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■第8回 「十六夜 咲夜」(東方project、T's system.)

前作「リリス」(第4回参照)から丸4年が経過しようとしてますが、
…ようやく新作の順番が回ってくる形になりました…(苦笑。

てなところで転居後のガレキ処女作にもなった新作ですが、
09年の製作スタイルがとにかく「数をこなして経験値を稼ぐ」形なので、
今回は「3種3個」という形で進めていきたいと思います(ぉぉ。

(一応ですが製作記事は一括にせず別にしますので、ご了承をば)

そんな感じで画像ですが、1枚目は3体分のパーツ処理が終わった所。
基本的に別物なのでキッチリ分ける必要もないのですが、
今後似て非なるアイテムを手がけるケースも有ると思うので、
…念のためそうしてます。

で、2枚目と3枚目は仮組み完了の図ですね。
単独で出していると「同時進行」というのが伝わりにくいかと思って、
…わざわざこういう画像を出してます(苦笑。

で、こういうのやってて「大変じゃないの?」とか言われますが、
基本的に「やる事は同じ」なので、1個づつ完成させていくよりは
(乾燥待ちの時間に他のキャラの処理とかが出来ますので)、
手間的に見れば効率がいい、と思ってます。

(月イチでトータル3ヶ月かかるより、2ヶ月で3体なら効果はあるかと)

まあ、作業量そのものは確かに多いのですが、
ライデンとかシナンジュに比べれば、…ねえ…(苦笑。

(1個当りのパーツ数は30個以内が一般的なので、
プラモを組みなれると、却って少なく感じたりすることも多いので、
リリス以前にも2個まとめて作ったりとかはしてました)

塗料の準備も出来たので、実際に吹いてみます。
まずはサフレス塗料から。




11枚目の画像内に矢印がありますが、
サフレスでの濃淡をつけるために、
先に境目部分(ソックスの折り返し、ナイフホルダーのベルト上下部分、
陰になる部分、…そして最終的にVゾーンになる部分)に吹きます。

後はうす〜く全体に色が付く程度に、
圧力を上げて一気に吹きます。

…その出来上がりが12枚目になるのですが…
光沢だと全然その差が分かりませんね…(汗。

でもって今度は基本色となるラベンダーを混ぜて吹いてます。
例によってガイアノーツからズバリな色が出ているので、
今更ながらに試してます。

で、その下、この色合いはそのままいつもの?白のシャドウ色として、
白を吹く部分にベース色として吹いてます。

つや消しコートをかけて様子を見てます。

先の画像より白さが前面に出て、雰囲気が良くなってます。

ただ、やりすぎると青白い雰囲気にもなりかねないので、
注意が必要かも(苦笑。

ここからは塗装作業です。
まずはサフ吹きから。

今回、3体分あるのでプラサフの使用量が意外に多く、
1.3〜1.5本分の量を使ってます(汗。

吹き初めと終わりを捨てている形なので、こうなるんだろうなと。

そして肌色を吹くべく、サフレス塗料を調合するのですが…
かつて作った塗料は引越時に尽く捨て(させ)られたので、
今回(及び次回以降用に)改めて調合してます。

…コレが面倒だから今までフィギュアやってなかったのかも(汗。


5枚目の画像が使った塗料な訳ですが、
とりあえずガイアカラーのクリアーオレンジを、同じくガイアの蛍光クリアー、
ついでにメタルプライマーで薄めて作ってます。


6枚目の画像では向かって左に一旦倍くらいに薄めたもの、
更にそれを右側の瓶に少量取り分けて、
コレにプライマーと蛍光クリアー(普通にクリアーでも可)を混ぜます。

蛍光クリアーにしたのは、単なる「使ってみたかった」症候群です(ぇ。

んで、出来上がったのが7枚目にある画像。
紅茶か何かかみたいに見えますが…飲んだらキケンです。 <当然

ただ、ここまで薄く延ばしても実際に吹いてみないと、
実際の発色はどうなのか分からないので、やりながら調整、
…という形で進めていきます(コレでも濃かったらしい)。


ちなみにですが、正式なやり方としては、
「クリアー黄にクリアー赤を極少量混ぜてオレンジを作る」という事、
人の肌の色が「皮膚を血管が通る事により出来る色」と考えて、
クリアー赤を数十倍に薄めて吹く、というパターンもあります。

ついでにですが、プライマーを混ぜるのは、
純粋にサフレスとして使うケースも考慮して、定着力を強くする為です。
蛇足ついでに、「溶剤」で延ばすのは意味が無いので…(苦笑。

軽く瞳とリボンと襟を塗った所。

瞳のグラデーションはとりあえず先にも出たラベンダーを使用してますが、
他のキャラと並べたりしているうちに、
なんか色が薄い印象が出てきたので、後で修正する事に…。


ちなみに襟のラインはRLM23、
リボン及びタイの緑は濃緑色、デイトナグリーン、エメラルドグリーン、
の3色を使ってブレンディングしていってます。
(ラストのエメラルド〜のみガイアカラー)

