熊公の独り言 V




◆ 四国東半分周遊の旅 @ ◆
 毎年恒例の旅行ですが、いよいよ息子達とは一緒に動くことは出来なくなりました。寂しいです・・・。しかし、ワイフは同行してくれますので、話し相手がいるのは助かります。
 去年は紀伊半島を回ってきました。本州で自動車で回っていないのは山口県だけ、去年の旅行の後は山口県をグルッと回る旅行を考えました。しかし、今年のNHKの大河ドラマ 『花燃ゆ』 は萩が舞台、視聴率が低迷していると聞きますが、いつもよりも混むはずです。そこで、去年の暮れくらいから四国を回る計画を練りました。4泊で四国沿岸線全てを回るのは出来ませんので、四国は半分にして今回は東半分を回る計画を立てました。



 このコースでも、淡路島から一気に帰るのであれば良いですが、北淡町の震災記念公園や神戸の五色塚古墳、須磨浦公園などを回るとすると、東京に帰ってくるのは随分遅くなってしまいます。ワイフは21日には仕事に行かなければならないということで、帰りは一人での運転になりますが、ワイフを神戸で降ろし、新幹線で帰らせ、熊公は四日市の次男の所に転がり込んで、次の日ゆっくり帰ってくる計画を立てました。

 母親は面白いです。熊公が 「次男の所に泊まるから、君は神戸から新幹線で帰りなさい・・・」 と話したら、「私も泊まろうかな・・・」 なんて言い始め、休めないといっていた21日、休暇を取ってきました・・・。
 次男に20日に泊まる旨を話したところ、「21日位から帰るつもりだったから、一緒に東京に帰るは・・・」 と、新幹線代を浮かす算段です。息子とは旅行が出来ないと思っていました。去年は伊勢まで送る形で一緒、今回は四日市からお土産に連れ帰る形で、380km位の旅行です。でも、何だかワクワクしてきました。

◇◇◇ 旅行のコース ◇◇◇

 1日目:自宅−−−−−−姫路城−−倉敷見学−倉敷宿泊
 2日目:倉敷−早島PA−金刀比羅宮−−栗林公園−屋島−−徳島宿泊
 3日目:徳島−−御厨人屈−室戸岬−室戸灯台−−桂浜−はりまや橋−高知宿泊
 4日目:高知−高知城−−祖谷のかずら橋−−鳴門の渦潮見学−南淡路宿泊
 5日目:南淡路−北淡町震災記念公園−五色塚古墳−須磨浦公園−須磨寺−−甲賀忍者屋敷−四日市宿泊
 6日目:四日市−−−−−自宅

というコースで、およそ1990km位のコースです。


 第1日目 8月16日(日)  走行距離:701.7km  歩数:18200歩

 15日の午後11時5分出発しました。首都高を使い東名に入りました。中央環状線から3号線に入る大橋JCTで少し車が詰まりましたが、後はスムーズでした。コースは御殿場から新東名+伊勢湾岸道+新名神道+山陽道です。
 豊川辺りで上り線は止まった状態の渋滞でした。可愛そうだな・・・と思いつつ、空いている下り線を順調に走りました。

 熊公は150km〜200kmごとに休憩を取ることにしています。妻の田舎掛川PAで最初の休憩、次が新名神の土山SAで休憩・給油です。土山SAで空が白みはじめ、甲賀を通り越す辺りでライトがいらんなくなる感じでした。草津JCTの後、カーナビは京滋バイパスに誘導しました。京滋バイパスは次男と出雲に旅行した際延べ128kmの渋滞に巻き込まれた際に、次男がスマホを使って渋滞の少ない道として京滋バイパスに誘導してくれたことがありました。懐かしいですからこれを使うことにしました。

