熊公の独り言 U




◆ 2004年 剣道部寒稽古 ◆
 今年も寒稽古の時が来ました。今年は16日〜18日の3日間でした。
 寒さは初日 プラス1.2度、2日目 マイナス0.5度、最終日 プラス1.2度という状況で、それほど寒くなく、暖かすぎずの寒稽古でした。楽でした!!
 今年も『バスピー(詳しくは昨年の寒稽古のページを参照してください)』を準備運動にして、体を温めました。勿論、今年も小学校 vs 中高部でしたが、熊公は一番に体育館に行ってシュートを決めてますから、小学校の圧勝でした。

 
「バスピー」で体を温める                        稽古は基本打ちから

 たった3日間では技術が上達することはまず無いでしょうが、精神的には鍛えられます。辛いこと(寒さ)に自分から立ち向かう気持ちを養うことは大切なことだと思います。今年の4年生達は、よく頑張って参加したと思います。
 例年の通り、最後は小学生と中高生混合での紅白戦を行いました。試合に先立ち、同僚の剣道5段・3段の先生が『日本剣道形』を7本披露してくださいました。居合刀を使っての迫力ある模範を見せてくださいました。木刀とは違って、優美で迫力があります。

 
居合刀を使っての『日本剣道形』の模範演技

 この居合刀、5段の先生が剣連から預かっているもので、「もうギタギタの模造刀なんだ、研げるもんかな?」と、話されていましたので、稽古終了後拝見しました。良く見せていただくと・・・・。これは本身の刃を落としてある物でした。そこで、
「先生、これは本身ですよ、研げば充分に綺麗に出来ますよ!!
と、話すと、
「ウワァ〜〜〜!!  模造刀だと思ってたから模範演技出来たけど、始めに聴いていたら出来なくなっていたよ!!
と、驚かれていました。
 一本は無名、もう一本には「酒井某・・・」の銘が切られていました。熊公も、本当に久しぶりに本身の重厚感を味わい、振るわせてもらいました。日本刀は鉄の肌の色といい、刃紋の動きといい、装具の細工といい、美しいな〜〜〜!!と思います。

 今年の紅白戦も中高生は綺麗な剣道を見せてくれました。取り組みの中で6年生の女子と高校1年とが対戦することになったのですが、この6年生、臆せず良く戦いました。結果は引き分けとなりましたが、何度か良い打ち込みをして、試合を盛り上げてくれました。

 
    稽古後の記念撮影                      鏡開きのおいしいお汁粉を食べる

 鏡開きのお汁粉は今年も美味しかった!! 冷えた体には本当に良い物です。
 東星の剣道部は小学校から中高まで一緒になって寒稽古・暑中稽古をする伝統が27年続いています。今年は卒業生は1人しかこれませんでしたが、何人もからメールで「寒稽古を応援しています!!」と、受けました。本当に嬉しい事です。
 稽古に臨む子供達が、朝早くから送りだしてくださるお父さん・お母さんの心、いつもより早く学校の鍵を開けてくださる先生方、そして、いつも応援してくれる先輩方の心を感じてくれたら良いな!!と、思っています。
 寒稽古が終わると、なんだか気分が新たになります。3月の卒業式・終業式に向けてパワー全開で頑張ろうと思います。
(2004.01.18.) 






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