レース紹介

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小川和紙マラソン大会

                                         

周辺の山々(送迎バス乗り場から)

このレースは埼玉県比企郡小川町で開催されます。小川町は埼玉県の西部に位置し、都心から見れば秩父の一山手前の東側に当たります。交通は、鉄道を利用するなら、池袋から東武東上線で急行を使えば、川越を経由して約1時間10分要するところです。その他としては、八王子と高崎を結ぶJR八高線の沿線でもあり、八王子からは1時間30分ほど要します。このように、小川町駅はJRと東武線が交差する、この地域では鉄道の便の良い町といえます。車では、関越自動車道で嵐山出口から5kmほどでしょうか。

小川町は和紙の産地として有名のようです。町のホームページを見ると、ここで生産される「細川和紙」は1300年の歴史を有し、国の重要無形文化財の指定を受けていると紹介されています。これは、近くに材料となる楮(こうぞ)、豊富な水がある、地域の特性を生かした伝統産業です。それで、小川と言えば和紙ということで、このマラソン大会もこの和紙の名が付けられたようです。スタートフィニッシュの会場も、和紙工芸の展示などがある埼玉伝統工芸会館広場などを使用しています。

そのほかにも小川絹や伝統家具、酒造などが伝統産業として受け継がれているようですね。また見る時間はありませんでしたが、歴史の残る町並みから武蔵の小京都と呼ばれているとのことです。周りを山に囲まれて、なんか日本を感じさせる懐かしい町でした。

レースは、まちをあげて応援している雰囲気が感じられました。

距離:Half

レース結果

14回(2006.12.10) 13419 (総合 262/1,645名、男子 250/1,450名、壮年男子B 69/722名)

種目(2006年の参加申込者)

 

Half              2,033名)

10km           1,067名)

5km             386名)

3km             197名)

2km             529名)

会場へのアクセス

 

 

ハーフのスタートが1020なので、900に会場に着くイメージで、駅到着を845ごろと設定した。これに合う都合の良い電車が下のようにあった。

JR中央線             国立            729発 (青梅行きなので、立川から自動的に青梅線)

JR青梅線             拝島            745着 乗換

JR八高線                               747発 (高麗川行き)

                           高麗川        815着 (高崎行きに乗り換え)

                                             818

                           小川町        845

(合計所要時間1時間16分、うち待合せ時間は合計5分で、わりと効率的)

 

会場は「埼玉伝統工芸館」で、和紙マラソンの名にふさわしい場所。スタート前に少し、展示品を見学する。場所は小川町から1.5kmほどのところ。

駅前には無料送迎バスが待っている。並んでバスに乗るまでが5分程度。乗っている時間が10分ほど。交通規制の関係でバスは会場までは行かず、約1km手前で降り徒歩で会場に向かう。そんなわけで、駅を降りてから会場に到着するまでは、30分ほどをみておいたほうがよい。ちなみに駅から会場まで歩くと約25分と案内書には書かれていた。

ところで、帰りの時刻はお昼過ぎだが八高線にはあまり手ごろな電車が少ない。ダイヤの間隔が開いており、途中の乗換接続も良くなさそう。午後の中ごろは乗換待ちが極端に悪い場合もありそうなので注意が必要だと思う。それで私は、帰りは東武線を使った。

帰りは

東武東上線           小川町        1314発 (急行)

                           朝霞台        1408着 徒歩でJR武蔵野線に乗換(駅改札間約50m

JR武蔵野線         北朝霞        1419

                           西国分寺     1438着 乗換

JR中央線                               1446

                           国立            1448

(合計所要時間1時間34分、うち待合せ時間は合計19分)

 

フィニッシュ後、顔を洗い、豚汁をもらい、ゆっくり着替えたあと、会場でお酒の試飲をしたりお土産を買ったり、ちょっと並んでお昼のそばを食べたり、一通りのことをして送迎バスで駅まで帰ると、私の場合、バスの待ち時間なども全部含め計1時間20分かかった。さらに人気のコロッケなどを並んで食べたりして、さらに時間を費やすと、都心に戻るのは夕方近くになると考えた方がよいだろう。本当はもうちょっとゆっくりしたいところだが。ちなみに送迎バスは14時まで。

