ランニングから見たまち |
青山・六本木・赤坂を走るA (2008.06.14) |
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所属クラブ「霞ヶ丘楽走会」の仲間の一人で、雲取山などトレイルランニングにも一緒に行ったM氏が故郷の北九州に帰ることになったので、歓送を兼ねてホームグランドの国立競技場から青山・六本木・赤坂をジョギングいたしました。この街は、裏道は道幅が狭く大通りも舗道が狭くて、決して走りやすいとは言えませんが、六本木ヒルズに続き最近あちこちで新しい施設やまちが出現していますので、それらを辿って走りました。 |
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■ 活動日 |
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2008年6月14日(土) |
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■ 天 候 |
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晴れ |
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■ コースマップ |
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※ 図中、赤ラインが今回のルート |
コースは、左図のように、国立競技場北門から神宮外苑いちょう並木を通り、青山墓地の横を駆け抜け、新国立美術館、さらに東京ミッドタウン、TBSの横に最近オープンした赤坂サカスなど最近の新しいまちを走ったあと、高橋是清翁記念公園を通って、青山通り・外苑東通りを経てまた神宮外苑に戻り、国立競技場に帰るというコースです。距離にして約6.56kmです。 |
■ 距離 |
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区 間 区間距離 累計距離 @国立競技場北門〜いちょう並木 0.68km いちょう並木間 0.40km 1.08km いちょう並木〜新国立美術館 1.01km 2.09km A新国立美術館〜東京ミッドタウン 0.42km 2.51km 東京ミッドタウン〜檜町公園 0.50km 3.01km B檜町公園〜赤坂サカス(TBS) 0.82km 3.83km C赤坂サカス(TBS)〜高橋是清翁記念公園 0.82km 4.65km D高橋是清翁記念公園〜国立競技場北門 1.91km 6.56km (合計所要時間=55:06) |
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■ コース紹介 |
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@国立競技場〜新国立美術館 (2.09km) |
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国立競技場北門から出て、絵画館と国立競技場の間にある道を南下し、神宮球場の脇を通り、いちょう並木を通るなど神宮外苑の主要なところを通って、青山通りに出る。いちょう並木の道路の真ん中で、故郷に帰るM氏のために、記念撮影。車が途切れる間隙を縫って撮影。でも、ちょっと危ない。 青山通りを渡った先の住宅街に、小路に入って走って行くと、青山墓地にぶつかる。右の方には、都立赤坂高校の校舎が見える。その反対の左手方向に行くと、外苑東通りに出る。右手側に緑豊かな青山墓地を見ながら、この外苑東通りを南に走っていく。すると青山墓地と別れる三叉路になったあたりに、右側に新国立美術館が見える。新国立美術館の建物に関するサイトはこちらまで。 ここは、元は東京大学生産研究所・物性研究所があったところだ。建物は黒川紀章の設計で、美術館の南側にあるコンコース部分の外壁サッシが、三次元的にうねっている複雑なデザインをしている。展示場の部分は逆にすごくシンプル。このコンコース自体が、現代の最新科学技術を駆使したデザインをアピールしているようだ。つまり、このうねりはおそらくコンピューターの力を借りないと、実現は出来なかったのではないかと思えるからだ。サッシの方立(縦枠)の形寸法が全て異なっているような気がする。 |
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A新国立美術館〜東京ミッドタウン〜檜町公園 (0.92km) |
