■レース紹介 |
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第25回東京国際女子記念市民マラソン |
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25回目となる東京国際女子マラソンを記念して、今年は市民マラソンが併設されることになりました。これまで、市民参加のフルマラソンが都心で開催されることはなかったので、画期的なことです。これが継続的に東京都心でのフルマラソンに繋がれば良いのですが。石原都知事は会見で2005年に東京で市民参加のフルマラソンを開催すると発表したようです。この動きに賛同いたします。 |
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2003年11月16日開催 |
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■ 距離:42.195km(フルマラソン) |
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■ 天候 |
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晴れ 最高気温:24.8度 (11月とは思えない暑さでした!!) |
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■ 記録 |
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3:17:02 (男子順位:611位/731名中) |
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■ 完走率 |
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完走率=完走者731名/登録者1953名=37.4% 振り返ってみれば、富士登山以上の厳しい完走率でした。 |
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■ 会場 |
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東京国立陸上競技場 受付は競技場内、回廊にて。着替え場所、荷物預かりなど各種施設もこのエリア。 |
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■ トイレ |
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東京国立陸上競技場内トイレ使用。ここは集客施設なので数は多いが、結構並んでいた。出場者が増えた場合は不足する予感。 コースにも公設トイレが7箇所あります。 |
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■ 着替え場所 |
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着替え用テントがあるが、大半はバックスタンド椅子席か、スタンド下回廊で着替え。 |
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■ 荷物預かり |
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荷物は配布されたゼッケン番号入りのビニール袋にまとめて、所定の荷物預かり場所に預ける。ただし、リュック以上の大きな荷物はこれには入らない。 |
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■ 参加賞 |
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色んなものが記念にもらえる。 ・資生堂のスポーツ用化粧品(私はほとんど使用しない品物) ・ヴァーム粉1パック(水に溶かして使える) ・記念ネクタイピン(使うことはないかもしれない) ・歴代優勝者サイン入りのバンダナ(限定で応援者にも配布していた) など。 |
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■ コース |
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東京国際女子マラソンコース(国立陸上競技場から平和島折り返しの往復コース) ただし、市民マラソンの部はスタート地点が神宮外苑絵画館前から外苑を一周してコースに出る。ゴールは東京国際女子マラソンと同じ国立陸上競技場。 男子のスタート時間は女子から15分遅れで始まる。 |
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■ 完走賞 |
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・完走Tシャツ ・バスタオル ・ヴァームドリンク(500ml) ・バナナ(1人1本と言わず何本でもOKと言われた) ・パスタサービス ・完走証は即日発行 |
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■ 給水ポイント |
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給水:5kmから40kmまで5kmごとに設置。(水とスポーツドリンク) スポンジ:7kmから37kmまで5kmごとに設置。 テーブルは多かったが、係員(陸連の方)の準備が選手の数に間に合わず、私が着いた時は水がないことがしばしば。少し待たないともらえない状況。なので、給水所で少しずつタイム的ロス。これもレースのうちと諦めた。手の柄杓で水を受けたことも。30km以降は少しもらい易くなった。最初のテーブルでもらわず、少し先のテーブルの方が手に入り易いことが分かったのは、かなり後半になってからだった。 |
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■ 関門と制限時間 |
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距離 |
スプリット |
ラップ |
距離 |
スプリット |
ラップ |
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5km |
23分 |
23分 |
30km |
2時間18分 |
23分 |
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10km |
46分 |
23分 |
35km |
2時間42分 |
24分 |
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15km |
1時間09分 |
23分 |
40km |
3時間08分 |
26分 |
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20km |
1時間32分 |
23分 |
競技終了 |
3時間20分 |
12分 |
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25km |
1時間55分 |
23分 |
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最近の調子から考えると、今回は完走することが最大の目標だ。 |
