Quartz Glass Coating
クオーツガラスコーティングとは?

クオーツガラスコーティングは自動車専用のコーティング剤ではありません。もともとは半導体の平坦化絶縁膜として使用されていた
ものを、用途開発を行ない、まず、自動車の防汚コーティングとして実用化を成功させたものです。このクオーツガラスコーティング
はどのような素材にでも性能を発揮し、施工方法を選ばない為、様々なものに対してコーティング剤として利用することができます。
クオーツガラスコーティングの持つ性能とは、絶縁性、耐熱性、耐摩耗性、親水性、高耐久性、耐薬品性、透明性、密着性の高さなど
、膜厚次第で様々な効果を発揮できます。これらの多様な性能を持っている理由はクオーツガラスコーティングがシリカ、つまり無機
質のガラス膜を形成するという特性を持っているからです。

@絶縁性・・・
例えば、セラミックなどが絶縁体として利用されています。もともとはこの特性を生かしクオーツガラスコーティングも半導体の
平坦化絶縁膜として、既に10年以上前から使用されています。

A耐熱性・・・
シリカの耐熱温度は1300℃です。

B耐摩耗性・・・
常温大気中で密度2.0のシリカ膜へ転化します。常温大気中であれば約1ヶ月かけて表面硬度9H程度まで硬化します。

C親水性・・・
クオーツガラスコーティングは撥水しません。撥水性をもつものは殆んどが、ワックスのように油の力を利用して水をはじいていま
す。ところが、水ははじいても同じ油分はなじんでしまいます。1度なじんでしまった油分は表面のワックス成分が取れない限り、
汚れとしてこびりついたまま残ります。親水性は以上の効果とまったく逆の性能を持っています。つまり、水分はなじみますが、油
分ははじくのです。

D高耐久性/E耐薬品性・・・
無機質という特徴を持っている為、紫外線などにさらされても劣化することはありません。また、酸に対しても高い耐性を発揮します。

F透明性/G密着性・・・
通常、クオーツガラスコーティングを自動車に対して施工しても膜厚は1.0μ以下しかありません。そのため、素材感を損なわずに施
工できます。また素材表面と化学結合することにより、高い密着性を発揮し、かなりの伸縮にも耐えることができます。

H平坦性・・・
クオーツガラスコーティングの平坦化絶縁膜としての特性を生かし、マイクロメートルレベルの凹凸を埋めてしまいます。そうする事
で、汚れのこびりつきを防止し、塗装の美観を維持します。

2.10年以上の耐候性

完全無機の石英ガラス質なので、10年以上の耐候性があります。
※環境、用途により異なります。

1.新素材コーティング

常温で硬化します。また、施工方法を選ばず様々なものに対する
コーティング剤としてその優れた性能をいかんなく発揮します。

☆ 他のコーティングとの比較☆

クオーツガラスコーティングの5大特徴

■塗膜密度の変化
          
常温放置で石英ガラスの密度に
限りなく近づいていきます。

(6インチSiウエハーを用いて実測)



       
<放置条件>

    ドライ:20℃   5%RH
     大気:20℃  30%RH
     高温:20℃  95%RH

5.環境にやさしいエコ商品

クオーツガラスコーティングは自然界の石英と同じなので、破棄しても無害です。また、環境破壊につながる化学薬品、石油製品
などの洗浄排水を大きく減らすので、地球にやさしい商品です。

3.メンテナンスフリーの親水性

親水性塗膜なので、都市型の油汚れは寄せ付けず、付着しやすい水性の汚れは水洗いで簡単に落とせます。


4.幅広い用途に

樹脂タイプとは異なり無機質であるガラス膜を形成します。なおかつ塗膜はもちろん、金属など、様々な素
材に対して優れた密着性を発揮します。

☆クオーツガラスコーティング剤☆

カーオーナー様へのご提案

・撥水と親水のメリット、デメリットについて

撥水性は確かに水の転がりも良く、艶も上がり、さらにはその手触り感も好きだとおっしゃる方もいらっしゃいます。クオーツガラス
コーティングはこれらとは相反するものである為、必ずしも、万人受けするものではありません。しかし、撥水コーティングは車その
ものが持つ光沢の保護、また、いつまでも車を綺麗にしていたい方にとって本当に間違いのない商品でしょうか?水を弾くのは油分の
特性によるものです。撥水コーティングについてはカーシャンプーからワックスやポリマーコーティング等、様々な商品が市場に普及
していますが、その違いはコーティング自体の保持期間の違いと仕上がり感の程度の違いです。これらの商品全てに共通することは性
質上、水は弾きますが、一番しつこい油性の汚れはなじんでしまうということです。現在の環境では雨や埃の中に、自動車の排気ガス
や工場からの煤煙など様々な油汚れが含まれています。これらが上記のような撥水コーティングに一度なじんでしまうと、今度はコー
ティング自体が劣化して剥離しない限り洗い落とすことは出来ません。一方、親水性は撥水性とは全く逆の性質を持っています。つま
り、水は弾きませんが油分を弾いてくれるのです。付着した水性の汚れは水を使って洗浄すれば一緒に流れ落ちてくれ る為、お手入れ
が非常に楽になります。