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No.1:マラソンとトラック競技の知識メモ2002.04.21

NHKで、陸上競技の知識について放送していましたので、一言。

まず、「フルマラソンは距離をどうして測るのでしょうか?」

その答えは、道路の端から30cmのところを長さ50mのワイヤーで何回も計測していき、844回目の42.2km地点から5m戻った所までを距離としているらしいですね。

では、「なぜ、42.195kmなのでしょうか?」

それは皆さんご存知のとおり、ギリシアのマラトンからアテネまで、戦勝報告をするために走った故事にならったものですね。でも、よく考えると、街のどこから測って中途半端な42.195kmとしたのかは少し不思議ですよね。もう少し切りのよい数字にしても良さそうです。実は42.195kmにしたのは別の理由がありました。実際、初期のオリンピックでは40kmだったそうですね。42.195kmになったのは、第4回ロンドン大会が最初でした。それまでのマラソンの距離に関しては、40km程度という決まりしかありませんでした。ロンドン大会は英国王室のウインザー城(?)からスタジアムまでがマラソンコースでしたが、王室の希望で急遽ロイアルボックスの前を通ってゴールすることになったため、当初設定された26mile41.6km)からゴールが少し延長されて42.195kmになったということです。ご存知でしたか? でもどうして、ロンドン大会の距離が採用されたのでしょうか。それには、はっきりとした理由は残されていないようですが、こんな逸話があるそうです。そのレースでイタリアのドロンドというランナーが、フラフラになりながらもトップでゴールしました。しかしゴール直前に係員がドロンド選手の身体に触ったため、1位にならなかったのでした。優勝はしなかったものの、そのドロンド選手の感動的な姿が関係者の強い印象に残り、この大会の距離をフルマラソンの正式距離としたそうです。奥の深い物語があったのですね。

もう一つ知っていそうで知らない話をご紹介しましょう。これも同じくNHKで紹介されていました。

「陸上競技のトラック競技はなぜ、左回りなのでしょうか?」

それは、国際陸上連盟(IAAF)が1913年(?)に決めたルールに基づいています。それまでは、右回りの大会も多く、オリンピックでも右回りで開催された大会がありました。しかし、選手の間からは、右回りではなにか不自然という声が多く上がり、左回りに統一されたようです。

ではなぜ、左回りが自然だと感じるのでしょうか。心臓が左側にあるからそちらを内側にすると安心感があるという声も聞いたことがあります。

紹介された納得できる理由の一つとして、右利きの人は足の軸足が左だからと言うのがありました。左回りだとコーナーを回るとき、体は左側に傾き(スピードが速い場合ですよ。)ますので、それを支えるには左足が軸足だと体が安定するからだという考え方です。右利きの人が多かったので、左回りなったのでしょうね。では左利きの人は右回りが自然なのかという事になりますが、どうでしょうか? テレビでは小学生で実験をしたら、そういう結果も現れていました。これも奥の深い問題ですね。

 

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