トレイルラン・トレーニング |
No.11: 大菩薩峠への牛ノ寝通りの風景 |
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大菩薩峠は「大菩薩登山競争」で、山梨県側から何度か登ったことはありますが、今回は、東京都側から登ってまいりましたので、ご紹介します。 まず奥多摩駅から 今回私は、二日前の巨峰の丘マラソンのダメージが脚に残っており、同行の友人たちに、トレイルランと言うよりはトレイルウォークにして貰いましたので、若干スピードは遅めになっております。平坦な場所のみのジョギングでまいりました。ただ最後の舗装路2kmほどだけは、バスに間に合わないかもしれず、真剣に走りました。 |
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■ 活動日 |
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2008.09.23(土) 天候:晴れ時々山頂では曇り |
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■ コース |
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↓ モロクボ平 ↓ 棚倉分岐 ↓ 榧ノ尾山 ↓ 石丸峠 ↓ 大菩薩峠 ↓ ノーメダワ ↓ ↓ 508号線 ↓ |
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■ 距離 |
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約22.1km(地図上計測) |
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■ 所持品 |
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水(500ml×3本)、昼食(おにぎり4個、菓子パン1個、野菜ジュース100ml)、ウインドブレーカー上下、タオル(フェースタオル3枚)、着替え(Tシャツ、ハーフパンツ)、デジカメ、熊よけ鈴 |
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■ ウエア |
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上:半袖Tシャツ 下:ハーフパンツ、頭:キャップ 手袋なし。雨カッパなし。ストックなし。 |
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■ 所要時間 |
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6時間21分(トレイルラン所要時間) |
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■ コース紹介 |
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■立川駅〜 |
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今回の同行者はランニング仲間の6名。ルートをよく知っているK氏に案内して貰う。 上のスケジュールにあるように、立川発6:39の奥多摩行きに乗る。この電車は結構混むので、10分程度早目にホームに行くのが座るコツだ。朝早いし1時間余り乗る電車なので、座って行きたい。座れれば、着くまで仮眠を取ることも出来る。 7:46に奥多摩駅に到着。 ところで、今年は熊の目撃情報が多く、奥多摩でも熊に出会って大怪我をした人もいる。奥多摩駅前では登山者に熊への注意事項を書いたビラを配っていた。少なくとも熊よけ鈴かラジオをかけて行くのが常套のようだ。我々も6名中3名が鈴を持参し、全区間結構うるさく鳴らしながらトレイルランした。 |
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■ |
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役場前を8:30に出発。役場の前の通り、508号線旧青梅街道を奥に向って走る。少し行くと道路の上方に「大菩薩嶺」と矢印が書かれた青い標識があるが、ここを真っすぐに行かずに左折する。 これをもし真っすぐ行った場合、今回の我々の帰りの基点にたどり着ことになるはずだ。 左に曲がり、せせらぎに掛かる橋を越えると、写真のような「牛ノ寝方面登山口」と書かれた標識のある登り口が見えるので、ここから入る。この標識の後ろには、モロクボ平方面と書かれた標識も見える。 |
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■モロクボ平〜 |
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どこの山でも、最初の登り口は多少きつい。心肺機能がまだ全開転になっていないせいもあるのだろうが、今回は巨峰マラソンの後遺症で脚も少々ダルい。それで、無理をせずゆっくりと登ることにする。仲間が同じペースで登ってくれるので助かる。 登り切った当りに分岐点の標識があり、モロクボ平と書かれている(左写真)。ここは三叉路となっており、もう一方は小菅の湯に降りるルートのようだ。 標識に従い牛ノ寝通り方面に向う。 |
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■牛ノ寝通り〜 |
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牛ノ寝通りとは変わった名称だが、山には牛とか馬の名が使われていることが多々ある。私は山にはさほど詳しくないが、この名称も牛の背中の形に山の形状が似ていることから付けられたのだろうか。まさに牛が寝ている背中の形に。 その名の通りここは同じような山道がダラダラと続く。もし元気ならジョギングでいくにはちょうど良いルートかもしれない。もちろん所々登りもあるにはあるが。しかし、地図で見るとこの当りは標高1,350mを越える高さの場所で、思ったより高いのだ。 |
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■榧ノ尾山〜 |
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牛ノ寝通りを通り、榧ノ尾山(かやのお・やま?あるいは、さん?)に到着。榧ノ尾山は標高1,429.4mで左写真のように、あたりは木々が切り開かれて明るい場所になっているが、山頂というほどの見晴らしはない。休憩して食事中のグループが一組。 なお、小菅からここまでにすれ違った登山者は、おおよそ4組程度。案内のK氏曰く、このように朝早くから下山するということは、おそらく山頂で宿泊した人達だろうということ。なるほど。 |
