6時間目:駐停車のコツ
目で見るんじゃない、感じるんだ!?
えっと、今日は「駐停車のコツ」とありますが、
最初に言っておきます。
駐停車の方法を教えるわけじゃありません。
「じゃあ何なんだ?」ってことですが、
皆さん、駐停車に一番重要なのは何かご存知ですか?
それは
ズバリ車幅感覚なのです。
車幅感覚がなぜ重要なのかというと、
駐停車が苦手な人に共通するのは、
「ぶつけるかもしれない」という不安なのです。
で、実際にぶつけるのは、車の大きさや、障害物との距離が把握できていないからなのです。
そこで、今回は、如何にして車幅感覚を鍛えるかについて考えましょうね♪
まず、車幅感覚ですが、
車幅感覚とは、運転者及び同乗者にとっての、車の前後左右の位置の感覚のことで、
車毎あるいは座る位置で異なってきます。
(今回は右ハンドル車の運転席に座った場合の話をします)
車を運転していると、前方は常に見ていますので一番感覚が正確です。
しかし、後方や、横(特に左側)が苦手な方って結構多いのではないでしょうか?
では、この車幅感覚を鍛えるにはどうすべきか?
手っ取り早いやり方は、タイヤの位置を把握する練習をすることなのです。
タイヤの位置さえ分かっていれば、自分の車のバンパーやフェンダーの位置や、
空きスペースに車を入れる為のコントロールまでもが、すぐに把握できます。
で、KEVIN流のやり方は、「踏み絵訓練」です。
「何じゃそりゃ?」って感じですがまぁ聞いて下さい。
「踏み絵練習」は2つあります。
1.雑巾踏み
まず、ある程度広く、自由に使える場所を確保してください。(晴れて、乾いた場所)
んで、雑巾を二枚用意し、車を適当な場所に止めてください。
そして、おもむろに前タイヤの下に雑巾を一枚ずつ置いてください。
次に、車を発進し、Uターンして、雑巾の上に前タイヤが来るように止めてください。
できましたか?
意外に苦戦しませんか?
そうです、これは結構難しいです。運転経験ある人でも、これができない人は意外に多いのです。
勿論、前タイヤで出来たら、今度は後ろタイヤでもやって下さいね。
出来なかった方は、車を止めたときに、「どれくらいタイヤがズレているか。」「どうすれば乗っけられるか。」
を研究し、何度も挑戦してくださいね。
ある程度乗っけることが出来るようになったら、
今度は、雑巾四枚用意して、四輪で同じことを練習して下さい。
これをマスターできれば、カンペキですよ♪
この練習は。実は一部の警察でもやってる実践的な方法なのです。
4輪は無理にしても、2輪は出来るように頑張りましょうね♪
2.マンホール踏み
これは至ってシンプルで、
「道路のマンホールをとにかく踏む」
これだけです。
普通、マンホールって無視するか避けるような存在ですよね?
そこをあえて踏んでください。
それはもう親の敵と思って踏みまくってください。
踏んで踏んで、飽きてきたら踏まないスレスレを通したりして下さい。
でも、公道ですので、くれぐれも他の車や歩行者には気をつけてくださいね!
これも、やはりタイヤの位置の感覚を鍛えるには結構効果的なのです。
「走行しながら出来る」、という点もメリットだったりします。
車幅感覚は、駐停車どころか、日常の運転でも必要です。
まして、速く走るためには不可欠であり、
レーシングドライバーの車幅感覚は一般人の比ではありません。
それくらい、車幅感覚は大事なのです。
車幅感覚は鍛えれば鍛えるほど、運転が楽しくなりますよ♪