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ランニング研究:その5

トップアスリートのペース

ランニング研究その5では、トップアスリートのフルマラソンレース中のペース変化を追ってみたいと思います。公開されている女子トップアスリートのデータを拝見してみましょう。

フルマラソン女子の記録はイギリスのラドクリフが驚異的な記録で世界記録を塗り替えましたが、高橋尚子、ヌデレバ、ラドクリフ、の各選手のそれぞれのベストタイム時のレース中の5kmごとのラップ変化を見てみました。

各選手の5kmごとのラップタイムを全体平均速度との比率で示しました。100.00%が平均速度と同じです。

女子フルマラソンの5kmラップと平均速度との比

 

選手名

レース

5km

10km

15km

20km

25km

30km

35km

40km

Goal

記録

高橋尚子

01 Berlin

16:46

16:24

16:27

16:34

16:20

16:31

16:27

16:42

7:35

2:19:46

 

平均速度比

101.25%

99.03%

99.34%

100.04%

98.63%

99.74%

99.34%

100.85%

104.31%

3.31/km

C.ヌデレバ

01 Chicago

17:41

16:28

16:31

16:05

16:04

16:15

16:17

16:24

7:02

2:18:47

 

平均速度比

107.53%

100.13%

100.44%

97.80%

97.70%

98.81%

99.02%

99.73%

97.42%

3.29/km

P.ラドクリフ

03 London

15:58

16:02

16:15

16:13

16:06

16:02

15:58

15:55

6:56

2:15:25

 

平均速度比

99.50%

99.92%

101.27%

101.06%

100.33%

99.92%

99.50%

99.19%

98.42%

3.22/km

* グラフ

 

 

 

上の表をグラフにしたのが左図です。各選手とも個人差がありますが、中間部分は平均スピードのほぼ±2%以内で推移しています。

±2%とは、17分の場合、1640秒〜1720秒で、40秒間ですから、かなり小さいですね。

我々レベル、25/5kmの場合で計算すると、2430秒〜2530秒で、幅が60秒ですから、相当イーブンなペースです。ですから、彼女達は本当にイーブンなペースで走っているのです。特にラドクリフは5kmラップの最高と最低の差が27秒ですから驚異的ですね。タイムも驚異的でしたが、ペースも驚異的です。さらに15km以降はペースアップしています。

下に参考に私の記録を載せてみました。35kmからのペースダウンが激しいですね。

私の目標としては、ラップ15すなわち10km25kmまでのペースの推移をその後も維持できればと思います。つまり今後の目標を平均速度±5%にしたいと思います。平均速度が21/5kmだとすると、20分〜22/5kmということですから、これでもかなり素晴らしいペースです。

トップアスリートと比較するのは無理がありますが、最初の入りが速いのが分かります。やはり、最初の入りを調整する必要があるんでしょうね。これが35km以降のペースダウンに関係しているのかもしれません。

 

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