先生の発言にみる国会の「常在戦場」

 小泉内閣から安倍内閣そして福田内閣に代わっても、「米百俵」は国会で使われ続け、すでに230回を数えようとしている。
この米百俵と同じくらい長岡で知られた言葉が、「常在戦場」の4文字である。

最近、「常在戦場」は政権奪取をねらう小沢一郎民主党党首がテレビや新聞でよく引用する。
では国会議員の先生方は、国政の場所でどれほど使っているのか、国会の議事録から調べてみた。
河井継之助の書と伝わる「常在戦場」

 結論からいうと、「常在戦場」は19回であった。主な引用者は竹下登、安倍晋太郎そして武部勤などである。
そして長岡藩との関連で発言した先生はいない。
「米百俵」を連発した小泉純一郎総理大臣が、「常在戦場」を一度も使っていないのは以外であった。

また最も古いのが昭和37年で、明治、大正そして戦前の使用がないことに気づく。
このことは、言葉に出すまでもなく常在戦場の中にあったからであろうか。

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