帰りのバス乗り場は、行きで降りたところとは違う場所で、会場から歩いて34分の町の公民館の前。帰りの駅までのバスルートは、行きとは異なり遠回りをしている感じで、時間が少し余計にかかったようだ。レースが続いているせいで、規制が解除されていないからかもしれない。途中、若干の渋滞にもかかった。

着替え場所など

 

 

着替え場所は、男女別にそれぞれ会場内、の建物一部開放とテントが設置されている。ただし、シートを敷いて荷物も置いているので、9時過ぎに着くとほとんど場所は空いていない。天気の良い日は外でもOK。私は隙間で着替えて、隅っこの壁際にリュックを置かせてもらった。

貴重品預かり

 

 

貴重品預かりは本当に貴重品のみで、封筒に入れて、氏名・ゼッケンを書いた半券をもらう。返却時は半券を渡してゼッケンを示す。だから半券はなくさないこと。紙なので、注意が必要だが、皆どうしているのだろう。私は安全ピンでゼッケンの裏に留めた。狭い場所なので、スタート近くは混雑する可能性もある。

トイレ

 

会場敷地内の既設トイレ、着替え室の前の建物内トイレ、仮設トイレが設置されている。なお、スタート近くには下里4区区民センターの建物があり、これも利用可能(ここは空いている)。スタート前に私もここを利用。待たずにOK

洗面など

 

フィニッシュ後、チップをはずす場所の近くに仮設洗面所がある。そんなに混んでいない。

参加賞

 

参加賞は記念Tシャツ。

コース

 

コースは国道254号線及び、平行して走るそのバイパスを使用して、大きく細長い楕円状に一回りするワンウエイコース。おおまかに言うと前半がアップダウンを繰り返しながら全体に登り、後半は少しずつ下っていく感じ。

スタート

ハーフのスタート地点は、会場でフィニッシュ地点の埼玉伝統工芸会館の脇を通る国道254号線上にあり、会館から出て右方向に300mほど行ったところ。ちなみに、種目によってスタート地点が異なるから注意。係員が多いので分からなかったら聞けばよい。スターと地点には横断幕が上がっている。予想タイムの札が上げられるが、並ぶのは自由。一番前の札は1時間20分以内というからかなり速いが、実際はそれを目指すという集団。

ランナーが並び始めるのは、スタート前15分ほどから。私はアップも兼ねて少し早めに行った。先導の白バイの女性警官が二人待機していた。テレビで見るよりも颯爽としていて、真紅のウエアもなかなかカッコいい。

スタート〜5km

このコース全体に言えるのは、道路がきれいで走りやすいこと。路面の凸凹は少ないというより、ほとんどない。

スタートして、1kmほどで両側が林の山間部に入る。2kmまでの間に最初のアップダウンがある。ダウンの箇所は木陰で路面が濡れて、この季節落ち葉も多いいので、濡れ落ち葉のスリップが怖い箇所。そして、5kmまでの間に2箇所の大きなアップダウンがある。最初のダウンを過ぎると2.5kmあたりで左折して、254号線バイパスに入る。二車線のうち、進行方向左側をコースとして使用している。このバイパスは丘陵を切り開いて作ったもので、緩やかに大きくうねっている。つまりアップダウンがある。

510km

6km辺りで大きな登り坂に出くわす。5kmまでに下りでスピードが上がっているので、この登りは息がかなりきつい。10km過ぎまではずっとこのバイパスコースだが、上図のように数箇所のアップダウンがあり、辛抱が必要な区間だ。しかし、道はよく、視界も開けており、周囲の緑の木々が、きつい体と心を少し慰めてくれる。途中小川カントリークラブなども見える。

