被爆58周年 8.6ヒロシマ大行動

主催:被爆58周年8.6ヒロシマ大行動実行委員会

reported by : Ms.Y.F.
 「被爆58周年 8.6ヒロシマ大行動」に参加してきました。
 今年も栗原貞子さんは車いすで登場し、「原爆で死んだ幸子さん」を朗読されました。
栗原さんは90歳だそうです。 一方、日本と韓国大邱の若い方たちが登壇してすばらしいアピールをしました。 集会託児所の子どもたちは1枚の紙に1字づつ書いて、「平和のためにがんばりましょう」と折鶴といっしょに3階観覧席の手すりからこれをぶら下げて、会場から大きな拍手をあびました。

 今年は、時を同じくして、韓国の大邱市でもおなじ行動がもたれているとのこと、そして、お互いにメッセージを交換したことが報告されました。

 国際連帯の輪もさらに広がりました。 韓国、中国につづいて、全世界2,000万の反戦ウエーブを牽引したアメリカANSWERの女性活動家が2人参加されてアピールをし、10月25日イラク占領に抗議するデモを全米各都市で行うと提起しました。

 STOP!有事法制、イラク反戦の先頭に立つ20労組を代表して航空労組連絡会村中さん72時間の反戦春闘ストを打ち抜いた動労千葉の労働者JRの不当な差別解雇に対して十数年節を曲げずに闘い抜いている国労闘争団反日の丸・君が代・教育基本法改悪と戦っているヒロシマの教育労働者などからも力強い訴えがありました。

 今大会では「当時のヒロシマの悲惨な被害を決して忘れてはならぬ一方今を生きるわたしたち一人ひとり、そして日本の統治者は、かつての日本のアジア侵略がもたらした結果を現在から将来にわたって、これを心にきざんでおかねばならない。」ことが明確に打ち出され、二度と同じ過ちを繰り返さないという決意にあふれた大行動でした。 しかし、中国の朱咸さんの「原爆資料館を見学したが残虐な侵略については何もなかった。」という発言を聞いて、改めて加害者の無自覚と被害者の深い痛みを感じさせられました。

 折りしも反戦の街ヒロシマで「つくる会」教科書採択をめぐる攻防が真っ只中でした。 集会では採択阻止のアピールが発せられ、会場では反対署名が取組まれ、大会後のデモでは教育委員会のそばを通るときに、「歴史の歪曲を許さないぞ」、「子どもたちの未来を奪うな」、「教育委員会は恥を知れ」のコールをたたきつけました。

 有事3法、イラク特措法は成立し、これからもメジロ押しの反動攻撃が準備されていますが、わたしたちにはこのすばらしい団結があるのです。 ヒロシマ大行動に結集したこの団結をかため、もっと、もっと強くしていくことこそ勝利の道、朱さんに応える道だと思いました。
 この一翼をになう百万人署名運動の強化拡大が求められていると思いました。

関連リンク
 2003年広島平和宣言

ブッシュの戦争 日朝人民の連帯
第9回 8・15労働者市民のつどい

日にち : ’03年8月15日
主催 : 戦後50年を問う8・15労働者市民の集い全国統一実行委員会
reported by : マリオン
韓国の「民主亘総」(韓国民主亘働組合総和合)のネム‘チャンソプ氏がヂピールを行っています| 今年第9回目の8・15集会は豊島区民センターに360名余りの人々が結集しました。
 韓国の民主労総(全国民主労働組合総連合)からソウル本部副委員長のキム・チャンソプ氏を迎え,国際連帯を発展させていく集会となりました。
 キムさんは,「みなさんの闘いに,民主労総としてはじめてきました。どんな闘いも厳しいですが,いったん道が開かれれば容易になります。これから,みなさんと闘いをやりましょう」と熱烈に挨拶されました。そして,最後に「希望は世界の労働者と民衆です」「私たちと共に,韓半島での戦争を阻み,世界の平和のために闘いましょう」と訴えられました。
 集会の報告はこちらです

有事法制反対! イラク占領反対!
世界の戦争に反対する仲間たちと!


  <8月の行動の記録 >