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ランニングの常識・非常識 |
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ランニングをする上での、仲間内のクチコミで伝わっている常識、あるいは非常識な知識を載せていきたいと思います。検証された正しい知識も多々あると思いますが、思い込みによるものもひょっとするとあるかもしれません。 一応私が信じているものを載せていきたいと思いますが、効果のほどは責任を持ちかねます。各自でご判断を! |
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No.005 |
10km以上のレースでは男子は乳首に絆創膏などのテープを貼るべし。 |
男子の乳首は無防備である。マラソンなどの長距離レースでは、Tシャツやランニングシャツなどのウエアが揺れて、ウエアが乳首をやさしく撫でる往復運動をする。これがレース中続けられると、ウエアの布地がヤスリの様に乳首先端部を削り、皮膚がだんだん薄くなり、仕舞いには皮膚が破れて出血する。傷口に汗が沁みてかなり痛い思いをすることになる。そして、ゴール後には痛々しい血に染まったランニングウエアを見ることになる。真っ白のシャツに長く血の跡を描いているのを見てさらに痛さが増す。 これを防止するには、乳首に絆創膏などのテープを貼るのが最も手軽な方法だ。だから、レース当日に朝起きたら先ず行うべきことは、乳首に絆創膏などを貼ることである。私は、2009年のかすみがうらマラソンでは、注意が散漫になっていたのか、貼るのを忘れた。スタート後も全く気づかず、走っていて何となく乳首が痒いなぁと感じた途端、貼り忘れたのを思い出した。結果、痛さを我慢してのレースとなった。 では、どのくらいの距離から防護する必要があるのだろうか。これは個人差があると思うが、私の場合はかすみがうらマラソンの時は8kmあたりから痒みを感じ始め、だんだん汗が沁みてきた。なので、10km以上のレースの場合は必ず貼るようにしている。 その他の留意点としては、上着が揺れると擦りやすくなるので、上着はパンツの中に入れた方が擦りにくいと言える。厳しい係員のいるレースでは、シャツをパンツに入れることをスタート前に指示されることが多々あるが、ある意味正しいのかもしれない。生地の種類にも若干の差があるかもしれないが、いずれにせよ貼っておいたほうが無難だ。 |
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No.004 |
緑茶はトレーニング中の水分補給としては適さない。 |
トレーニング時やLSD、マラニック、トレイルランなど長距離を走る際に、コンビニ等でペットボトル入りの飲料を買うことがよくあるが、この中で緑茶の場合は利尿作用があるので運動中の飲料としては適さないとのこと。私は知らなかったが、「ええ〜っ、知らないの。ほとんど常識ですよ。」と言うことだ。私は元来お茶が好きなのでよく買っていた。コーヒーやビールが利尿作用があることはよく知られているが、これらをスポーツの水分補給剤として考える人はほとんどいない。しかし、緑茶を水分補給の対象として考えることは十分ありうるので、買おうとしているランナーがいたら、出来れば避けたほうが良いと教えてあげよう。 |
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No.003 |
シューズを履く時は、イスに座って履くと紐がきつくなる。 |
これは友人から聞いた話で納得したが、イスなどに腰を下ろしてシューズを履き紐を結ぶと、足部に全体重が掛かっていないため、紐を結んだあと立つと体重で足がつぶれて膨らみ、シューズの紐がきつく感じる。と言うことだ。だからシューズの紐はイスなどに座らず、クラウチングスタイルつまりかがんで足に十分体重を掛けて紐を結ぶのが良いとのこと。しかしながら、つい地面にドッカリと座って紐を結んでしまう私である。 |
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No.002 |
有酸素運動のあと、熱いお風呂に入ると運動効果がなくなる。 |
マラソンのトレーニングのあと、すぐに熱いお風呂にザブンと入ると、せっかくやったトレーニングの効果がなくなると言われている。 マラソンのトレーニングは、エネルギー代謝を無酸素系中心から有酸素系中心とするためのものが中心だが、これが台無しになると言うことなのだろうか。以前、マラソントレーニングの本で読んだのだが、どの本だったかは忘れてしまった。しかし、この教えだけは覚えている。 だから私は、トレーニングのあとは基本的に湯船には入らない。シャワーだけで済ますようにしている。トレーニングセンターでは、お風呂にサウナも付いているが、マラソントレーニングの後にサウナに入る人もいる。これもトレーニング効果をかなり減ずることになるのではないかと思う。と言うか、トレーニングで熱くなった身体のままで、熱いサウナに入る気が知れないのだが。 しかし、私はトレイルランのあと、温泉に浸かるのだけはやめられない。これは走り終わってすぐに入るわけではないのだから、あまり問題はないと考えている。 何の本に書いてあったか、また読み直して調べてみたい。 |
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No.001 |
レースのスタートラインに立ったときには、レースの8割は終わっている。 |
このコーナーで、まず最初に挙げたい言葉は、この言葉だ。 8割という数字が確かかどうかは別にして、これの本質は正しいと思う。これには二つの意味がある。 まず一つ目は、無事スタートラインに立てたことに対する感謝の意味。体調、故障や仕事その他でレースに出場できないこともある。まずスタートラインに立てたことに感謝し、日頃の体調管理や仕事などの調整などをしてようやくスタートラインにまで来ることが出来た、レースに参加する目標の8割はここで達成した、あとは残りの2割をレースで仕上げようという考え方。入れ込まずに気持ちの上で楽にレースに臨むことができる。 二つ目の意味は、レースは当日の頑張りだけではベストパフォーマンスは期待できないという意味。距離にもよるが、マラソンの準備には約半年ほどを要する。だからレースはトレーニングを含めて考える必要がある。つまりトレーニングを開始したときからレースは始まっていると言える。細胞のエネルギー代謝レベルの体作りから、必要な筋肉強化、走りに対する慣れなど順序立てたトレーニングを積んで、ようやくスタートラインに立つことが出来る。トレーニングを開始したときからレースは始まっているとの考えなので、スタートラインに立った時点は本当に最後の一こまとなる。だから、スタートラインに立った時には、レースの大半が終わっているのと同じなのである。レースの時だけ頑張っても、きちんとトレーニングを積んだランナーには敵わない。特に我々アマチュアランナーは、持って生まれた能力以上に常日頃のトレーニングがものを言うからである。 |
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