熊公の独り言 U




◆ 防犯講習 ◆
 大阪、池田小学校の事件以来、学校のセキュリティーが強化されてきています。熊公の勤める東星学園でも、登下校時の見回りや、防犯カメラの設置、サスマタの準備、名札の着用など、色々とやっています。

 今回(4月7日)は教師だけでの防犯講習が行われました。想定は授業中に凶器を持った不審者が侵入したと言うことで、事務室の防犯カメラモニターに不審者が写り、校舎に向かっているという想定、職員室には6名くらいの教師が居て、それに対応するというものでした。
 事務所からの内線によって、刺股(サスマタ)や対抗出来そうな物をもって駆けつけ、不審者を校舎内に入れないようにするというものでした。不審者役のお巡りさんはガッチリしていて、「校長に用があるんだ!! 会わせろ!! 何処にいる!!と、実感こもった演技をしてくれて、こちらはそれに対応する、なかなか難しいものでした。

 
    不審者が来たときの基本的な事柄を聴く        実際に校舎に近づけさせないよう相手を牽制する


サスマタは胸から首にかけて押さえつける

 熊公は刺股(サスマタ)を使って壁に押さえつけるようにしたのですが、刺股もしっかりと使い方を知らないとかえって危険な事になることを知りました。
 男性教師が沢山居たら、取り押さえて袋叩きにしてしまえばいいかな?と思っていましたが、刺股などで動けないようにした後は、絶対近づかないで、警察の到着を待つ必要がある事を知りました。侵入者がどんな凶器を持っているか分からないからです。
 何より難しいと思ったことは、相手に対する言葉です。意識を散漫にするように絶えず対角線で(相手を振り向かせる)に話しかけ、相手を牽制していく必要があること、また取り囲んだ場合、適当な間合いを取った円陣を崩さないこと、女子職員がかたまることなく男女交互に入った円陣を作ることなど、いざというときに的確に判断することが出来るか・・・・。これからの訓練が必要です。

 今回の講習で、もう少し刺股を増やすべきじゃないかな?と思いました。そのほかにも、護身用の何かを準備しておくべきかとも思いました。これからもこういった講習を受けて、万一に備えなければならないと思いました。 
 東京都だけでもニュースにはならなかったものの、去年一年で十数件の侵入事件が有ったそうです。だんだん世の中が狂ってきてるのかな?

 6月には児童の居る中で、不審者が侵入したということの訓練を行います。不審者への対応、児童の避難誘導・・・・。ちゃんと出来るかな・・・・?
(2004.04.11.)






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