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■第10回 MSZ−006 「Zガンダム」(バンダイPGシリーズ)

ラチがあかなくなってきたので、
ここらでハイライト色を吹くことに。

スーパーホワイト(156)とパール白(ボークス製)です。
…この場合、ツヤ消しで使う関係で
パールの発色は殆ど出ませんが、気分の問題で(汗。

その下、吹き終わったパーツ群ですが、
やはりというか、足首を見ていると、
やっぱり「Zプラス」風にすれば良かったかなと。

このコーナーも漸く名実共に10作目。
本来ならば残りの過去作とかキリ番指定キットを
組むべきですが、放置キットの塗装もやってみようと。

そんな訳で今回はバンダイの大型キット、
「PG Zガンダム」です。

今回このアイテムをセレクトした理由としては、
いい加減味方キャラの作例も出さねば、とか、
次のMGキット製作がガンダム2機同時製作だったりとか、
そのうちPGのGP01もやらねばならないので、
その前哨戦を兼ねていたりとか。

TVシリーズと同時進行で発売されたプラモは
結構あるのですが、ことZに関しては
完全変形を謳った1/100がしょんぼりな出来で、
当時MS形態に特化した1/144とか
1/60を組んだ記憶があります。

そのリベンジもかねて?キット発売当時にとりあえず買って
パチパチと組んだものの、完成度の高さもあって、
そのまま長期間放置していたものです。

そういうわけでとりあえず掃除をし始めたものの、
思った以上に適当な表面処理だったりとかで、
改めて目立つ部分に修正を加え、塗装する事に…。

一枚目はパーツの処理を一部やり直して、
洗浄する前の状態(でかいので削りくずが一杯出た)。
不幸中の幸いというか、外装系のパーツは
付けてあるだけだったので取り外して塗装後後付け、
バラせないところはマスキングして塗装していきます。

2および3枚目に出してますが、
横着して裏側の黒(ジャーマングレイ)から吹いてます。
…後で奥まったところにムリヤリ筆を突っ込むより
かなり楽になりますので、
こういう(非常識っぽい)事を結構やってます。


そして白を吹く準備。
サフ代わりに選んだのはジェノザウラーの残り(ぇ。
これに紫(67番)を加えて、
最終的に「紫がかった白」にします。
(ゼロからやる場合、紫・ミディアム青に、白または灰)

で、5枚目が基本色塗装後です。

洗ったりした割には、配線が生きていたり。
PGキットは電池別売りながらも、
デフォルトで「目が光る」ので、
改造工作が苦手な自分にも嬉しいキットだったり。

…ただ、色々やったのでスイッチが固いのなんの…

ここから様子を見つつ、白に近づけていきます。

まずは314番、次いで338番。
…ちなみに、ジェノザウラーやるときに、
とりあえず仕込んでおいた塗料を使ってます。
(基本的に廃物利用?)

これからやる場合は、
普通に白系統の色を混ぜれば良いかと。

ラベンダー色から変化してませんが、
ぶっちゃけ、「Zプラス風味」にすれば良かったなと。


…センチネル系のキット、あんまり手持ちが無いもので。

さて、相変わらずというか、組んでいないものも多いですが、
組んだだけで色塗ってないキットも、割と多いなと実感してます。
ま、流石にこれより昔の、「組んだだけキット」はもう存在しないのですが…長い事刺さってた小骨だなと。

…で、撮影環境を整えて、ちゃんとした?画像が出来ましたので、興味のある方は次へどうぞ。

組立が終わって、カメラテストっぽいものを2点。
設定身長がやや大きめなので、
1/60ともなると、頭頂高だけで30cm超えます。

…なので、きちんと光源を用意して、
かっちりとした写真を撮らないと…。

…しょぼい作例が更にしょぼく見えてしまいますし(滝汗。

スミ入れまで終わらせて、
順次組立中の図。

昔のキットの設定画にこういうのがあった気もしもします。
こうしてみると、Zというデザインが、
実にスマートなラインで纏められているのを感じます。

そして今度は黒。
…ですが、殆どが関節部分に使うものばかりなので、
フライングアーマー部分のみとなります。

で、赤部分をマスキング、塗装に入ります。


今までの作例では色んなところで使ってますが、
今回改めてご紹介しておきます。
「紫がかった黒」というものの表現に使う方法です。
(MHの関節とかフィギュアの髪にも使います)

まずはベース色のメタリック紫黒(仮称。
メタルブラック(78)、ガンクローム(104)、
パール紫(イリサワの「オパールライラック」)
…が、それぞれ丸ごと入ってます(1:1:1)。
パールの伸張?剤がわりに、クリアーないし
メタルプライマーを混ぜて使ってます。
(やっておかないとパールがダマになりやすい)

その下が吹き終わったところ。
この色は、MHバッシュの関節とかに使ってます。
…ま、そのままはそれほど使っていないかと。



そして2コート目の「クリアー紫」。
これまたクリアー青(50)と、
クリアー赤(47)が1:1で混ざってます。

減ってきたらそれぞれを一本づつ足せば良いので、
ベース色もコート色も、それぞれ好きなだけ(!?
補充が利くわけですね。
…それだけ(黒の代わりに)浪費している、という傍証ですが。


その下には吹き終わり状態のものがありますが、
このままですとただのクリアーですので、
好みに応じて、光沢(クリアー)をかけるか、
トップコートなどでつや消しにします。

個人的には、つや消しで使った方が、
撮影時とか鑑賞時に鈍く光りますので、
こういった渋めの仕上げを好んで使います。

エアブラシとマスキングが終わった後は、
毎度お馴染みの筆塗り
主に関節の黒(ジャーマングレイ)、
アンテナとかの黄色(ダークイエロー)、
赤の部分はRLM23赤そのまま、
…というかんじでちびちび塗っていきます。

そんな感じでフライングアーマーとか。
スタビライザーの赤白の部分は別パーツだったので、
先の工程で塗ったものをそのまま取り付けてます。

分かりづらいかもしれないのですが、
光が当たっているところは紫、
影の部分は黒に見える、という風に仕上がっている、

…ハズ…。

赤の次は青。

胴体部と太もものマスキングをし、青を吹きます。

ベースにしたのは、いつもの?
フタロシニアン青(322)、
ついでキャラクターブルー(110)、
これにもついでにパール紫(再びボークス製)
を混ぜてます。

これもですが、分量をケチったためか、
よーく見ないと、紫がかって見えません(苦笑。



…はて。
どうみてもZのパーツに見えないものが
紛れ込んでいますが…(謎。

11回更新予定の「MG Sガンダム」と、
「MG Ex−Sガンダム」の肩パーツです。
…まとめて塗装して楽しようとしてた訳です(苦笑

白の次は赤。
赤自体、模型塗料の(下地の)隠蔽力が弱いので、
前もって白が吹いてあります。

で、白を残す部分をマスキングして、
赤の塗装に入ります。


塗装順としては、
原色の赤(3)を吹いた後、
残った塗料にRLM23赤(114)、
更に試しにパールピンク(これもボークス製)、
を混ぜて吹いています。

パールの量を増やせば、
光線の加減によっては「ピンクにきらめく赤」、
っていうのが表現できるかと。
(ケチったので現物は極くにぶく光る程度)

フロントアーマーの裏とか。
先に裏側に黒を吹いたおかげで、
塗料があまり回らない裏側は薄いグレーになります。

…雰囲気が良かったので、これはこのまま完成となります(ぇ。

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