トレイルラン・トレーニング |
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No.2:奥多摩を走る |
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トレイルランニングパート2をご紹介します。今回は、私の友人で山に詳しい倉内氏の案内の下、奥多摩を走って参りました。奥多摩は高尾とは違ってさらに山深い所であり、一部険しい箇所もあります。ですから、トレイルには慎重さも伴いますが、より深い自然を満喫できる楽しみもあります。私は山に関してはほとんど初心者ですが、その私が感動した山の素晴らしさをご紹介しましょう。 |
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■ 活動日 |
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2003.09.23(火) 天候:晴れ |
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■ コース |
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JR青梅線奥多摩駅〜(バス)〜バス停東日原〜ヨコスズ尾根〜一杯水避難小屋〜仙元峠〜蕎麦粒山(H=1472.9m)〜川苔山(H=1363.3m)〜百尋の滝〜川苔谷〜川乗橋バス停〜日原街道〜JR青梅線奥多摩駅 |
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■ 距離 |
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往復約30km(地図上での計測) |
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■ 所要時間 |
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5時間40分(山頂での休憩含む) |
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■ 所持品とスタイル |
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今回の所持品とスタイルは次のとおりです。 携帯品 ウインドブレーカー(上下)、昼食(お握り一個、大福一個、ちょっと少なかったようです。反省しました。)、水(2リットル)、着替え下着、タオル、以上をリュックに入れ、そのほかウエストポーチにデジカメ、小銭など貴重品 トレイルランの場合、リュックは腰に固定するベルトがあるものを使用するのは当然ですが、胸にも左右を留めるバンドがあるものの方が、走るときに揺れないので良いと思います。さらに背中に当たる部分に汗を通さないプラスチックなどの遮蔽板が入っているものの方が、中の荷物を汗で濡らすことがないので良いでしょう。ない場合は荷物すべてをビニール袋に入れるなどした方が良いでしょう。リュックはかなり汗で濡れます。今回はトレーニングのためストックは使用しません。 ウエア ランニングキャップ、半袖Tシャツ、ハーフスパッツ、手袋、トレイルラン用シューズ |
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■ コース紹介 |
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では、走行メモと写真で簡単にコースを紹介しましょう。 |
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● JR青梅線奥多摩駅 本日は5〜6時間要するルートなので、早めにスタートする予定で、7時にJR立川駅青梅線ホームで倉内氏と待ち合わせた。ホームにはすでに奥多摩行きの電車が入っていた。立川は奥多摩往きの始発駅なので早めに電車は入っている。7:05に電車は出発した。立川では座席は満員。立っている人も多い。この日は学校のイベントでもあるのか高校生が多く乗っている。途中の駅で高校生がどっと降りると、ようやく座ることができた。後に残っているのは登山の格好をした人が大半となる。まさに奥多摩駅に到着する頃には、ほとんどが登山客である。なお、奥多摩駅の手前の駅でもそれぞれ登山ルートがあるので、駅ごとに数人ずつ降りていく。奥多摩駅はイメージ以上に都心からは遠く、立川からは1時間30分も要する。立川から東京駅までが約1時間弱だから、時間的にはそれより遠いのだ。駅を降りると、出口左側に日原行きのバスが止まっている。なお、奥多摩湖方面のバスが駅の道路を隔てた反対側にあるので、乗り場を間違えないように注意。バスは電車に合わせて出発しているようだ。