熊公の独り言 T




 テレマークスキー 
 熊公が始めたテレマークスキーは、最近少しずつ人気が出てきているようです。日本人は人気に左右されやすいので、ドッと人が押し寄せてくるようになるのが怖いです。ゲレンデと違って本当に静かな雪原を鳥の声を聴きながら歩くことが大切だから、フィールドが賑やかになることが怖いです。
 「テレマーク」という言葉は、ジャンプ競技で聞きますね、かかとが固定されないので、安定を保つためにターンの時に山足を後ろに下げる感じで滑ります。これがテレマーク姿勢です。ゲレンデの固雪の部分を滑るので有れば普通の(アルペンスキーの)滑り方で充分滑ることが出来ますが、かかとの固定がありませんから、前傾姿勢をとりすぎたり、急に制動がかかるような状態になると、コテッ!!と前につんのめってしまいます。こういう時にテレマークの姿勢が重要になってくるわけです。
 アルペンスキーではロボットのように足を固定しますから、滑ることには抜群の威力を発揮しますが、歩いたりするときは苦労しますね!その点、テレマークスキーの靴は登山靴を少し、スキー靴に近づけた感じですから、かなり自由が利きます。車も運転できちゃうくらいです。実際に運転しましたが長距離でなければ困ることはありませんでした。オートマ車だからですが・・・・・。
 プラスチックの靴もありますが、熊公は革のものを購入しました。なんだか30年〜40年前のスキー靴のようです。靴の下の方はひもでしめ、上部はバックル2本でしめる物です。深雪に入ることを考えるとスパッツが必需品ですね。

       
  革のスキー靴 なんだか懐かしい!!      スパッツをつけ板に装着しかかとをあげた状態

 板は、いろいろな物がありますが、熊公の購入した物は滑走面に鱗状の滑り止めがついている物です。12度〜15度の斜面ならまっすぐに上ることが出来ます。それ以上の場合はシールを貼り付けることになります。また、ストックは板を担いで歩くときに収納しやすくするために、伸縮自在になっています。

 
滑走面の滑り止め          伸縮自在のストック

 ストックを購入するときに、同じような形で値段が違う物がありました。お店の人に聴くと、「先端のリングをはずし、左右の物をジョイントすることで、雪崩で埋まった人を捜す『ゾンデ』にする。」ということでした。このスキーには、ゲレンデスキーとは違う危険があることが分かりますね。ちなみに熊公は安い方のゾンデ機能のない物を購入しました。
 その他、自分の位置を知らせるビーコンとか、GPSなどなど、ゲレンデスキーでは全く必要のない物などもありました。熊公は優しく戸隠の雪原を歩きますから、こういった物はあまり必要がないと思いますが、ハム免許だけはとっておこうかなと思っています。
 雪のフィールドを歩くときには、今回の経験から、スノー・スコップとお尻に敷くマットが必需品と知りました。
 熊公がテレマークスキーを購入したのは、目白の「カラファテ」というお店です。店員さんが色々説明してくれて、感じの良いお店でした。目白駅の改札を出たら左方向に進み、目白3丁目の交差点を左にはいるとすぐです。
(2002.04.29.)






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