塗り分けが完了した後、
他のキャラと一緒に半透明白をかけた後です。

ナイフは全部で3本付いてきますが、
柄部分を削り込んで指に挟んで接着してます。

…スキマが無くて3本目は…。


他、ザ・ワールド時間を操る能力を持つ(らしい)咲夜さんの
アイテムとして左手に懐中時計がありますが…。

…左手に時計というと、某ライダーよろしく、
パッド部分がばしゅー、と開いてアクセルフォーム、とか。 <ねぇよ


ダ○ソーで見つけてきたアクセサリー自作用のチェーンに、
金色を塗って左脇に穴を開けて接着、
後は適当に腕に巻いてそれっぽく。

上手くリューズ部分に取り付けられなかったため、
よく見ると…(滝汗。

同様にして、「半透明白」も作っておきます。
こちらも結果的に10倍以上に薄めているっぽいですが…。

出来上がり状態を見る限り、違いが殆ど…

…なので、使う側の瓶にテープやシールとかでマークしておくべきかと。



っていうかコレは元々フィギュア用ではなくて、
半透明仕様のLEDミラージュを塗るのに使ったのを、
白の代わりに使うようになった、ってだけなのですが(汗。

今回の咲夜さんに使う部分はこれだけです(汗。

後から気付いたのですが、
当方が事前に色分けの見本としていたのが、グリフォン製の咲夜さん
(トレフェスガイドブックのの裏表紙)だったため、
肩のちょーちん袖は紺で仕上げようとしていて、
…この段階では色が付いていないです(汗。

…今更にT’sの見本画像(当サイトの雑記参照)を見たら、
ソコは白だったというオチです。

次の半透明白を吹く前に、ちょっと実験的なことをしています。

勿論、本来なら肌色終了後、マスキングして相応の色を吹く、
というのがセオリーなのですが、無差別に半透明白が吹かれるのなら、
いっそ先に下地の色を作っておけ、という手抜き実験です。

サフレス塗料=(マスキング後に)剥がれやすいので、
危険は避けるに越した事は無いので…。

後で仕上がり状態が出ますが、思いの外いい色になったので、
今後はコレで行こうかと(ぉ。

ついでに顔パーツを出しておきます。

…随分浅黒い感じの肌になりました…orz

っていうか(吸血鬼)館のメイドともあろうものが、「日に焼ける」
なんてありえないので…ね。


まあ、コレを調整する為に、次の色があるのですが。

それっぽくアップ。

東方キャラって、原画を描いた人それぞれに、
それぞれのイメージがあるため、こうしてキットを買う方は、
自分の好みに合った原画家や原型師を選ぶ事が出来るので、

『それじゃあ俺は、
 こっちの咲夜を選ぶぜ』


…的な状況になってます(笑。


勿論、自分はこういった○リ顔が好きだった、
…というだけです。 <ある意味サイt

ふぅ、今回は「3種3個」という形なので、製作記事も一応3体分有るんですよね…やっと1体目な訳ですが。
とはいえ作業的には共通部分が多いので、2体目以降は部分的にはしょった記事を書く事になりそうですが(ぇ。

でまあ、なにぶん久しぶりなので、撮影編もどうなることやら…(脂汗。

という事で、続きはこの下のリンクからどうぞ(笑。

でもって瞳の修正後の画像。
上側部分に同じくガイアの「純色バイオレット」を塗ってみたのですが、
思っていた以上に綺麗な発色が得られたので、
今後瞳の塗装とかをする時に、この純色シリーズは使えるなと(ぉ。


んで、ひとんちで塗られた咲夜さんを見る限り、
こっちの紫系の瞳以外に、グリーンのケースも有るみたいで、
…ゲームを一切やっていないボロが出たなと(脂汗。

メイド服といえば黒、濃い青ないし紫、という感じですが、
他の方々の作例とかを見る限り、紺っぽい青がいいかなと。

で、とりあえずFSブルー(328)を塗ってます。

…塗った後に気付いたクチですが、
例のちょーちん袖の色が見本と異なってます(汗。
(気付いたのはこの時)

それほど違和感も無いので、そのままです。

さて、ここからは筆塗り(ぇぇぇ。

(主にフリル部分の)マスキングが面倒なので、
先のぱ○つ部分と同様、先に塗って半透明白で(以下同文

…という形にしようとして、テストも兼ねて色々とやってます。

あ、ちなみにスカート部分の厚みがあるため、
脇部分にスキマがあります(苦笑。

更にガンダム用に作った白の残りを吹いて、
白部分はほぼ終了です。

この後、更に先述の「半透明白」を重ねがけする事で、
洗いざらし?っぽく綺麗な白が表現できていればと。


余談ですが、3体同時製作のため、
他のキャラの白塗装部分とか、
赤を吹く部分(発色アップのための白)にも吹いてます。

肌色の次は髪です。
ガンダム系作例(紫ががかった白)を仕上げる時の副産物として、
ラベンダー系の色合いが出来るのですが、
別パーツゆえに白を吹く前に髪から始めてます。

で、下地の色を事前に吹くわけですが…
たぶん去年辺りの「MG Ex−S」の残りぢゃなかったかと(汗。
青系の色でそれなりの濃さであれば、問題は無いかも。

顔だけでは物足りないので、
下半身の仕上がり具合もチェック。

作った本人だけでなく、コレを見た人が、
「をぉ…」と感じてくれれば、成功だと思います(ニヤリ。


てな感じで、肌色塗装は終了です。

●『働けニート!!』(違

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準備が出来た所で半透明白を吹きます。
何故に「半透明」かというと、白そのままだと
あっという間に白になるから、…です。

「リリス」の時に書いたかどうかですが、
サフレスに使ったクリアーオレンジが毛細血管なら、
この半透明白は「皮膚(表皮)」だと認識してます。

一応ですが、似たような効果を出すものとして
「白か蛍光ホワイトパール」を吹く、というのもあります。

ただ、自分の場合、先述の様な「濃く吹き上がった」
ケースをドボン(溶剤で落としてリトライ)ではなく、
重ねる事で深みのある肌色に出来ないか、
…という事を主眼にしているので、
極微量ながら白を混ぜている次第。