トレイルラン・トレーニング |
No.9:奥多摩・御岳を走る 武蔵御嶽神社 |
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御岳は「みたけ」と読み、御嶽とも書きます(JR青梅線の駅名は御嶽となっています)。今回はこのルートをこの秋に二度に亘りトレイルランをしましたので、そのコースを紹介します。 |
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■ 活動日 |
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2007.09.30(日) 天候:小雨
& 2007.11.03(土) 天候:曇り |
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■ コース |
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JR 御嶽駅には改札口横にコインロッカー(¥300)があり、デイバックなら3個ほど入ります。 なお、御嶽駅から青梅街道を500mほど、沢井駅の方向(駅を出て左)に行く多摩川沿いに勝仙閣という旅館があり、食事をするとゆず風呂に入ることが出来ます。団体だと帰りはマイクロバスでJR 二回のルートはほぼ同じですが、一部変えています。 9/30:御嶽駅から赤い大鳥居までは吉野街道を走る。岩石園コースは台風の影響で崩落し、通行止めのため、ここはパス。鍋割山から奥の院を経て戻る。岩石園はロックガーデンとも呼ばれる。 11/3:御嶽駅から赤い大鳥居までは、多摩川沿いの遊歩道を走る。岩石園のコースは復旧されたのでここを散策。鍋割山から奥の院手前で迂回し、途中、急坂を降りて戻る。 芥場峠へ向う斜面を登る 鍋割山への尾根を走る |
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■ 距離 |
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地図上での計測による。 2007.09.30(日) 15.1km 2007.11.03(土) 16.1km |
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■ 所要時間 |
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(下記表の距離は地形図計測によるもの。また標高に約と付いているのは、これも等高線より測ったもの。) ●2007.09.30(日) |
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●2007.11.03(土) |
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■ 携帯品 |
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持ち物:軽食(おにぎり2個)、スポーツドリンク(500ml)、カメラ、熊除け鈴、貴重品 |
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■ ウエア |
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ウエア:長袖Tシャツ、半スパッツ、キャップ、手袋 |
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■ コース紹介 |
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@-1(9/30のルート)御嶽駅〜赤い大鳥居 御嶽駅の目の前を走る青梅街道と直交する御岳橋を通って多摩川を渡ると、観梅で有名な青梅の吉野街道の延長線の道路に出るのでこれを右折。これは青梅街道と多摩川を挟むように延びており、御嶽駅から二つ先の古里(こり)駅前で青梅街道と合流している。ここからは緩やかに登りが始まる。この道は歩道付きの青梅街道とほぼ同じ道幅で交通量もそれなりにあり、車には要注意。途中大きな送水管が左手の山から下りて来て、道路の下をくぐって行く。これは水力発電用のようだ。駅から10分余りのジョギングで、赤い大鳥居に到着。その脇にコンビニがあるので、ここで軽食などを購入できる。 @-2 (11/3のルート)御嶽駅〜赤い大鳥居 御岳橋手前の左手から、多摩川沿いへ降りる階段がある。そして、この階段は遊歩道に繋がっている。上の街道は車も多く、遊歩道は景色も良いので、この遊歩道から行く方をお薦めする。多摩川のこのあたりでは、カヌーの練習をよく見かける。