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■石丸峠〜 |
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榧ノ尾山からさらに少しずつ登り、途中、小金沢山との分岐を過ぎると、500mほどで石丸峠に到着。小金沢山との分岐までにも、二つほど分岐や方向を示す標識がある。このルートは標識が多くかなり整備されている。このあたり一帯は東京都の水源地であり、途中、東京都の職員の方と思しき人たちにも出合った。お疲れ様です。 石丸峠あたりは写真のように笹が一面に広がっている。見晴らしの良い場所だ。さらに大菩薩峠方面に向うと、また12分ほどですぐに熊沢山の標識もある。 出発するときはかなりの好天だったが、頂上に近くなってくると霧が少し出ている。山の天気は本当に分からない。今回雨カッパを持って来なかったのを少し反省。結果としては不要だったが、万が一の天気に対して持っておくべきなのだろう。 |
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■大菩薩峠〜 |
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石丸峠から約16、7分で大菩薩峠に到着。ここが大菩薩峠登山競争のゴール地点だ。数年前の記憶が蘇り、この風景を思い出した。土産物屋や介山荘の間の通路を通ると、視界が広がる平らな場所がある。土産物屋さんの手前にトイレもある。 ここで昼食。店でカップラーメン(¥300ほどだったかな)を注文し、持参のおにぎりとで昼食。塩味の効いたお汁が美味しい。じっとしていると寒くなってきたので、ウインドブレーカーの上着を羽織る。 昼食後、写真(上)の先まで散策する。そこでは遠くに富士山が見えたので、写真を一枚撮影(写真(下))。写真中央の黒い三角が富士山だ。目では写真以上によく見えた。 34分の昼食休憩と11分の散策のあと、トイレを済ませて出発。 帰りは、休憩を取った平らな部分の中くらいに北側に下るルートがあり、そこを下りる。 ところで、ここでは、マウンテンバイクの集団が沢山いた。ここまでバイクで登れるものなのかと思った。その中の一人に、「これも結構ハマリますよ」と言われた。K氏も「次にやるならこれだな。」と言っていた。面白そうではあるが、バイクはかなり高そう。こういうものは値段の差が結構性能の差につながる気がする。 |
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■ノーメダワ〜 |
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ここからはほぼず〜っと下って行くのだが、大菩薩峠から1.4kmほどに小菅への一つの分岐点がある。ここを下ると、「小菅大菩薩道」というルート K氏が「このままではすぐに降りてしまいつまらないので、もう少し先まで行って降りましょう。」と言うことで、我々はもう少し先まで進むことにした。 途中ノーメダワという標識があり(上写真)、ここを過ぎてさらに約12分で、小さな木製の真新しい分岐の標識があり(下写真)、ここを下る。ここからは林の中で少し薄暗い。 ここを下ること、約54分。気持ちにも身体にもちょっと疲れが見え始めた頃、ようやく木々の間から舗装路が見え始めた。 |
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■508号線(旧青梅街道)降り口〜 |
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ラスト、急な坂を滑るように下りると、山道から舗装路が見えるが、道路への降り口が見当たらない。フェンスで山から舗装路は遮られている。フェンスに沿って外を見ると、フェンス網にロープのようなものが結んであるところがあり、K氏によるとそこが降り口だそうだ。 そこで、写真のようにフェンスを乗り越えて508号線(旧青梅街道)に出る。フェンスを越えても道路面までは1.5mほど石垣が積んであり、積み石の隙間に足を掛けながら道路に降りる。 山道は普通のちゃんとしたものであっただけに、最後の出口で少し驚いた。フェンスをまたぐ際に、足が届かない人用にちゃんと四角い石を台替わりに置いてあった。しかしリュックを背負って、さらに下り坂で疲弊した身体でフェンスを乗り越えるのはちょっとキツかった。30cm程度でもフェンスに隙間を開けてもらえたらかなり助かるのだが。 この508号線はさきほどの「小菅大菩薩道」から大菩薩登山口を経てここにつながっている。 |
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■ |
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508号線をただひたすら下っていくと、 少し行くと白糸の滝入口があった。奥に木橋が架かっているのが見えたが時間がないので、ここはパス。15、6分ほど歩いていると、K氏が「このままのペースではバスに間に合わないので、皆走って。」と言うので、皆一斉に走り出す。本日はほとんどがウォーキングだったが、ここに来てようやく本格的に走り始めた。足がランに慣れないせいか、最初はなかなかスピードが上がらなかったが、徐々にスピードアップして、15分ほど走ってバス停に到着。ちょうど、バス停手前に酒屋があり、ここで、缶ビールを購入。店の向側に水栓があったので、ちょっと借りて顔を洗う。水は冷たくて気持ちが良い。トイレはバス停の後ろ側にあるが、男女兼用なので、外で順番を待って使用。 始点からバスに乗ったのは我々6名だけだったので、バスの中で「お疲れさん。」とビールで乾杯。つまみがなくても程良い疲れがビールを最高に旨くする。先日テレビで言っていたが、喉の奥には乾きを感知する部分があってここをビールが通ることがビールを旨く感じさせているのだとか。まさに今その渇きのセンサーが最高潮に稼動している感じがした。 バスには途中の停留所から次々に客が乗ってきて、ほぼ満員状態で奥多摩駅に到着。 駅のトイレで用を済ませ、脇の水栓で顔を洗いベンチで着替え。そしてバス停売店でまた酒を買い、バスを降りてから20分ほどになり、丁度タイミング良く、ホリデー快速に乗って帰宅した。なお、始点の奥多摩駅からは大概座れるので、電車にさえ間に合えば安心していられる。 |
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