レース紹介

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横田フロストバイトロードレース

東京都福生市の横田米軍基地内コースを走るレースです。基地の中だけでハーフマラソンができるなんて横田って広いですね。スタート・ゴールなどメイン会場は基地内の横田ハイスクールです。コース案内やエイドステーション、応援などにここの高校生らしきボランティアが大勢活躍しています。大会運営は日本語を話せるスタッフとアメリカ人の混成で、場内アナウンスもバイリンガルです。日本国内のほかのレースとはちょっと違った雰囲気を醸し出しています。アットホームでゆったりとしたリラックスできる大会です。主催はここのYKOTA STRIDERS RUNNING CLUBです。フロストバイトとはしもやけ、凍傷という意味ということですが、季節にぴったりの名称ですね。

2002年は基地が使用できず、米軍関係のゴルフ場でクロスカントリー18km(物凄いアップダウンでした)が行われましたが、2003年からは基地内のコースに戻りました。

以前は1月の早い時期に開催されていましたが、最近は中旬以降が多いようです。

  距離:21.0975km(half)、5km

  記録(2002年のみ18km Cross Country

12

1993110日)

5km

2018

(公式計時なし。自己計測)

13

1994109日)

half

013923

(公式計時なし。自己計測)

14

1995108日)

half

013930

(公式計時なし。自己計測)

15

1996114日)

half

013505

(公式計時なし。自己計測)

17

1998111日)

half

013013

総合

584/2680

種目別

198/821

18

1999110日)

half

013817

総合

1033/2764

種目別

327/828

19

2000109日)

half

015022

総合

1639/2783

種目別

536/862

20

2001107日)

half

013107

総合

558/4279

種目別

168/104

21

2002113日)

18km

012037

総合

74/1539

種目別

17/484

22

2003112日)

half

012745

総合

190/2378

種目別

28/563

23

2004125日)

half

014653

総合

1524/3639

種目別

290/672

24

2005130日)

half

015224

総合

1451/2760

種目別

311/637

25

2006115日)

half

013322

総合

375/3452

種目別

51/601

26

2007121日)

half

013648

総合

528/3745

種目別

90/703

27

2008120日)

half

013339

総合

421/4359

種目別

61/686

 種目

 

2Kファンラン(512歳が対象。当日受付も可のようです)

5K

ハーフマラソン

 

 会場

 

横田米軍基地の横田ハイスクールを基点に基地内の道路がコースです。アクセスは最寄りのJR青梅線牛浜駅から、徒歩15分くらいでゲートに着きます。

基地内に入るには厳重な検査があります。事前に送付された参加証の葉書と身分を示す写真入りの証明書(運転免許証など)を見せなくてはなりません。これは忘れないようにしてください。付き添いは2名までOKで、あらかじめ葉書に氏名を記入しておく必要があります。付き添いも身分証明書が必要です。そのほか、手荷物検査(かばんの中をチェック)があり、金属探知器で全身の最終チェックを受けてようやく入場できます。人によって厳しい人とそうでない人があります。ちなみに自転車での来場はできますが、ゲート手前に駐輪させられます。会場までは持ち込めません。

また、特に案内には明記されていませんが、アルコール類は持ち込み禁止です。ビール等を持っている場合はゲートで没収されます。(残念なことに)打ち上げは基地を出てからして頂きたいと思います。以前は中で販売していたのですが、誰か暴れた方でもいたのでしょうかね?

受付

 

基地のゲートを通って右に向かうとすぐのテントが受付です。種目が少ないのでほとんどトラぶりません。ここではゼッケン、チップを受け取るのみです。年によって簡単なコース紹介ペーパーが配布されることがありますが、ない年もあります。参加賞のトレーナーは2003年迄はレース後に配布されましたが、2004年はレース前に葉書と交換されました。ちなみに参加者リストなどの冊子はありません。必要最小限のものですが、これで十分のような気がします。なお、受付から会場までは5分〜10分ほど歩きます。

着替え場所

 

私の記憶では、この大会は毎年天候の良いことが多いので、校庭の芝生の上にシートを敷いても気持ち良いのですが、屋内の着替えも高校と中学校の二つの体育館で出来ます。校舎は最近や体育館は新しく清潔です。私は更衣室を使いませんが、あるようです。

ウォーミングアップ場所

 

 

ウォーミングアップは会場周辺のあちこちで出来ますが、横田ハイスクールの400mトラックも自由に使用できます。舗装もしっかりしていて立派な陸上競技場です。ここのフィールドはアメフトの競技場でもあり、なんと電光掲示板まで完備していますからすごいですね!過去に高校に在籍した人気コーチの名称がフィールドに名付けられていました。確かボンクフィールドとか。

貴重品預かり

 

 以前はありませんでしたが、2003年からは貴重品預かりができました。中学校の体育館の一画です。ゼッケン番号を示して預けます。無料です。他のレースよりもスムーズで親切です。返却時もゼッケンを見せると返却されます。と言うか、入口に入ったらすぐにゼッケンを見てすぐに持ってきてくれます。ボランティアが多くて親切です。途中での出し入れにも応じてくれます。

トイレ

 

仮設のトイレが会場内にありますが、校内のトイレも一部使用できます。でもスタート直前は仮設トイレはかなり混みます。男性の場合、小だと、荷物預かりの体育館のトイレが空いていてすぐにできます。

参加賞

 

このレースの魅力の一つは参加賞のTシャツ(と言うかトレーナー)です。スタッフはTシャツと呼んでいますが、我々の感覚ではトレーナーですね。毎年、背中に大きくYOKOTA FROSTBITE FOOTRACEの文字をあしらった絵が描かれ、地のカラーも毎年異なります。今年のデザインはどんなかなと期待するランナーも多いのではないでしょうか。私のランニング仲間では人気の参加賞です。絵の中に必ず描かれているのが星条旗と日の丸です。日米親善をうたっているのです。ちょっと派手な気がしますが、フロストバイトに出た記念に今年一年はこれを中心に着たいと思います。これまでのトレーナーのデザインをご覧になりたい方はトレーナーコレクションをクリックしてください。