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■ 距離表示 |
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1kmごとに陸連係員が標識で示している。 |
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■ 計測 |
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記録計測はチップによるが、多く使われているシューズにつけるタイプではなく、ゼッケン番号の裏に張り付けられたチップによる電子計測。 |
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■ その他 |
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スタート前に記念写真を撮って、ゴール後写真と記録証を購入する売店があった。 |
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会場に入る選手たち 会場のスポーツ用品などの売店 |
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■ レース記 |
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レース当日を時系列的に追ってみました。 |
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07:00 |
起床→朝食は普通に食べ、プラス、アミノバイタル1袋。 テレビの天気予報では、気温がかなり上がる予想をしている。 |
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09:19 |
JR国立駅発(途中国分寺駅で特別快速に接続するが、席に座れたので乗り換えずにそのまま行く。) |
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10:00 |
JR千駄ヶ谷駅到着。この日は通信系統の事故で電車遅れ気味のうえ、他にも多数イベントがあり、駅は混雑していた。 |
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10:15 |
国立陸上競技場青山門にて受付。 |
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10:30 |
場所を探して、回廊脇で着替え。12:25スタートなので、早めの昼食(アンパン+アミノバイタル1袋)をヴァームで流し込んで摂る。スタートが遅いので腹が空かないように注意する。しかしバナナを3本持ってきたがこれ以上食べれず。 着替えの後入念にストレッチ(約20分)。 |
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11:00 |
着替えをまとめビニール袋に入れて、荷物預かりに預ける。 有料の記念写真を撮る。(が、結局購入せず) ウォーミングアップ。(ストレッチ+神宮外苑絵画館周回道路を2周する。約30分) |
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11:50 |
スタート集合場所に移動。ゼッケン番号ごとにグループ分けされている(番号の早い選手が前に並ぶ)。頭上をヘリコプターが飛び回る。 |
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12:10 |
女子がスタートする。 |
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12:20 |
まとまってスタート地点へ移動。時間が迫っているので急いで進むように促されるが、前が進まない。スタート2分ほど前に慌しく招待選手のダグラス・ワキウリ選手の紹介。「皆楽しく走りましょう。」とコメント。スタート1分ほど前にようやく整列。 |
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12:25 |
男子フルマラソン・スタート 男子の人数は2000人を切っているが、スタート直後はやはり混雑。50mほど行ってようやく走れるようになる。絵画館周回道路を一周し、信濃町方面へ。 体の調子は多少重い感じだ。四谷三丁目、四谷から飯田橋へは下り坂なのでスピードを上げ過ぎないように注意する。とにかく今回は完走することが目的なのだから。 このレースは高橋尚子がアテネを目指して走ることもあって、沿道の観客は鈴なりとなっている。特に、水道橋、大手町から日比谷、品川駅前、平和島折り返し点など記憶に残る場所には驚くほど大勢の観客が応援してくれた。大都市を走る醍醐味を体感できた。応援は走る力となると言われるが、そうかもしれないと思った。後半弱気になる気持ちを支えてくれた気がした。品川を過ぎて、新八つ山橋を過ぎた辺りで高橋尚子選手とすれ違った。トップだった。中央分離帯に寄り、「がんばれよ。」と声を掛けた。なにか一緒に戦う連帯感を感じた。 平和島折り返しを過ぎて、ペースは徐々に落ち始める。あとは関門に引っかからずにどこまで行けるかの闘いである。折り返してから最後尾を確認すると私と2kmもないほど。30km過ぎの日比谷のあたりでは、最後尾が芝のあたりと放送される。35km地点では、陸連審判団がじわりとコースに出て「えー、関門まであと2分。」と宣告。大慌てでここを通過する。収容のバスが近くのコース脇に止まったりすると、関門が近づいたかと焦る。あと2分と言われたので、35kmからは気持ちの上ではスパートをかける。36〜39kmに最後の坂があるが、そこでの余力を残すとかそんなことはもう構っていられない。でもスパートしたつもりでも、そんなにスピードは上がっていなかったかもしれない。坂手前の飯田橋駅過ぎでそのペースアップもちょっと疲れが出始める。最後の坂はもがくように登り、自分のスピードが良く分からない状態だった。しかし四谷駅前を過ぎて、40kmの関門もなんとかクリアでき、四谷三丁目から外苑東通りを通り神宮外苑へ。ここでなぜかしら加速できる。後もう少しと思うと不思議に元気が出てしまう。国立競技場のマラソンゲートでは楽走会仲間が声援してくれて、ここで最後のパワーをもらった感じがした。競技場に入るとぱっと明るくなり、メインスタンドには多くの観衆がいて、感動と気恥ずかしさの中で走る。最後のトラックは快調に飛ばせてフィニッシュ。ゴール後、フィールドの人工芝に仰向けになり、雲のない真っ青な眩しい空を眺めて、レースが終わった開放感に浸った。 今回のレースの5kmごとラップを下記にまとめました。最後の2.195kmを除ききれいにペースダウンしていますが、暑かったとはいえ、30〜40kmのペースダウンは防ぎたかったですね。 最後の2.195kmは5kmに換算 |
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15:45 |
ゴール時、気温は下がり始め、寒くなったので配布されたバスタオルを羽織った。誘導されたルートを通り、完走賞のTシャツ、完走証の配布を受ける。完走証はプリントまで少し並んで待った。 その後、バナナの配布、パスタのサービスもあった。私は食欲がないのでバナナだけ受取り、真っ直ぐ荷物を取りに向かった。 |
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16:45 |
もたもたしながら着替えた後、ようやく帰路に着いた。 |
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