのですが、
何となくな感じでこれを組む事に…。

模型屋でこのキットの箱をあけてみた方は
ご存知でしょうが、並みのMGキットよりでかい箱に
訳の分からない細かいパーツがぎっしりで、
気合とか根性が無いと、仮組みすら終らない
(もしくはそのままフタを閉めて積むだけ)、
…という内容になってます。

さて、踏まれた方が怪獣好きという事もあって、
設定通りのカラフル(超個人的主観)なのはやめて、
「怪獣王」っぽいカラーリングでいこうと。
(当サイトのガイガン塗装企画参照)

1枚目:仮組み終了の図、
2枚目:塗装前にパーツをばらした所、ですね。
(胴体と尻尾は接着しているので外せない…)





3枚目からは具体的な塗装に入りますが、
 まずは奥まった部分への下地も兼ねて、
 艦底色(GSIの29番)を吹いたところ。

4枚目:基本色(シャドウ色)となる、
 ジャーマングレー(40番)を吹いたところ。
 この時点でほぼ成型色は消えます。

5枚目:アクセントとなる青、
 ミディアムブルー(72番)を吹いたところ。
 この辺から、細かい所には吹かず、
 適当に色が乗る?様に吹きます。

6枚目:ハイライト色となるグレー、
 RLM76ライトブルー(117番)を吹いたところ。
 ここはサッと吹く感じで終らせます。




…一連の作業を全て筆塗りで終わらせる事も
出来なくはないのですが、
表面の凹凸があまりに多いので、
やった場合には1日では終らないでしょうね…。

一応参考までに使った塗料瓶の画像もありますので、
(もし真似する気があるなら)参考まで。

それにしても、後半のパッと見が変わらないのは…
手抜きじゃないです、いちおう(汗。

そしてここからは筆塗りのオンパレード。

仕上げの方向性として考え付いたのは2通りあって、

1.怪獣王らしく白系統のツメとキバ
2.ガイガンみたいにサイボーグ怪獣っぽい雰囲気

というのを考えたのですが、ディティール的に
思い切りメカですし、スペースチタニウム(笑
っぽい雰囲気が出せればなと。
(ステンレス系のメタル塗料は絶版っぽいですので
現状あるものでやってます)

イメージ的にはハーフカウルのバイクよろしく、
スケルトンっぽい外装を色んなパイプとか…
って感じで塗っていきます。

ツメ・キバは銀下地に、黒鉄色ドライブラシ、
パイプ部分は黒鉄色そのままでドライブラシ。
(ちょっと明るくするために事前に銀色を混ぜてます)

殆ど見えませんが…
目のカバーを保護用のコンタクト?
として見立てて、裏に塗った銀色が透けて…
というのを狙ったのですが、
この方が悪役面っぽく見えるのでそのままに…。

当初、上の画像で出来たグラデーションに
スミ入れしてハイ終わり、…の筈でしたが、
画像を見た某モデラー氏が、
「ドライブラシ、やらないんですか?やりましょう!」
…という事で、
更に続く事になっていたり…。
(目の部分にマスキングがされている理由です)

(あんまり他の人に勧められる技法では無いので、
この辺はまさに参考程度にとどめていただければと)

で、向かって左が最初の色、
エアスペリオリティブルー(74番)をかけたもの、
右側がやる前の状態。

…青みが増えてますが、この際気にせず、
全体の調子を見ながらかけていきます。

…で、結局青みが強く出すぎた感じがしたので、
再び濃い色を塗る事に…。

ただ、折角塗ってますので、
無駄にならないように適度に残しつつ、
ダークシーグレー(331番)をドライブラシ。

左がグレー戻し後、
右が修正前のものです。
…こうするとよく分かるよなぁ…(滝汗。

という感じで再び明るい色、
グレーFS36231(317番)、
最後に明灰白色(三菱系、35番)、
…という感じでドライブラシをかけていきます。

今回、適当なグレーが当初手元に無かった関係で
こういう形になったのですが、
本体に塗る前に、拭取り用のティッシュにちょっと
塗ってみて、明るくなっている色かどうか、
というのを確認しながらやってます。


…ま、フタの色だけじゃ分からないんで、
模型屋で一通り似た塗料を買ってきて、
「何に使うんですか…!?」と不審に思われていたり。

あ、ちゃんとフタの色でもグラデーションが
できてますので、
割と適当に選んでも大丈夫なんじゃなかろうかと(ぇぇぇ。

ちょっと蛍光灯の位置を変えて、
カメラテストっぽいものを。

カッコイイ、と思われるか、
キッタネェ〜、と思われるか…。

そんな感じでラッカー系での作業は終りです。

ラスト2枚はスミ入れ状況とか。

同じメカでもこちらはちょっとバイオ系が
入っているらしいので、有機物系の作例と同じく、
スミ入れはいつもの黒(XF1)ではなく、
レッドブラウン(XF64)を使います。

で、この画像だけビフォーアフターの位置が
違いますが…

右側がスミ入れ後、左側がスミ入れ前です。
限りなくウォッシングに近い感じですが、
エナメル溶剤はプラを溶かしますので、
溶剤はあんまり入れずに、塗ったらすぐに拭取り、
…を心がけるべきかなと。

事前にGSIのカラーでコーティングしている感じも
しますので、ここ最近は割れたりしないですね…。
…良かった…。

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