 山からお日様が昇ってきたのは宇治を走っている頃でした。日曜日ですから出勤の車のラッシュも無く吹田を嘘みたいにスムーズに通り過ぎました。姫路に入る時間調整で三木SAで朝食を摂り、ゆっくりとしました。以前三木を通過した際、鍛冶屋関係のものは無いかと物色しましたが、深夜でしたから見つかりませんでしたが、鍛冶のお店がありました。聞くところによると8時から開くと言うことでした。オープンと同時に覗いて姫路に向かえば、姫路城開門の9時に丁度良い感じです。そこで一眠りすることにしました。

 
三木での朝食『ぼっかけうどん』                     白亜の城 世界遺産『姫路城』

 三木の食堂で食べた『ぼっかけうどん』というもの、写真で見た感じではモツのようなものがのっているな・・・、モツだったら面白いぞ・・・、と注文してみたところ、まさしくモツを甘辛く煮込んだものがのっていました。この美味いこと・・・。三木SAに寄ったら必ず食べようと思います。食器返却口のおじさんにこれは三木の名物なのかを聴きました。すると、神戸周辺で食べられているもので、神戸では掛けるモツの煮込みもレトルトになってあると思うというという話しでした。今回は無理ですが神戸をゆっくり歩くことが出来たら、是非探してみたいと思います。
 8時少し前に鍛冶屋さんのお店がオープンしました。ここで隣の工房でいつもお世話になっている『埼玉の村の鍛冶屋』さんに、肥後守のストラップをお土産に購入しました。鍛冶屋の町三木がいつまでも元気であってもらいたいです。

 姫路城に8時半過ぎに到着すると、9時開門の姫路城、混雑が予測されるので30分早めて開門していました。人の数は半端なく多かったです。ちょっと嫌な感じだったのは中○人の方が大声でしゃべっていること・・・。どうしてあんなに大声出さないと行けないのでしょう・・・。国が広いから・・・?
 混んでいるとはいっても、朝早く、お盆過ぎていますから、まだ少ない方だと思います。天守閣の最上階に登る時だけ入場制限がありました。

 
姫路城は本当に美しいお城でした

 
  天守最上階から駅方面を望む                下の石積みが黒田勘兵衛の時代のもの

 お城の方の混雑とはうって変わって、隣の庭園『好古園』は静かでした。日本庭園は静寂さが重要です。お城の見学だって静寂さがあればより重厚感も出て来るでしょうに・・・。

 
好古園でお抹茶を頂きまた

 静かにお抹茶を頂き、心が落ち着きました。今回の旅行の第一見学地姫路城は本当に美しいお城、写真は撮りまくりました。続いて倉敷に向かいます。姫路から110km程度です。今回は昼過ぎに到着して、車を駐車場に止めて後はゆっくり夕方まで見学です。宿のチェックインは午後3時以降ですが、駐車場に車を止め、荷物をフロントで預かって下さるということで、車を動かさなくて済みますから、ビールが飲めます・・・。

 
倉敷の美観地区の町並み

 
           大原美術館                     お昼ご飯 瀬戸内海の鮮魚が盛りだくさんに・・・


桃尻グラスにつがれた桃ジュース

 昼ご飯は2時近くになってしまいました。『つね家』というお店で、鮮魚たっぷりのご飯を頂きました。『ままかり』の酢の物が出ましたが普通見るものよりも大きいのにビックリ、でも美味かったです。運転しなくて良いですから、しっかりビールも頂きました。
 大原美術館は見るものが多いです。少し駆け足で回ってしまいました。倉敷は新幹線ですぐに行けますから、いずれまた遊びに行こうと思います。
 桃尻グラスに桃ジュースを入れて飲ませてくれるお店がありました。ちょっとお色気のあるグラス、1つ欲しいです。

 備前焼は母のすぐ上の兄である伯父が好きな焼き物で、熊公も好きな焼き物です。大きなぐい呑みは持っていますが、ちょっと大きすぎるので、小さめのものを買うつもりでいました。良い感じのものが有りましたので、徳利と合わせて購入しました。帰宅して徳利の容量を量ったら180mLピッタリでした。良い感じです。

 遅く昼を食べましたので、夕食の時間を遅くしてもらいました。宿はビジネスホテルですが、地下にホテルの経営している居酒屋さんがあり、ここで夕食となります。生け簀のあるお店で、生け簀を眺めて食事を摂りました。

 
   飲ん兵衛には嬉しい地酒の利き酒セット             夕食も鮮魚が盛りだくさん・・・ 大満足!!

