■レース紹介 |
スポニチ山中湖ロードレース 湖畔の新緑が印象に残る気持ちの良い大会です(湖畔沿いの林の風景) |
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この大会は毎年5月の最終日曜日に開催されます。春と夏のちょうど観光時期の端境期にあたるのかもしれませんが、この頃は若葉が茂り始め、その若葉の緑が陽にキラキラと輝いているという表現がぴったりで、高原の涼しさと相まって非常に気持ちの良い最高の時期に行われており、いつも良い印象が残る大会です。特に若い女性に人気があるような感じで、年々参加者は増えている気がします。おしゃれな雰囲気があるのではないでしょうか。またこの大会の印象として、晴天の日が多いことがあげられます。早朝まで激しく雨が降っていても、スタート時刻が近づくと不思議なことに晴れてくるという印象です。ただ、2006年は非常に珍しいケースで、雨の中のレースとなったと聞いていますが。 |
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■ 主催 |
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■ 全種目 |
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・山中湖一周(13.6km、以前は14.3kmとされていましたが、第23回大会からスタート位置が変わり距離もちょっと短くなりました。) ・ハーフマラソン(21.0975km) |
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■ 参加者 |
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2007年 山中湖一周 男子 5,311名 女子 2,213名 Half 男子 3,664名 女子 781名 合計 11,969名 |
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■ 参加種目:ハーフマラソン=42.195km |
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■ レース結果 |
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1992年 第12回大会(1992.05.31) 一周の部(14.3km) 01:12:16 一般男子 1512位 1993年 第13回大会(1993.05.30) Halfの部 01:40:30 一般男子 1137位 1994年 第14回大会(1994.05.29) Halfの部 01:39:40 一般男子 958位 1995年 第15回大会(1995.05.28) Halfの部 01:39:40 一般男子 929位 1996年 第16回大会(1996.05.26) Halfの部 01:41:46 一般男子 801位 / 3005名 1997年 第17回大会(1997.05.25) Halfの部 01:40:15 一般男子 742位 / 2809名 1999年 第19回大会(1999.05.30) Halfの部 01:36:44 一般男子 375位 / 2126名 2000年 第20回大会(2000.05.28) 一周の部(14.3km) 01:03:41 一般男子 263位 / 3708名 2001年 第21回大会(2001.05.27) 一周の部(14.3km) 00:58:43 一般男子 157位 / 3382名 2007年 第27回大会(2007.05.27) Halfの部 01:35:47 壮年男子 55位 / 1141名 総合 339位 / 4445名 2009年 第29回大会(2009.05.31) 一周の部(13.6km) 00:59:43 壮年男子 25位 / 1743名 総合 161位 /6462名 |
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■ 会場 |
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会場は、 |
■ アクセス |
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山中湖の近くには鉄道が通っていないため、直接電車行くことはできない。 電車を使うならば、富士急富士吉田駅あるいはJR スタート時刻からは、7時30分には到着しておきたいところだが、あいにくこの時間帯に山中湖に到着できる公共交通機関はない。当日の朝出発する専用マラソンバスもあるが、新宿6時発でこれもかなり早い。だから、公共交通機関を利用していく場合は、前日に着いて一泊することが必要となる。 私のように中央線沿線に住んでいるランナーにとっては、一泊しない場合は早朝車で行くのが時間的には最も短時間だ。私はこれまでは会社の仲間と一泊していたが、2007年は単独でのエントリーだったので、当日朝に車で出発した。 家を出たのが朝5時すぎ、国立府中インターから中央高速道路に乗り、大槻で分岐して河口湖に向かう。途中から東富士五湖道路に接続し、そのまま山中湖出口まで。時間帯が早いので全く混まずに一気に山中湖まで走り、到着は6時半ごろだった。約1時間半の行程。 このレースはアクセスの面から車での来場者が多いが、駐車場も多いので停めるための心配は無用だ。元々観光地なので、山中湖畔には無料駐車場が多くある。http://www.yin.or.jp/user/mahdi/yamanakako/kankoh/parking.htmに無料駐車場のことが詳しく書かれている。またその他に、会場の山中湖中学校に湖畔道路から入る三叉路の交差点の湖畔側に、当日の専用駐車場が用意される。