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まちを走るシリーズ その7

赤坂御所一周コースを走る!      (2004.01.17)

赤坂御所に隣接する迎賓館

 

 

 

赤坂御所(正式名称かどうかは不明です)は、東宮御所を始めとする皇族のお住まいのほか、国賓をもてなす迎賓館があります。この周回コースは皇居周回コースと同様に信号に一度も遭わずに一周することができ、緑が豊富で心地よく、意外にきついアップダウンがある、都心部でのランニングの恰好の練習コースとなっています。社会人のお昼休みのジョギング、学生選手の練習もよく見受けられます。このコースをご紹介しましょう。

■ 周回距離

 

 

3.3km

■ 活動日

 

 

2004117日(土)

■ 天 候

 

 

曇り時々小雪

■ コースの紹介

 

 

赤ライン:主要幹線道路

 

このコースは皇居と異なり、レースなどは開催されておりません。以前は赤坂の民間企業の駅伝大会が開かれておりましたが、諸般の事情で現在は開催されておりません。この区間は赤坂警察署と四ツ谷警察署に管轄がまたがるため、もしレースを催す場合は両方の警察署に道路使用許可を受ける必要がありますが、なかなか認められないようです。荷物を置いておく場所はあまりありませんが、しいて言えば、迎賓館正門前の若葉東公園か四ツ谷見附公園が考えられます。しかし人通りが少ないので防犯の面からは少し不安があります。荷物は置いておかないほうが良いでしょう。

左図の3つのポイントを区切りにコースを紹介します。

■ 各コース区間

 

 

外苑東通りの権太坂交差点をスタートして反時計回りにコースを紹介します。(丸内数字は上図参照)

 

@権太坂交差点〜A青山一丁目交差点

この権太坂交差点は、外苑東通りと国道414号線(神宮外苑と四ツ谷を結ぶ)との交差点です。私のトレーニング場の国立競技場からは、ここまでは700m余りでちょうど良いウォーミングアップとなります。この角からスタートするジョガーは多いと思います。ここからの外苑東通りは歩道幅が広く、並木も大きくて景観の面からも心地よい通りです。青山通り方面からの歩行者が多い通りです。赤坂御所の周囲は石垣で上が土手になっていて、奥に豊富に緑が茂っています。通りを300mほど真っ直ぐ走ると左にカーブをとり、視界の向こうに青山通りが見えてきます。青山通り近づくに従い歩道幅は若干狭くなっていきますが、このあたりの歩道は最近再整備されました。

 

A青山一丁目交差点〜B迎賓館正門

Aの青山一丁目交差点には、交番や地下鉄への入り口などがあり、コース上で最も混雑する場所です。ほぼ90度に曲がる地点ですので見通しが悪く、走る際には横断歩道を渡ってくる歩行者や地下鉄駅からの歩行者にぶつからないように十分注意することが求められます。ここを御所の石垣に沿って左に曲がり赤坂見附方面へ青山通りを走ります。青山通りも同じ石垣が続きます。青山通りも整備され走りやすくなりました。車道との境には植え込みがあり、歩道は視界的にも車道から保護されています。赤坂見附に近づくに従い下り坂となります。しかし、歩道幅は広いのですが、自転車の通行も多く注意が必要です。途中、横断歩道橋を過ぎた辺りから緩やかな下り坂になります。

下り坂を200mほど下ると交差点にぶつかります。この交差点の反対側には羊羹などの和菓子で有名な虎屋が見えますので、我々はここを虎屋の交差点と呼んでいます。この交差点を左に曲がります。角を曲がると直ぐに急激な下りとなります。そしてここからの御所側には側溝があり歩道が狭くなり、さらに並木もあることから、すれ違うことも困難となります。下りの勢い余って、並木やガードレールにぶつかったりしないように要注意です。追い越す際にも声をかける必要がありますね。時々、ガードレールの外側、車道を走るジョガーがいますが、これは危険です。S字にうねりながら300mほど下ると、今度は徐々に登り坂となります。ちなみにこの坂は弾正坂と呼ばれています。登り坂が始まって最初の角を曲がるとそこからは外堀通りとなります。通りの反対側には濠があり、その向こうにはホテルニューオータニや上智大学が見えます。さらにその遠くには最近新しくなった防衛庁の建物も小さく見えます。この外堀通りの登り坂は紀の国坂と呼ばれ、400mほど続くきつい箇所です。ちなみに濠を隔てたホテル側の街は大名屋敷があったことから紀尾井町と呼ばれています。この通りは御所側にも大名屋敷のような塀や門が残され、並木も大きい通りです。登り坂が終わり150mほどで角を曲がると、視界が一気に開けて、迎賓館正門前となります。この曲がり角は、大名屋敷の趣きの通りからいきなり西欧風の柵と庭園の空間に変化する不思議な所です。歩道はいきなり広くなり、石張りの立派な舗装となります。

 

B迎賓館正門〜@権太坂交差点

迎賓館は上の写真のような西欧風の日本離れした景観の場所でよく観光客が門の前で写真を撮っています。歩道も広くなりますが、正門の前には車止めなどがありますので、ぶつからぬように注意する必要があります。ちなみに、この迎賓館は昔国会図書館だったそうですね。この前友人に教えられました。迎賓館の前は直線の200mで、国道414号線にぶつかり左に曲がりますが、ここの角も塀で先が見えないので、曲がる時は少し大回りに曲がり、出会い頭の衝突に注意すべきでしょう。国道414号線の歩道からは幅が狭くなります。通りの対岸には学習院初等科の門が見えます。以前は御所側には側溝がありましたが、危ないからでしょうか、埋め立てられました。しかし、まだ全部の区間埋め立てられてはおりません。この区間の歩道は埋め立てられたにも関わらず、並木もあり、二人並んで走るのが精一杯の幅です。この区間はたまに自転車も走ってきます。角を過ぎて少し行くと徐々に下りとなり、最後はかなりの勾配になりますのでかなりのスピードが出ます。この下り坂は鮫ヶ橋坂と呼ばれます。300mほど下り、ゆるく右にカーブをとる辺りから今度は徐々に登りとなり、急になってきます。この坂は安鎮坂と呼ばれています。東京の坂にはこのように通称が付けられ、現地にはその謂れが書かれた木柱が建っています。この登りはかなり急でもあり、長く続きます。登りの途中緩く左にカーブしますが、曲がった先は坂が終わりかと思うとまだ続いているという状況です。でも実際はせいぜい200300mほどで終わります。その後は直線でスタートした権太坂交差点まで平坦な歩道が続きます。この辺りはまだ御所側には側溝がありますので、注意が必要です。

権太坂交差点は隅切りがされていますので、出会い頭の衝突の危険は少ないですが、横断歩道を渡ってくる歩行者に注意が必要です。以上で一周です。

 

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