 トレーナーのサイズは日本のサイズより大きめです。ただしトレーナーですので、多少大きくてもあまり不自由さは感じません。

また、最近はありませんが、このレースは上のトレーナーのほかにも、下のおまけのような参加賞が付くことがありました。

   

ハンドタオル          バッジ          ゲームに使うメダル         手袋

中でも右のメダルは、仲間意識を高めるためのメダルとのことです。(常に所持して仲間がメダルを見せた時にすぐに自分のメダルを見せるというもの。見せることができないとペナルティ。)

 

参加賞ではありませんが、入賞者の賞品はなかなか素敵で、ガラス製の楯です。このレースは上のトレーナーといい、その他のおまけといい、オリジナリティがあります。日本のレースはオリジナリティに欠け、みんな同じように感じるのは私だけでしょうか。

 コース

 

基地内ハーフマラソンコース

横田基地は、真ん中にほぼ4kmほどの滑走路が南北に走り、基地の南西エリアに高校、中学校があります。スタート後まず高校の南側の倉庫街を走り、再度スタート地点を通過し、滑走路の周囲を走る折り返しコースです。

5kmから折り返して16kmあたりまでは滑走路の周囲ですので、建物が余りなく、遠くの方まで良く見えます。あまり遠くまで見ていると、まだあんなに走るのかなんて思っちゃいますので、あまり遠くを見ないように。でも気持ちが良くて好きという方もいると思います。

ところで2007年までは、折り返してスタート地点まで戻り約3kmを最初に走ったコースを再び走るコースで、心理的にきついコース設定でした。しかし、2008年は折り返し点を先に延ばして、このラスト3kmの部分をなくしました。この方がスタート地点に戻るともうフィニッシュだという安堵感があり良い、という意見が私の周囲では大半でした。

そのコースは、文字では表現しきれませんが

      横田ハイスクール体育館前をスタート。基地内の倉庫やゴルフ練習場の脇の道路を約3km走り、スタート地点に一度戻ります。この間1516回ほど曲がり角がある複雑なコース。

      スタート地点を通り過ぎ、今度はほぼ滑走路に沿って北の方へ。滑走路の先端が7kmあたり。

      滑走路の反対側へ渡り、また滑走路の側道を南下、滑走路から離れて住宅地の中に、折り返し地点があります。

      折り返して同じルートをスタート地点まで戻ります。スタート地点付近では応援がどっと増えます。

      そしてスタート地点の横を約200mほどUターンしてフィニッシュです。

応援は、会場近くでは多いのですが、その他はほとんどいません。その代わり、ボランティアの高校生たちが応援してくれます。彼らはランナー以上にかなりハイになって応援してくれます。楽しむのがじょうずですね。アメリカの人々は。

距離表示

 

距離表示は、年によって少し異なります。20032004年は、かなり細かく表示されており、2005年は5kmごとでした。最近はほとんどの区間は1kmごとと細かくなっているようです。しかし、距離に関してはあまり気にしない方が良いと思います。トータルでは合っていると思いますが、部分的には少し移動している箇所もあるような気がします。2008年の新コースでは、最後の1.0975kmは、自己計測のラップを見ると、なんとなく長い気がしました。

エイドサービス

 

 エイドサービスは3箇所ですが、折り返しコースですので、それぞれ2度通過します。レース後はスポンサーのスポーツドリンクのほか、水とバナナ、オレンジのエイドがあります。

レース後の洗顔は仮設手洗いで出来ます。このあたりは行き届いています。

記録証

 

 例年、記録証が3週間後あたりに送付されますが、2006年からは体育館前に速報の掲示がされました。

出店

 

 各種スポーツ用品の出店のほか、アメリカらしいハンバーガー、ホットドッグなどの横田ストライダーズの出店があります。日本では売られていない原色のスポーツドリンクもありました。2005年はハンドメイドのケーキもありました。以前はビールも販売していましたが、現在、アルコール類はありません。2003年にはトン汁、うどんなどの日本食もありました。日本人以外の店のスタッフには日本語はあまり通じません。買い物は英語でどうぞ。ちなみにハンバーガーは300円です。店の裏で青空の下ワイルドにじゅうじゅう焼いていました。レース中にも香りが漂ってきます。

 過去の大会の参加賞のシャツや帽子などの記念品も販売しています。スタッフがかぶっている毎年色が変わるスキー帽子も人気のようです。最初1500円で販売していたのが、時間が経つと安くなるといううわさも(しかしこれは未確認情報です)。

 

ハンバーガー、日本食の出店         ハンバーガーを焼いているところ              ハンバーガースタンド

 

関連サイト

 

 横田ストライダーズのホームページがあります。過去の大会の様子や他の駅伝大会などの情報も見ることができますので、下のURLをクリックしてぜひアクセスしてみてください。

http://www.yokotastriders.com/

 その他

 

      表彰式では上位記録者のほか、仮装大賞、大会の回数に合わせた順位の表彰のほか、2004年にはロンドンマラソンへの招待抽選もありました。狙っている方はレース後ステージ前へ。2004年の抽選会を見ましたが、当たらないと思ってもう帰ったのか、数十人の方が不在だったために当選の権利を逃していました。

      抽選会は以前は体育館内でやっていましたが、わからない人が多かったためか、ステージは2007年からは体育館前のフィニッシュ地点横に変わりました。

    ランナーズの人気投票でも評判の良い大会です。

 

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