4WD改2WDへの道

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 新規格車の軽自動車に採用されている4WD。

 旧規格車との大きな違いは、センターデフの配置と形式が変更になった事が大きくアピールされていましたが・・・

 実は、それ以上に大きな変更があります。



 この図にあるように・・・

 フロントのデフと、右前のタイヤの間。

 つまり、右前のドライブシャフトの根元にトランスファーが着いているので、後輪の回転は、右前の回転を伝えているだけなのです。 

 これが何を意味するかというと・・・

 フロントのデフには、LSDは装備されていません。

 もちろん、社外品もありません。

 このため、左前のタイヤが空転すると、フロントデフの作用により、右前のタイヤの回転が止まります。

 右前のタイヤが回転しないので、後輪へ駆動力が伝わらなくなります。



 ジムカーナや、ダート等の走りをすると、右旋回と左旋回で、後輪への駆動力の伝わり方が変わってきてしまうので、まったく約に立たない4WDってことです。



 このため、軽量化もかねて、2WDにしてしまいました。



 まずは、車をリフトに上げて、リヤのブレーキを分解しましょう。

 

 2WDも、4WDも、同じドラムブレーキなので、ほとんどの部品を再利用します。

 ただ、ドラムの取り付けが変更になりますので、2WD用のドラムAssyを準備しておきます。

 取り外すのは、ブレーキシューと、サイドブレーキ用ワイヤー、ホイールシリンダ、ブレーキホースです。

 

 後輪近辺を、一通り外し終わったら・・・

 4WDならではの部品、プロペラシャフトを取り外します。

 これは、前後ともボルトで止まっているだけなので、かんたんでしょう。

 ただ、一人でやると、重たくておっことすかも・・・



 これが取り外したプロペラシャフトです。

 真ん中にあるのが、センターベアリングと、センターデフです。

 このデフは、ロータリー・ブレード・カップリングという形式で、あまり見ない・聞かない形式でしょう。

 まぁ、所詮はノーマル。

 可も無く、不可もなくって言ったところでしょうか。





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