 地酒の利き酒セットは嬉しいです。3種類のお酒を45mLずつ飲むことが出来ました。こう言うのどこの旅館・ホテルでもやれば良いのに・・・。飲ん兵衛は絶対飛びつくと思います・・・。岡山の地酒は癖の無いお酒でした。水のように飲めそうです・・・。
 雨に降られること無く無事1日目が終了しました。


 第2日目 8月17日(月)  走行距離:180.9km  延べ走行距離:882.2km  歩数:14073歩

 今日はいよいよ四国上陸です。8時30分に宿を出発して、瀬戸中央道の早島ICに入りました。しばらく走るとトンネルの向こう側に瀬戸大橋が見えてきました。

 
 このトンネルくぐると瀬戸大橋です                 本四架橋坂出ルート 橋は優美でした

 橋の途中の与島PAに降りて、瀬戸大橋を眺めました。橋は優美です。5km程の橋ですが『鉄おたく』としてみると、どれくらいの鋼材が使われたのか知りたくなりました。

 
   瀬戸大橋と讃岐富士                    二段構造で下を鉄道が走っています

 高校時代の修学旅行、最後は尾道で夕食を食べて岡山からブルートレイン『瀬戸』で東京に戻りました。この時、宇高連絡線が遅れて、『瀬戸』の出発も遅れたことを思い出します。今は宇高連絡線もブルートレイン『瀬戸』も無くなってしまいました。しかし、四国の方々にしってみればこの橋の誕生で本州との行き来が楽になったでしょうね・・・。

 
讃岐名物溜め池と讃岐富士                      金刀比羅宮の一の鳥居

 与島PAを後にいよいよ四国上陸です。坂出ICで降りて下場を金刀比羅宮に向けて走りました。あちこちに溜め池が見かけられました。大きな川が無く、雨の少ない瀬戸内の気候である香川は水が昔から不足したわけで、空海が関わった満濃池は有名ですね。

 金刀比羅宮の駐車場、一段目駐車場というところを考えていましたが、その手前で 「こちらにどうぞ!! 坂の途中まで行けますよ!!」 と言う声に誘導され、お土産屋さんの駐車場に入りました。『海の科学館』のすぐ傍でした。50段位階段登らなくて済んだのかな・・・?

 いよいよ金刀比羅宮の参拝(熊公の場合クリスチャンですから見学)です。785段の階段登りです。杖をお借りしていざ出発!!
暑いです。大鳥居が見えてきて本番、この辺りで100段目位ですか・・・。

 
     大鳥居                             ファイト!! 一発〜〜〜っ

 
     五人百姓 飴が美味しかった!!             786段の階段では「なやむ」となるからここで−1段
                                        それで785段になります

 途中の大きな建物を見つけると到着かな?と思いますが、まだまだです。−1段の階段の後に4段の階段が待って居ます。本殿までの階段は786段あるそうで「なやむ」と読めることからここで−1にする事で785段にするそうです。本当かな? しかし、金刀比羅宮の登りで下がるのはここだけなのは確かです。

 
   このプレートで最後の階段                   4段階段の途中から あと少し!!

