K6Aエンジン・メカチューン 2
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ここから、ちょこっとした部品の加工をしていきましょう。
まずは、ウォーターポンプです。
これは、もちろん新品です。
でも、新品をただ組み付けるだけでは芸が無い。
中の通路のバリ取りは当たり前として・・・
まずは、二つに分解しましょう。
ボルト5本で、簡単に分割できます。
こんな感じですね。
組み付けるときは、このあわせ面に液体パッキンを塗って、組み付けます。
そして、今回の加工のメインは右手に写っている羽の方。
これです。
この羽が回転して、水を圧送するのですが、要するにこの羽は水の中を回っているってことですね。
そしたら、羽がただの鉄板って言うのはもの凄い回転抵抗になるのではないかな?
そんなわけで・・・
ちょっと見づらいかな?
この羽が左周りに回るので、羽の左側をナナメに削り落としている状態なんですよ。
そして、羽の反対側は、水がスムーズに離れていくように、反対側をナナメに削り落としています。
これで、少しでもフリクション・ロスが減ればいいなぁ・・・
そして、加工第2弾。
サーモスタットの加工です。
これ、純正の82度のサーモです。
そして、右上にある突起物は、「ジグルバルブ」と言って、LLC内のエア抜きをしやすくする為に付けられたなんちゃってワンウェイバルブです。
そこで、このジグルバルブを取り外しちゃいましょう。
やり方は、ニッパーなどで切っちゃうだけ。
こんな感じです。
これで、常に小さな穴からLLCが流れ続けるので、サーモが開いた瞬間に起きるサーマルショックを、少しでも低減できるのではないかな?
では、次回はいよいよエンジンの載せ替えをしましょう。