青梅はカヌーが盛んだ。よく、家の脇にカヌーを置いてあるのを見かける。この遊歩道沿いは紅葉が見事らしいが、今年は温暖なせいかあまり見られない。川に架かる二つ目の橋(吊り橋)を渡り、その先のSの字に曲がった坂を登ると、道路の対岸に大きな赤い鳥居が見えるので、この道路を車に注意して渡る。ところで、川からの坂道の途中に大きな柚子の木がある。青梅は柚子が多い。その下でも柚子の無人販売をしていた。8個くらいで¥100。 御嶽駅〜赤い大鳥居:約1.1km(うち、多摩川沿い遊歩道:約850m) A赤い大鳥居〜ケーブルカー滝本駅 この鳥居からは徐々に登り勾配の道になる。道路は片側一車線の立派な道路だが、進むに従って勾配が段々ときつくなってきて、後半はかなり息遣いも荒くなってくる。走って登れないこともないが、序盤なので無理をせず歩いて登る。時々、御嶽駅−滝本駅を結ぶ路線バスが我々を追い越していく。駐車場が見えてきたら、駅までもう少し。そして、左上の方にケーブルカーの駅舎の一部が見え始める。 赤い鳥居〜滝本駅:約1.5km Bケーブルカー滝本駅〜御岳ビジターセンター 道路が突き当たった右手に駅があり、その反対側に御岳への登山道(表参道)がある。小さな橋を渡り、鳥居をくぐると目の前に坂が続いている。舗装はされているが道幅は狭く、ここからは軽自動車がぎりぎり1台通れるくらい。つづら折れのカーブも非常に急なので、カーブの部分は少しでも緩やかな外側を通る。参道の両側には立派な杉の木が並んでおり、それぞれに番号札が付けられている。その番号は、上に行くほど若くなる。最初から確認しなかったが、一番下は800とか900番台かそれ以上だろう。途中どのあたりを登っているかは、この杉の木の番号が目印になる。 かなり上の方だったと思うが、道路に「ハチ チュウイ→」と書かれていた。恐らくスズメバチか、または→の方向を見ると木の穴に棲むジバチか。ハチは黒系統の色を攻撃すると言われるが、我を振り返るとウエアはまさに黒系なので、ここは首をすくめてサッサと通過。ちなみに、スズメバチは最初に刺された時より、二度目の方が抗体か何かが体内に出来て、アナフィラキシーと言うアレルギーショックを起こし、生命に危険が及ぶこともあるとのこと。とにかく、まずは最初に刺されないことだ。 No.1表示の杉の木(上の写真)は番号を辿りながら行くとカーブの先端にあった。そして、さらにその上にケーブルカーの御岳山駅への分岐がある。ここまで来ると、この登りの表参道がようやく終了。そして20〜30mほど行くと、左手に御岳ビジターセンター入口への階段が見える。 ケーブルカー滝本駅〜御岳ビジターセンター:約2.2km C御岳ビジターセンター〜武蔵御嶽神社 ビジターセンターの前を過ぎ、宿坊など建物の間を通ると100m余りで突き当りになるが、ここは左に曲がる。右に行かないこと。左手側は山の斜面となり視界は開けるが、道は徐々に登り勾配となる。通り沿いには茅葺の宿などもあり趣を感じさせる。坂を登りながら右左に曲がりながら道なりに進む。最後に右に曲がり20〜30mほどの土産物屋群を過ぎるとようやく武蔵御嶽神社に到着する。ちなみに、土産物屋の門前通りに曲がらずに真っ直ぐ行くと、日の出山方面への道筋につながっている。ビジターセンターからのこの間は距離も時間も短いが勾配もかなりあり、神社への最後の坂の総仕上げという感じだ。土産物屋では軽食も出来、昼時には参道にうどんの出汁などの良い香りが漂う。一番奥の左手のお店のおばあちゃんは、テレビにも出演したとのこと。腰は曲がっているが、とっても通るハキハキとした良い声で年齢を感じさせないおばあちゃんだ。「昔は表参道を下から米などを担いで登った」などの色んな昔話が聞ける。 D武蔵御嶽神社〜長尾平〜岩石園(ロックガーデン)への分かれ道〜天狗の腰掛杉 神社入口の階段を登り、門をくぐって長い階段を行くと左手に長尾平方面への道が続いている。長尾平にはテーブル・ベンチがあり休憩スポットとなっている。ここは、日本山岳耐久レースの最後のチェックポイントだ。土産物屋のおばあちゃんは、シーズンになると耐久レースの練習ランナーをよく見かけると言っていた。道端に真っ赤な紅葉(左下写真)があったが、辺りに紅葉があまりないのでその赤が際立っていた。このあたりは、ほとんど平坦なジョギングに最適なコース。 さらに行くと、右側上方に大きな天狗の腰掛杉が見えてくる。大き過ぎて逆に見逃してしまうかもしれない。サボテンの腕のような形をした太い枝が伸びているのが特徴で、いかにも天狗が腰掛けそうな形をしている。この天狗の腰掛杉を目印にして、右に登る道があり奥の院につながっている。左は芥場峠方面だ。そして、その少し手前の左に、斜面に沿って下って行く細い道がある。これが天狗岩・岩石園(ロックガーデン)への分かれ道だ。また、この手前にも同じような下り道があるが、これは七代(ななよ)の滝に向かう道で、最終的には天狗岩方面と合流するようだ。