K6Aエンジン・メカチューン 2

 11ページ目

 エンジンの載せ替えの後半戦です。

 ブロックとミッションを繋ぐボルト・ナットを外せば、あとはエンジンを吊り下げて、エンジンルームから引き抜くだけです。

 このとき、ブレーキのマスターシリンダーやリザーブタンク等にぶつからないように、知恵の輪の如く、器用に取り外します。

 そうすると・・・

 はい、エンジンが無くなりました。

 右に見えるのがミッションで、フロントパイプの上、エンジンルームの奥に見えるのがトランスファーです。

 やっと折り返し地点まできました。

 あとは、このNewエンジンを積んで、逆の手順で配線・部品を取り付ければOKです。

 ちょっと色気を出して、ヘッドカバーをブルーに塗ってみました。

 その為、傷が入らないようにウェスを当てて、チェーンで吊り上げています。

 ・・・気づいたかな?

 オイルフィルターが赤い事に・・・

 今回は、ナラシ運転の期間は、このDENSO製のスポーツフィルターを使用します。

 中には、磁石が入っているので、細かい鉄粉等を普通のフィルターよりも、積極的に回収してくれるかな?という期待をしていますが、どうなるでしょうか。



 そして、ある程度、作業を進めたところです。

 ここまで来たら、オイルとLLCを入れて、エンジンがかかるかどうかをチェックしておきます。

 ・・・だって、万が一、かからなかったら・・・

 元のエンジンに戻さないといけないですから。

 もちろん、何の問題もなく、無事にエンジンがかかりましたので、LLCのエア抜きと同時に残りの部品を取り付けていきます。

 今回、チャンバーの取り付けをちょっと変更して、エンジンルーム内の補強材を取り外し、ECMの取り付け位置を変更しました。

 あと、アッパーマウントにタワーバーの土台を取り付け、ストラット上部の補強としています。



 ついでに、プチネタを。

 短い配線に、オスの平ギボシを取り付けました。

 何をするのか、もう気が付いた人はいるかな?



 このように使います。

 奥にペダルが見えますね。

 そう、クラッチスタートシステムのキャンセラーです。

 エンジンをかけるときにクラッチを踏んでいるって言うのは、クランクのスラストメタルにオイルがまだ回ってきていないのに、思いっきり押し付けて、エンジンを回す状態だそうです。

 その為、強化クラッチを入れているような車だと、すぐにスラストメタルに傷が入ってしまうこともあるそうな・・・

 まぁ、ワタクシのVSが純正クラッチを流用しているだけなので、何の問題もないとは思いますが、ここまで手間をかけたエンジンですので、少しでもいい状態を長く持たせたいので、クラッチを踏まずにエンジンがかかるようにしてしまいます。



 *この改造は「事故が発生する可能性がある」改造ですので、マネをする方はご自身の判断と責任において行ってくださいね。



 エンジンをかける前に、ギヤがニュートラルかどうかを必ずチェックする人なら何の問題もないですけどね。



 とまぁ、長々と紹介してきたNewエンジンですが、どうですか?

 この後、慣らし運転後のオイルフィルターを分解して見ます。



 次に進む  / サブ・メニューに戻る