1015km

10km過ぎで長さ300mほどのトンネルに入る。そしてトンネルを過ぎるとすぐに大きく左折し、バイパスから分かれる。このあたりがコース上の丁度半ばで会場から最も離れた地点となり、これから後は小川町の方に戻るのみ。このあたりは林が近くで気持ちがよいが、人家が少ないので応援はほとんどいない。鉄道の八高線を過ぎるとところどころで、おばさんたちの応援が増えてくる。道路に覆いかぶさる木々の落ち葉を、風がランナーの肩に降りかける。そしてここからは鉄道に沿ってまっすぐ走るコース。このあたりから足に疲労が出て少しのアップダウンでスピードが変わってくる。

1520km

15kmを過ぎると市街に近づき応援も増えてくる。お年寄りが椅子を出しての応援も見受けられる。17.5kmあたりで、市街地に入り、なんとなく、フィニッシュが近づいたという感じが湧く。会場にはアドバルーンがあげられているので目印になるが、かなり近くまで来ないと分からない。

フィニッシュ

フィニッシュは会場の埼玉伝統工芸会館の広場なので、道路から50mほど入ったあたり。(下の写真)

制限時間

 

特に明記されていないが、ゴール近くの交通規制解除が1250なので、ハーフは2時間30分が制限時間と見てよいだろう。

距離表示

 

5km10km15km5km手前から1km手前まで1kmごとに表示あり。

エイドサービス

 

 

給水所は三ヶ所ある。最初の給水所は6kmあたりで、アップダウンを二度ほど繰り返したあとで、ちょっと遠い気がした。あとは15km手前と17kmあたり。水とスポーツドリンク。

フィニッシュ後は、トン汁サービスとスポーツドリンクのサービスあり。(左写真)

トン汁は、塩抜きをした冷えた身体にはありがたい。

 

記録表示

 

貴重品預かり所の近くの建物の壁に手書きの上位入賞者一覧表を貼り出し。でも少々時間がかかるので、ハーフの結果は見ることができなかった。個人記録は後日郵送される。記録証を貼る和紙の台紙が、参加賞として付いていた。

出店

 

  

上の写真は、左からスポーツ用品、饅頭、コロッケの出店。

饅頭は私がレース後に行ったときにはもう閉まっていたので人気が高いのかもしれない。コロッケも揚げたてで列が出来ていた。そのほか、たこ焼き、そばやパンなど町の商店が多数出店していて楽しい。地酒の店もあり、試飲するとかなり美味しかったので、五合ビンを1本買った。そのほか家族に酒饅頭もおみやげに購入。

2006年の結果

 

2006年のこのレースは、最初の5km219秒で、現在の私の力から見るとハーフでは少しオーバーペースで始まった。1km過ぎから下りがあったこともあり、スピードが上がってしまった。5km過ぎからは登りが続いたことと自重したこともあり、ラップは一気に5kmあたり23分台に落ちた。10km通過は45分ジャスト。

10km過ぎからはアップダウンが少なくなり、ペースは安定してくる。私の場合も後半は徐々にペースが戻ってきた。でも足の疲れから1kmごとにペースは上がったり下がったり。これは周りに抜かれたり、抜いたりして、他人との比較で自分でも実感する。ラップを後で見ると右記グラフのようにその様子がよく分かる。後半は1km毎の表示があったので、右図の15km以降はやけに細かく表示。こうしてみると5kmの中だけでもペースの変動は結構あるものだ。

とりあえずの目標が1時間30分だったので、実際のタイムとの1kmごとのペース差は13/km差となる。これを距離に直すと50mで、1kmごとに目標とは50m離れてしまったことになる。これが積み重なると、トータルでは目標とは419秒の差だったので、距離に直すと約1kmの差だったことが分かる。

このグラフの最初の5kmをもっと抑えたら、10km目はもう少し小さな山になったのか。たとえば平均の2220秒ほどで最初の5kmを走ったらどうなっていたのだろうか。

 

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