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美術館の入口には守衛さんが立っており、ランニング姿では観覧者とは見られず、何となく入りにくい雰囲気。しかし、いつもここをジョギングコースにしており、勝手知る我楽走会のメンバーは、自分の庭のように美術館の庭に入って行くので、私も一緒に中へ。庭には曲がりくねった遊歩道があり、それに沿って走る。中では、例の縦横にうねったガラスの壁をスケッチする学生が二名。学校の課題のようだが、絵はかなり上手だった。美術系の学生かな。庭を通り過ぎると、裏門というか、東側の門に出る。ここを左方向に真っすぐ走ると250mほどで東京ミッドタウンの前に出る。 東京ミッドタウンは元防衛庁のあった場所。移転に伴い、ここを民間が開発したものだ。ここにはオフィス、住宅からショッピングセンター、ホテルまである。東京ミッドタウンのサイトはこちらへ。また外には公園があり、ジョギングできるコースになっている。公園内にはサントリーの美術館もある。先程の新国立美術館、そして少し前に出来た近くの六本木ヒルズの森美術館と合わせて、美術館のトライアングルを作っている。まさに六本木は美術の街になったようだ。 道路を渡り、目の前のミッドタウンの敷地の左側から公園に入ると、水が流れる遊歩道に沿って走っていくことが出来る。遊歩道は建物に沿ってカーブを描いている。ここには桜の木が植わっており、春は綺麗なことだろう。 遊歩道に沿って2、300mほど走ると、右の建物群のホテルの入口が右に見えるあたりに、左側に入口がある。ここからが檜町公園だ。ミッドタウンの外庭とつながっているので、ミッドタウンの敷地だと思えるが、ここからは別の公園なのだ。池があり、あずまやもある。このあずまや前で休んでいた若い女性に頼んで、ここでまた記念撮影。 この檜町公園は、ミッドタウンの整備に併せて綺麗になった。ここには江戸時代に毛利家の中屋敷があり、その跡地を公園にしたもので、 |
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B檜町公園〜赤坂サカス(TBS) (0.82km) |
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公園のあずまやの脇から道路に出て左方向に走り、突き当りから道なりにマンションに沿って、小路を二度ほどクランク状に曲がりながら走っていき、そのあとは小路をそのまま真っすぐ走ると、400mほどで国際新赤坂ビルのツインビルに突き当たる。そして、ここを左に曲がると100m先に今度は赤坂サカスが見える。 ここはTBSのスタジオやビルが建て替えられた場所で、今もTBSスタジオと超高層のオフィス、ショッピングセンターのほか、ライブハウスや劇場も備わっている。地下鉄千代田線 ここに入り、途中から左の広場状のイベントスペースからTBSスタジオの方に走り、TBSの超高層のビルに沿って車路脇の階段から外に出る。どうもこの車路はTVで放映される、赤坂マラソンのコースのようだ。坂は結構な勾配だった。 ところで、東京のTV各局はデジタル化対応のこともあろうが、フジも日テレもテレ朝も皆スタジオ建て替えを行っているが、ここと同様に街と一体化させたものとなっている。 階段を上がると、そこから桜坂といわれる通りに出る。ここもサカスと一緒に作られ、全国各地から移植された桜が植わっているということだ。 |
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C赤坂サカス(TBS)〜高橋是清翁記念公園 (0.82km) |
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桜坂を右手に行くと一ツ木通りへ行くが、我々は左方向へ。すぐ目の前にある超高層の赤坂パークビルを廻って右折し、お寺のの脇を通りながら青山通りに向う。青山通りに近づくと、ここでも再開発の真っ最中。超高層のマンションを建設中だ。先には、すでに出来上がっているこれも超高層のオフィスが建っている。この青山通りに出る辺りは急な上り坂。ここは薬研坂と呼ばれている。信号で止まると、初心者ドライバーでは坂道発進が難しいくらい。中央が窪んで両側が高く薬を砕く薬研(やげん)に似ているために、こう名づけられたらしい。このマンションの前で左折する。そして、100mほど行くと突き当たりに緑が鬱蒼としている高橋是清翁記念公園がある。塀の脇に小さな入口があり、ここから入ると緑の木陰の遊歩道が続いている。ここの持ち主だった高橋是清翁の銅像などもあり、老夫婦が散策していた。ちなみに、ここにあった高橋是清翁の木造の住居は、現在小金井公園内の東京たてもの園に移設されている。 ここはそんなに広くないので、すぐに青山通りに出ることができる。 |
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D高橋是清翁記念公園〜国立競技場北門 (1.91km) |
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高橋是清翁記念公園から青山通りに出れば、目の前は赤坂御所。左隣にはカナダ大使館が建っている。この辺りには青山通りを渡る横断歩道はないので、左方向、つまり渋谷方面に走って、400mほどで青山一丁目の交差点に出る。ここは青山通りと外苑東通りの交差点だ。横断歩道で青山通りを渡り、外苑東通りを赤坂御所に沿って 赤坂御所に沿って行き、権田原の交差点で左折し、神宮外苑に入る。道路は二手に分かれているが、右方向にカーブして走って行く。右には森のビアガーデンが木立の隙間から見える。ここは都心にあってバーベキューができる森の中のようなビアガーデンだ。そして絵画館の入口に出る。 絵画館前の広場を過ぎるともう国立競技場は目の前。競技場に沿って左回りに走ると、200mほどですぐに北門に到着。 |