 最後の胸つき坂、やっと本殿です。かなり上まで車で来ることも出来るそうです。資生堂のパーラーがかなり上の部分にありました。ここの駐車場まで登れば、300段位で済むのかな?
 去年の新宮の神倉神社の階段は560段位でした。不規則な石段でしたから、今回の方が登りやすかった感じです。途中にお店があったりして、気持ちも色々興味がわいて楽でした。

 
     金刀比羅宮本殿                       本殿前から讃岐富士と琴平の町

 下りは楽です。途中でラムネを飲んだりして降りてきました。今日の昼食は『琴平うどん』讃岐うどんの発祥の地と言うことです。参道沿いは観光客相手ですから何とも言えませんが、とにかく食べてみました。

 
  琴平うどん                               汗で色が変わった帽子

 シコシコしたこしのあるうどん。これぞ讃岐うどんというものを食べたことがありませんから、よく分かりませんが美味しく食べました。帽子、天辺部分と下側とで色が違うのが分かると思います。つばの部分まで汗を吸い込んでいました。

 金刀比羅宮を後に善通寺IC向かいました。ここからは高松道です。高知西ICで降りて、栗林公園に向かいました。何となく天気が怪しくなってきました。折りたたみの傘をバックに入れて見学開始です。
 公園の1/4位歩いたところで、山を歩いていて雨の降る前に感じる嫌〜な風、来るぞと雨傘を準備して少し歩くと、ポツポツボツ・・・・と次第に強くなってきました。ワイフを連れて風よけになりそうな木の風下に避難、その後もの凄い雨と風になりました。傘を持っていない小父さんがいましたから、傘の中に入れてあげ、雨をしのぎました。

 スマホで雨雲の状態を調べ、一時的に小振りになる事を確認して、小振りになったときにすぐさま屋根のある場所まで走りました。雨雲レーダーで3分位とよんだ通り、茶店に飛び込んだとほぼ同時にまたまた凄い風雨になりました。雨雲レーダーの状況では30分位すれば雨は上がりそうですから、お店で雨宿りをさせて頂きました。
 スマホは本当に便利なものです。雨雲の動きを確認して、残りの公園散策を再開しました。栗林公園は綺麗です。三大庭園(兼六園・偕楽園・後楽園)に入っていませんが、充分その要素があります。というよりも熊公は3つ選べと言われたら必ず入れたいと思います。

 
雨宿りさせてもらった『花園亭』                      南湖の畔にある掬月亭

 
北湖                                     南湖

 雨宿りの後は雨にあたることも無く見学することが出来ましたが、雨宿りした分時間が迫ってしまいました。急ぎ足で入口の物産館『栗林庵』に行きました。ここでサヌカイトのドアベルをゲットしました。また、特設コーナーで漆器が販売されていました。香川は漆器の産地なんだそうです。恥ずかしながら知りませんでした。片口が特売されていて、こんな値段で良いの?という感じ、さっそく購入。また、ガラスのぐい呑みに漆で色つけしたもの、あんまり綺麗なので買っちゃいました。

 栗林公園の後は源平の合戦の地『屋島』に回ります。雲が低く垂れ込んでいるので、屋島山頂に行くべきか考えましたが、駄目でもともとと頂上まで行きました。すると、雲は山頂すれすれで下を眺めることが出来ました。

 
四国八十八ケ所霊場第84番札所の屋島寺                   サヌカイトのお店        

 
遠くに眺められる瀬戸大橋                       屋島名物 カワラケ投げ

 遠く槌戸瀬戸の向こうに朝渡ってきた瀬戸大橋を眺めることが出来ました。足下には高松の町並み、登ってきて良かった!!
 カワラケ投げは平家に勝利した源氏軍の将兵が陣笠を投げたのが始まりとか。厄除け、勝利合格祈願になるそうです。8枚のカワラケを投げましたが、家族の健康と平安、世界の平和等を願って投げました。

 カワラケ投げの後は屋島に登った一番の目的、屋島古戦場を俯瞰することです。急いで『談古嶺』に向かいました。しっかり眺めることが出来ました。今は陸地になってしまっていますが、800年前にここで合戦があったわけです。


屋島古戦場


あそこが屋島の古戦場です

 

