自作FRPボンネット

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 ポリエステル樹脂に硬化剤を1%混ぜ、すばやく包装済みのボンネットに塗っていきます。

 私は最初にポリエステル樹脂を1kgくらい作りましたが、途中で足りなくなります。

 アルトのボンネットくらいのサイズなら、1.3Kgくらいは必要だと思います。

 ここからは、しばらく画像がありません。

 だって、樹脂が硬化しちゃうんだもん。(涙)

 このあとの作業は、樹脂が固まる前にガラスマットを乗せて、樹脂を塗り、鉄ネジローラーでエアを抜きつつ、ガラスマットに樹脂を染み込ませていきます。

 樹脂が染み込むと、透明になっていくのが分かると思いますので、念入りに作業しましょう。

 ここでの出来具合が、後々まで響いてきますから。(経験者は語る)

 そして、ガラス繊維を2層重ねて、樹脂を染み込ませるのが終ったころには、最初に作った樹脂がなくなると思いますので、ここでさらに0.2kgほど、樹脂を作ります。

 今度は、パラフィン入りのポリエステル樹脂を作りましょう。

 パラフィンを入れていない樹脂は、空気に触れていると硬化することなく、表面がべとついた状態になっていますので、パラフィン入りの樹脂で表面を塗って、硬化させる必要があります。

 それが出来たら、完全に硬化するまで放置しましょう。

 私は、一晩放置して、次の日にボンネットからはがしました。

 そして、ボンネット側もべとついた状態ですので、パラフィン入りの樹脂を塗ります。

 *本来は、一番下の層と、一番上の層は「ゲルコート樹脂」を使うらしいです。 そうすると、表面がべとつくことなく、綺麗に仕上がるみたいです。 また、型から剥がすのも楽みたいです。



 そして、次は裏骨を作りましょう。

 表面と同じように、ガムテープで包装していきます。

 裏面は、前面を包装する必要はないです。

 あくまでも、作る予定の骨の部分だけで大丈夫です。

 これをきちんとしておかないと、裏骨はいっぱい穴が開いている上、複雑な形状なのでFRPがうまく剥がれなくなったり、ガラスマットをうまく形に出来なかったりしますので。

 あとは、表と同様に樹脂を塗って、ガラスマットを押し付けて、さらに樹脂を染み込ませていきましょう。

 裏骨が完成したら、ボンネットの完成も近いです。

 ・・・ここから先は、修正とボンネットのヒンジ部分の作成、フロントのキャッチ部の作成になります。

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