つまり、この天狗の腰掛杉は分岐の重要な目印になっている。 E-1(9/30のルート)天狗の腰掛杉〜あずまや 9/30時点では、岩石園ルートは入口で通行止めとなっていた。台風の影響で、コースが一部崩落しているということだ。なお、これは11/3には回復している。それで、9/30は天狗の腰掛杉の分岐で、芥場峠を経て大岳山へ行くルートを行った。つまり、天狗の腰掛杉を右手に見上げながら左方向に進んだ。この道は若干の下りとなり、緩やかに下っていくと左方向にあずまや(左写真)が見えてくる。この手前右側に湧き水があると地図には描かれているが、気が付かなかった。岩石園方面へ流れる水があると思われる。このあずまやで昼食をとることができる。なお、このあずまやの前を左手方向に岩場を下っていくと、岩石園につながっている。 E-2 (11/3のルート)岩石園分岐点〜天狗岩〜岩石園〜綾広の滝〜あずまや 11/3は、天狗の腰掛杉の手前の左側斜面を下り、岩石園に向う。少し行くと、すぐに大きな天狗岩に出る。正に大きな岩で天狗岩と書かれている。この右手に道は伸び、苔むした大小の岩々の間を清流が流れる岩石園が始まる(左写真)。ここは渓谷で緑が多く全体的にウエットな雰囲気。きっと夏は涼しいのではないだろうか。足元の岩は苔が多いので、滑らないように注意。 細かなアップダウンが続く岩道を行くと、少し目立った滝が右手奥に見える。これは「綾広の滝」と呼ばれている。手前に鳥居が見える。この滝は修行の場となっているとのこと。ここを過ぎるとまもなく岩石園は終了し、前述のあずまやに出る。 Fあずまや〜芥場峠〜大岳山・鍋割山分岐点 長尾平〜芥場峠間では、どうもあずまやの辺りが一番低いような気がする。それであずまやを過ぎると道は少しずつ登り加減になる。すぐの木の橋を渡ると、勾配は徐々にきつくなっていく。息が上がって限界に近づいたころに芥場峠がある。そこには、大岳山・高岩山の分岐表示(左写真上)があり、右手が今回の大岳山方向へのルート。そhして、ここから200mほどで右手に鍋割山への分かれ道がある。ただ、ここの表示板は小さくて、またその目指す道も細くて笹や草に隠れ気味なので見逃さないように要注意(左写真下)。ここは鋭角に少し戻る感じで斜面を登っていく。 G鍋割山分岐点〜鍋割山 分岐点を少し登るとすぐに尾根伝いのルートになる。そして間もなく二手に分かれる箇所があるが、これはどちらを行っても合流する。左側の方が平坦だ。若干のアップダウンを繰り返して行くと鍋割山に到着。ここは頂上というほどの尖がった場所ではなく、大岳山・奥の院などの行き先を示す標識の支柱に、小さく鍋割山と書かれていたのみ。うっかりすると見逃しそうなくらい。 H-1(9/30のルート)鍋割山〜奥の院〜天狗の腰掛杉 9/30は、鍋割山から奥の院を経て、また天狗の腰掛杉まで戻る。奥の院の前後はかなりの岩場となっている。奥の院から右手に下るとお社の脇に出る。その階段を下りて道なりに進むと天狗の腰掛け杉に辿り着く。 H-2 (11/3のルート)鍋割山〜奥の院手前分岐点〜急坂〜天狗の腰掛杉 鍋割山から奥の院に行く手前に巻き道の分岐があり、11/3はこの巻き道を行った。さらに行くと右側に降る箇所があるので、これを降りた。ここはかなりの急斜面で一応ロープも張られているが、滑らないように注意が必要。ここを下っていくと、天狗の腰掛杉〜あずまやのルート上に出る。ここは9/30に天狗の腰掛杉から芥場峠に進んだルート。降りたところには行き先表示板が立っている。これを左折して天狗の腰掛杉まで戻る。 I天狗の腰掛杉〜長尾平〜御岳神社〜御岳ビジターセンター〜滝本駅〜赤い大鳥居 天狗の腰掛杉からは来た道を戻る。御岳ビジターセンターから滝本駅までは、表参道の下り坂が続くので、スピードの出し過ぎに注意。調子に乗って下り坂を走り続けると、エキセントリック収縮による大腿部の筋肉痛が明日若しくは明後日あたりから発症するだろう。滝本駅から赤い大鳥居までも下りの坂が続いていく。 J-1(9/30のルート)赤い大鳥居〜御嶽駅 9/30は、赤い鳥居の前の道路を渡り、多摩川に下って吊り橋を渡った。ここまでは11/3と同コース。その後は吊り橋を渡って直ぐに上がり青梅街道に出た。出た場所はエネオスGSの脇。青梅街道は車が多いので、ジョギングには下の多摩川遊歩道を行く方が良いと思う。 J-2 (11/3のルート)赤い大鳥居〜御嶽駅 11/3は、来た道をそのままジョギングで戻った。この多摩川遊歩道ルートが一番快適だと思われる。ただし、他のウォーカーもいるので、スピードは出せない。また手すりもないので、川に転落しないように注意。御嶽駅前の目印の御岳橋は、帰りは渡った吊り橋を含めて3つ目の橋だ。この橋は吊り橋ではないのですぐわかる。この手前に上への階段がある。これを見逃さないこと。 |