ここは元々はヨットハーバーの駐車場のようだが、レース当日は湖畔の土の部分まで拡張される。これは途方もなく広いので、かなり停めることが出来る。満杯になることはないのではないだろうか。ここは朝6時開門とのことだが、おそらく7時半を過ぎていても駐車は可能のようだ。しかし、入るのが遅れれば、停める場所は入り口からは遠くなる。でも会場への近さから言えば最も近い駐車場といえるのではないか。この駐車場の難点は、広いわりには入り口が一箇所しかなく、出る際にボトルネックとなることだ。帰りは、道路が開放されると、各駐車場から出る車が12時ごろから湖畔道路に集中し始め、凄い渋滞を引き起こす。それで、前述の駐車場などは駐車台数が多いため、出るまでにもさらに混むjことが予想される。ここに停めた場合はのんびり帰るようにするしかないだろう。 ちなみに、私はこの駐車場とは別の湖畔道路沿いの小さな駐車場に停めたが、湖畔道路を過ぎるまでの約3kmを約1時間要した。帰りのことを考えるならば、会場からちょっと離れてしまうけれど、各方面に出る道路に近い所(無料駐車場のマップで言うと2、3番あたり)がベスだろう。しかし、そういう駐車場は早朝(6時半ごろ)、すでに満車となっていた。 |
■ 受付 |
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受付は山中湖中学校グランドに面した校舎にて。 5/26(土)前日 14:00〜 19:00 5/27(日)当日 6:30〜 8:00 校舎の上の方に、この時期はまだ雪を戴いている富士山が見える。 |
■ 着替え場所 |
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山中湖中学校内体育館が更衣室となっている。そして、グランド内フィニッシュ横の広いスペースがランナーたちの休憩場所となっている。ここでシートを広げる人も多い。しかし、日陰は全くないので、ちょっと暑いかもしれない。 また、車で来た人はおそらく車の中で。宿泊した人は宿で着替えるというパターンが多いかもしれない。宿泊をするなら前日受付し、宿で着替えてスタート地点までアップして行き、レース後はそのまま宿に帰って一風呂浴びて帰宅というのが日地番ゆったりしているだろう。ところで、スタート地点近くの清渓寮という施設ではランチ+風呂で¥1,500というセットがあった。 |
■ 貴重品預かり |
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山中湖中学校の体育館で貴重品預かりをしている。名簿にゼッケン番号・氏名を各自記入すると、番号札をゼッケンの裏側にホッチキス留めされる。よくただ札だけを渡される大会も多いが、ゼッケンに停めてくれるのは、些細なことだがありがたい。無料。窓口は4箇所あるが、スタート時刻が近づくと列を作って混みあう。また、受付が8時に終了すると受付窓口でも荷物預かりを行うので、こちらを利用する手もある。こちらは荷札にゼッケン・氏名を書いて荷物にくくりつけて預ける。こちらも無料だ。 |
■ ウォーミングアップ場所 |
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ウォーミングアップ場所は、コース道路の歩道、また村役場前の東京大学富士演習林グランドも使用できる。特に東京大学富士演習林グランドはサッカーが出来る程の広さで、芝生敷きで気持ちが良い。寝転んでのストレッチなども可能。スタート地点までは、100m余りと近いのも良い。 |
■ コース |
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ハーフ後半のレース風景 スタート位置は、上図のように ハーフのコースは、上記の約13.1km地点の交差点を越えてさらに湖畔道路を走る。スタート地点も過ぎ、ひたすら同じ道を走る。そして、16.85km地点で折返し、今度は来た道を逆戻る。そして、さきほど一周の部と分かれた交差点(ハーフの場合はここで20.6km辺りとなる)まで来てここを曲がり、一周の部と同じルートを辿って中学校グランドでフィニッシュとなる。 コース上のアップダウンは、 スタートして約3km辺りまでは、緩やかな起伏が続く大きくうねっているようなコース。反時計回りなので、大きく左にカーブしている。最初の3km辺りまでは上記写真のように道路両側に緑が多い気持ちの良いコースだ。建物があっても周りに樹木が植えられていて緑に囲まれている。このレース中で最も美しいルートだろう。なお、1.5km辺りに御殿場への分岐路があるが、ここに中央分離帯があるのでぶつからないように注意。 4〜5kmは平野地区という場所で、旅館や土産物屋がちょっと立ち並び、緑は少なくなる。5kmで左に曲がって、町並みを過ぎると少し単調な景色が1kmほど続く。この辺り、身体がレースのペースに慣れたころ。そして間もなく6km辺りから徐々に登り勾配となり、山の中のような区間に突入する。勾配はだんだんときつくなっていく。登りながら右に曲がっていく辺りが最もきつい。曲がった先でもう終わりかと思うと、まだ続いている。7kmの表示を過ぎて更に登ると救護所があり、ここら辺りが最も高い所だ。そこを過ぎて右に曲がりながら行くと8kmとなり、そこら辺りから今度は一気に下る。この下り坂はかなりの急坂。疲れた身体がスピードを上げられないのに、坂道に無理にスピードを上げられている感じで走る。ただ、この6km〜9kmの大きなアップダウンは苦しいが森の中なので涼しくまだ救われる。 9km過ぎから平坦になると、今度は左側に湖畔のサイクリングロードがある開放的なコースとなる。湖サイドは東側で太陽の陽を直接に受ける。ここまでのアップダウンでの消耗と暑さで、体力的にきつくて各自ペースが乱れるところだ。そして11kmまでの2kmほどは同じような風景が続き、また遠くにはスタート・フィニッシュ地点と思われる森が見え、単調で気持ちの上でもちょっとしんどいところだ。 