改札を出たらさっさとバスに乗らないと、休日は混雑しているので座席に座れない。 東日原行きの出発時刻は8:30発だが休日は登山客が多くて8:34に出発した。なお、これに乗り遅れると次は9:32発となるので、注意が必要だ。しかし、奥多摩駅〜東日原間は7〜8kmなので走っていっても良いかもしれない。 ● 東日原〜一杯水避難小屋 バス停は東日原の手前に川乗橋がある。ここまでが所要約15分。ここから登山する人も多く、バスの乗客の半分以上がここで降りた。終点東日原までは約30分だ。東日原で降りるとバス停の公衆トイレで用を済ませ、トレイルを開始する。倉内氏に従って山道を登るのだが、ここは入口が細くて知らないと見逃しそうなルート。道からひょいと家の裏山へ入るような入口だ。ここから一杯水までは急勾配の道がつづら折れで延々と続く。 背丈の高い杉林などで、道は日影となっている。しかしこの日は台風の後で湿度が低く、非常に爽やかな気候となった。日影に時折指す太陽の光も爽やかである。木々の隙間から見える青空も眩しい。 ● 一杯水避難小屋〜蕎麦粒山 東日原から一杯水までに出会った登山客は6人ほど。休日の絶好の登山日和なのにここは人がまだ少ないルートなのか。 避難小屋 ここからは尾根伝いとなるので、平坦な箇所はジョギングで進む。仙元峠を越え蕎麦粒山に近づくと登りとなる。蕎麦粒山では、1人の先客がいてガスなどを使って昼食の用意をしていた。我々はおにぎりなど軽食と倉内氏が用意してくれたカップ酒で登頂を記念して乾杯。先客の方は少し呆れ顔。動いている時は暑いくらいだが、さすがに休んでいると身体が冷えてくる。20分ほどの食事休憩の後、先客に会釈して出発する。 山頂で乾杯 ● 蕎麦粒山〜川苔山 蕎麦粒山から川苔山のルートには、尾根伝いに防火帯として木々が伐採された帯状のルートがある。ここは幅が20mほどあり草原のようで実に快適だ。山の中にこのような空間がいきなり現れると不思議な感じがする。ここは鹿になった気分で快走。 途中、木々の切れ間から眺望が開ける。この日は山並みの遠くに富士山も望むことができた。 ● 川苔山〜百尋の滝〜川苔谷 川苔山山頂に出ると、山頂は他のルートからの登山客で一杯だった。山頂に着く前までは静かだったのにいきなり賑やかとなる。あまりに賑やか過ぎてここは早々に出発した。今回のトレイルのテーマの一つはあまり休まないこと。 川苔山の下りは岩場でかなりの急斜面である。岩につかまりながらの下山となる。 岩場を降りた後、横の方に別の道も見かけたので別ルートもあるのかもしれないが、未確認。川苔山は湧き水が豊富でそれが谷に集まり、日原川から多摩川に合流して流れていく。登山ルートの途中でも小さな湧き水の流れが沢山あり谷に流れていった。山の斜面のルートを30分ほど進むと、眺望がいきなり開けて「百尋の滝」が現れる。この滝は川苔谷の中でも最大のもの。百尋の名称だが、実際は40m程度らしい。でも迫力満点でかなり離れていても水の粒子が飛んでくる。この日は台風の後でもあり、水量が一段と多かったのかもしれない。滝の近くで若者達が食事をしていた。 滝の下の人影と比べると滝の大きさが分かる。 ● 川海苔谷〜川乗橋バス停 百尋の滝を越えると、一旦ルートを戻り川苔谷に沿って降りていく。最初の部分は川を岩伝いに渡り、川と岩壁の狭い間を歩くワイルドな場所だ。渓流の音に包まれながら降りていく快適なルートだ。しかし、数箇所渓流を渡る木橋があり、かなり高いのに手すりなどないので少し怖い。多少揺れもする。山に慣れている人にとってはごく普通のことだろうが、人工の空間に慣れきっている身にとっては新鮮だ。 川苔谷に沿って30分程降りると舗装路にでる。少し世間に戻った気分。しかし、この道は川乗橋から車両進入禁止となっているので車はいない。しかし、この道もバス停の川乗橋まではジョギングで20分程かかり、なかなか終わる気がせず少し疲労感が漂い始める。 ● 川乗橋バス停〜JR奥多摩駅 舗装路を川乗橋バス停まで来ると、日常社会に戻り一段落終わった気がする。ここのバス停でバスがすぐ来れば乗ることにしていたが、時刻表を見ると後30分程待つことになるため、JR奥多摩駅まで走ることにした。ここからは日原街道で車も多く、注意しながらジョギングで進む。 石灰石を運ぶトロッコの高架鉄道、日原川にかかる吊橋などあたりの景色を楽しみながら、奥多摩駅まで走った。大きな石灰岩の採掘場が見えると奥多摩の町だ。すぐに日原街道から国道411号線青梅街道に出て、左折し氷川大橋を渡るともうすぐ駅である。駅の手前角の酒屋でビールとおつまみを買い駅に歩いて向かった。駅の傍に観光案内所の小さな建物があり、その一階が休憩スペースとなっている。そこで着替えることができる。そして、駅の横にはきれいなトイレがあり、外では顔なども洗うことができるので便利である。 ● 参考の所要時間
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