熊公の独り言 T




◆ GPS ◆
 今回はGPS(Global Positioning System)のお話です。
 熊公は地図が大好きで、1日中見ていても飽きません。地図にはいろいろな情報が織り込まれていて、これを色々探っている時間が嬉しいです。ドライブしていて地図を見ながら走るのも楽しみの一つですが、走っている最中に自分の位置を常に確認できるのも面白いですね。ではカーナビをと思うと、結構値段がしますね・・・・・。そこで熊公は20000円の投資でノートパソコンをカーナビ化する計画を立てました。自分が使っているノートパソコンはTOSHIBAの“DYNABOOK 2710”です。これにSONYのPCQ-HGR3VというGPSアンテナとゼンリンの ソニー・デジタルマップナビゲーター“Navin' You”を使ってカーナビとして使用しています。
 実際に使用してみると、そこはカーナビ専用機ではありませんから信頼感に少々問題ありです。それを補助するために、スタート前に主要交差点のチェック、プリントアウトをする必要があります。20000円だけの投資だから仕方ないですね。
 こいつ馬鹿か!!と思うのは、高速道路を走っていて「ルートからはずれました!!」とメッセージされることです。しばらく走っていると「間違えました!!」とは言わずに、チャッカリ戻っている・・・・・。お尻をたたいてやりたい気持ちです。ソフトを作るとき、高速道路上ではそれを維持するようにプログラムすればいいのに、と思います。それでも目的地までの距離や目安の時間は分かりますし、確かに助けられたこともありますから、旅の友です。

 さて、このSONYのPCQ-HGR3VというGPSアンテナは優れている点があります。それは単独で使用できることです。東経・北緯の表示は勿論、移動方向、速度が記憶されることです。クロスカントリー・スキーのように雪原に出るときはいつ霧に巻かれるか分かりませんし、冬山で一番大切なのは自分の位置を常に把握することです。勿論、GPS頼りではだめ、谷間や葉の茂っている針葉樹林帯などでは電波のキャッチが出来ないこともありますから、あくまでサブ的存在ですが、のんびり歩くクロスカントリー・スキーの場合、時々ポイントをチェックするのは、地図好きには楽しいことです。
 フィールドでGPSを使うには、まず、25000分の1地図を購入します。そして、自分の歩くフィールド内に、10秒毎の方眼を書き込みます。前に書きましたが、25000分の1地図の外枠には、東経・北緯それぞれ1分毎の印がありますから、これを6等分するわけです。こうして線を引いておけば、10秒毎の方眼が出来ます。熊公の場合は赤線で引き、要所に東経・北緯の何度何分を書き込んでおきます。ペンは水性ではなく油性、または、鉛筆が良いですよ・・・・・!

       
           戸隠のフィールド          SONY PCQ-HGR3V GPSアンテナ

 計測した東経北緯を使って、方眼内を目測で10等分してポイントを落とせば良いわけです。戸隠あたりだと東経の10秒はおよそ10mm、北緯はおよそ12mm位です。これを目測で10等分してポイントするわけですから大きくても50m位の範囲で自分の位置をつかめることになると思います。
 上写真の地図は今年歩いたコース、見難いですが×印が測定した位置です。
 GPSアンテナのサイズは7cm×4.5cm厚さは3.5cm程で、単三乾電池2本で8時間ぐらい使えます。行動中電源をオンにしておけば定期的に測定しメモリーし、帰ってきてパソコンに繋ぎ“Navin' You”の上にコースを写し取ることも可能です。大人のオモチャとしては優れた物です。
 (2002.05.03.) 






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