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今日は東京消防庁の『普通救命救急講習』を受けてきました。以前、立川の防災館で講習を受けたことがあります。このとき、人工呼吸の1回500〜800ミリリットルを遙かに越えてしまい、「これでは傷病者の肺が破裂してしまう可能性がありますよ・・・」と言われました。今回はそれを思い出して、少し弱めにやりましたが、1500ミリリットル程吹き込んでしまい、今回もまた駄目でした。
休み時間に自主トレーニングをして何とかこつをつかんだ感じですが、まだ少し強すぎる感じです。後半の2人で行う蘇生法で、人工呼吸を担当させてもらい、ほぼ許容できる範囲で人工呼吸ができるようになりました。
でも、熊公に人工呼吸は受けない方が良いですよ!!肺が破裂してしまうかも・・・・。
応急処置を行うときのポイント
@ まわりの危険状況を確認し、二次的危険を避ける。
A 傷病者に声を掛け、意識の有無を確認する。
B 119番通報を依頼、または自分でする。
C 気道確保。(額に手を当て、指2本で顎を上に押し上げる)
D 呼吸の確認をする。
E 呼吸がない場合、2回息を吹き込む。(傷病者の鼻をつまみ息もれを防ぐ)
F 循環のサインの確認(呼吸をするか・咳をするか・動きがあるか)
G サインがない場合、心臓マッサージと人工呼吸を行う。
心臓マッサージは1分間に100回のリズムで15回行う。(9秒間に15回のペース)
その後2回の人工呼吸のペースで行う。
H 4サイクル(1分)後、循環のサインの確認。
サインなしの場合はこれを繰り返し、救急車の到着を待つ。
※ 大量の出血がある場合は圧迫止血を先に行う。
止血帯法を行うときは20分に1回程度ゆるめ、血液を流す。止血時間を記録しておく必要がある。
実際にこんな作業をしたくはありませんが、いざという時のために蘇生法を知っておくべきですね。11年前の親父様の心肺停止の時のマッサージを思い出しました。人工呼吸が必要なことは分かっていても、そちらに手が回らなかったこと、昨日のことのように思い出します。やはり繰り返し練習して慣れておくべきなのだと思います。
後半は止血法と三角巾の使い方をならいました。三角巾は本当に便利なものです。山に行くときには1つは用意しておくべきですね。また、車に積んでおくといざというときも役立つものと思います。
人工呼吸、心臓マッサージは傷病者が心肺停止状態で有ればどんなときでも行うことと話されました。たとえばナイフで刺され、それが刺さっている状態の時は、ナイフを抜かずに、ナイフのまわりをタオルなどで止血して、マッサージと人工呼吸を行わなければならないと言うことです。とにかく心臓を動かし、脳に酸素を送ってやることを第一に考えなければならないそうです。交通事故で肋骨が折れている状態でも心肺停止状態で有ればマッサージを行う必要があると言われました。
今日はとても良い講習でした。2〜3年に1度はこの講習を受けて、しっかり身に付けておこうと思います。
(2003.07.28.)
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