そして11km辺りが、東富士五湖道路からアクセスする道路との合流地点。この辺りでは毎年地元の少年野球チームがユニフォーム姿で応援をしてくれる。走りながらハイタッチすると応じてくれる。11km〜13kmまではホテル、美術館、土産物屋などの建物が続き、にぎやかな場所。応援者も増えてくる。後半の徐々に盛り上がる区間だ。そんな中を、13kmまで行くとほぼ山中湖を一周したことになる。 ハーフの場合は前述のように、さらに同じ湖畔コースを16.85km(つまり最初の3.6kmあたり)まで行って折り返す。この区間は緩やかではあるが若干のアップダウンがある。特に折り返してからの戻りが、疲れからか最初に走った記憶とは違う苦しさが感じられる。 そして、ラスト500mの中学校までの道路では、一周の部のランナーと合流する。ここは緩やかに登っており、ランナーにとっては最後の試練となる。また、ハーフのランナーにとっては、ここで合流する一周の部のランナーのペースはかなり差があり、また混み合うのでタイムを気にする場合はちょっと困るかもしれない。例えば、ハーフ1時間30分のランナーの場合、一周のランナー達はゴールが1時間15分だが、このハーフランナーのペース4:15/km(5km換算21:19)に対し、一周ランナーは5:30/km(5km換算27:34)と、かなりスピードの違いはある。ハーフランナーにとっては詰まった感じがするかもしれない。ところで、この区間、女性ハーフランナーのために道路左端がロープを張って幅1mほどコースが空けられている。女性上位のランナーのためだろう。ここは、男性は走ってはいけないようだ。 |
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■ 距離表示 |
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1kmごとに表示があるが、掲示場所が一致していないので、見逃すこともある。最後には“あと1km”の表示あり。 |
■ エイドサービス |
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給水所は6箇所。@2km手前、A4〜5kmの間、B9km、C11〜12kmの間、D15km、E18〜19kmの間で、暑い季節となるので、主催者側も水不足とならぬように注意している。不足を感じることはない。水とスポーツドリンクがある。(スポンサーがコカコーラなので、アクエリアス)手渡しで渡されるので、有難い。ひとつ希望を申せば水を含んだスポンジがあれば言うことなしだろう。 |
■ 関門 |
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11km地点:11時50分(1周2時間20分) 15km地点:11時40分(ハーフ2時間25分) |
■ トイレ |
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仮設トイレがグランド内とグランド横の空き地に多く設置されている。また湖畔の遊歩道にも多くの公衆トイレがあるので、ウォーミングアップ中にも、不足感はない。 |
■ 洗面所 |
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レース後に顔を洗う場合は、中学校校舎脇などにある水栓が使える。 |
■ 参加賞 |
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参加賞はオリジナルデザインのTシャツ。山中湖がクジラの形に似ているのでクジラキャラクターのものが続いたが、2007年は少しおとなしくなっている。 |
■ 売店 |
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出展数は多い方だと思う。スポーツ用品と飲食関係がそれぞれ二つに分かれて50m程の軒を連ねている。場所は全てグランド内。その他、最近よく見かけるが、粉末青汁、クエン酸サプリメントなどの試飲PRコーナーもあり。 |
■ 記録証 |
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約2週間後ハガキが郵送される。 |
■ その他 |
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時間のある方は抽選会がある。12時頃からか。 |
■ 公式サイト |
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山中湖観光情報サイト http://www.fujigoko.org/fujinear/event/road.htm 山中湖観光協会公式サイト http://www.yamanakako.gr.jp/event/info.php?ent_id=18 |
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■ 2007年の個人的レースペース |
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2007年のレース結果は上記のとおり。 スタート直後は混み合い、その反動で3kmまでは一気にペースが上がる。4、5kmあたりのペースで最後まで行きたいところだが、7、8kmの坂でペースは乱れ、その後も徐々にペースダウン。一周地点を過ぎてちょっと気分はリフレッシュするが、折り返してからは更にペースダウンする。最後の1km辺りで盛り返すものの、ラスト500mは一周の部と混み合い、またペースダウンとなっている。 目標としているペースとは、すでに目標とは言えないほどかなりかけ離れてしまった。 ただ、この大会は高原とは言え気温が高くなるので、全般的には、ハーフの場合でタイムは5分ほどは余計にかかるようだ。 |