今年(2010年)も、聖蹟桜ヶ丘の界隈は、秋祭りで賑わいました。
残暑が厳しく、秋の気配がまだ感じられない中、祭り伴纏を着た人たちも、見物する方も汗だくでした。
神輿(みこし)や山車(だし)が連なる行列の先頭は人の背丈よりも大きな太鼓。ズシンと来る轟音が鳴り響きます。太鼓の音は邪気や災いを祓うと言いますが、不景気も消し去ってくれるといいですね。
多摩市内の各地の神社から発した行列が近隣を練り歩きます。聖蹟桜ヶ丘駅の近くを通るのは、小野神社や熊野神社から来る行列。小さな神社からもたくさん繰り出すので、いたるところで太鼓の音が聞こえます。
ところで同じ日。かもきちの知り合いは、車で出かけようと、脇道から広い道に出た途端に、数人の警察官に笛を吹かれて、路側帯に誘導されてしまったそうです。
「曲った直後なのに、もうスピード違反?」「あの曲がり角が右折禁止だったの?」「それとも一時停止を忘れた?」
交通用語が頭の中をぐるぐる飛び回り、目の前が真っ白に!
車を寄せたら、「お祭りが通るっから、ちっと待ってねー。ご協力ありがとねー。」 と言われて、ホッとしたそうです。
(2010年9月)