 屋島の地形は非常に面白いものです。山頂部分は平でテーブルのような形です。ここ屋島は日本書紀の中で白村江の戦いの大敗の後、667年に屋嶋城(やしまのき)が築かれたと言われた場所です。現在その遺構が発見されています。

 屋島見学の後は大好きな那須与一が扇の的を射落とした場所に行くことにしました。所が地元の人に聴いても分からず、結局断念しました。帰宅後もう一度調べ直したところ、何と15m位の所まで行っていました。あらかじめ調べていた道を一本間違えていて、左の海側ばかり見ていました。右側にあったのでした。後の祭り・・・。グシュン・・・。

 残念でしたが、800年前義経や与一が見たであろう景色を実際に見て、志度ICから徳島に向かいました。板野ICでおりて、徳島に着いたのは6時半近くなりました。栗林公園での雨宿り分遅くなりました。途中、『空から日本を見てみよう+』で見た、お城のような作りの病院の前も通りました。実物を見るのは面白いですね・・・。

 
夕食 お遍路さんの為の松花堂弁当 大きな椀に出て来るのは面白い

 四国といえば『お遍路さん』です。一番札所は高松道を降りた板野ICの近く、泊まった宿はお遍路さんも使われるそうです。そこでお遍路さんに出される松花堂弁当のコースでお願いしました。大きなお椀がドンと出てきました。ワクワクして開けてみると、嬉しくなるようなお料理が入っていました。これまた大満足です。旅は楽しいですね!!


 第3日目 8月18日(火)  走行距離:229.6km  延べ走行距離:1111.8km  歩数:9413歩

 今回の旅行で一番疲れる運転になるだろう1日です。8時45分に出発しました。徳島の海岸線を一路室戸岬に向かいます。ただし、沿岸をたどってはいますが今回は四国最東端『蒲生田岬』は時間的なものでパスします。
 日和佐道の駅から『南阿波サンライン』を通りました。対向車に1台もあいませんでした。太平洋の水平線を眺めながらのドライブでした。

 
   南阿波サンラインの景色                  海岸線は曲がりくねった道が続きます

 室戸岬に向かう途中で色々なお遍路さんを見かけました。自転車で回っている方、徒歩で回っている方、そして、団体でバスで回っている方々・・・。特に歩いている方々を見かけると本当に心打たれるものが有りました。

 
 歩き遍路                                自転車遍路
同行二人 空海さんも忙しいですね・・・

 宍喰町過ぎ東洋町の野根を過ぎると右側に山が迫り左側は海という景色になりました。だんだん室戸岬に近付いている感じがしてきます。実際カーナビの縮尺を変えてみると室戸岬に近付いていることが良く分かりました。

 
室戸岬はもう少し・・・

 室戸岬のすぐ手前には、空海が修行した『御厨人屈』が有ります。そのすぐ手前に青年空海の像が立っています。空海像の足下には四国のレリーフがあって、88箇所の札所の位置が記されていました。『御厨人屈』は工事中で中に入ることは出来ませんでした。しかし、修行するにはもってこいの場所と思いました。

 
青年空海像                                御厨人屈

 
左側の洞窟                                右側の洞窟


御厨人屈前からの景色  空と海→空海なるほど・・・
黒い部分は熊公がイメージで付け加えました

 上の海の写真は『御厨人屈』の前から撮った写真に洞窟のイメージを付け加えたものですが、洞窟の中からは空と海しか見えないと思います。波の音と風の音、そして鳥のさえずりしか聞こえない世界だったと思います。瞑想にふけるのには最高の場所かもしれませんね・・・。

 
     『あこう』の木の根っこ                   目洗い池 この水で眼病が治ったとか

 
       室戸岬の不思議な岩の地形              スマホで自分の位置を確認 室戸岬に立っています

 室戸岬はもともと海底が隆起して出来上がったもの、本来水平に形成されたであろうミルフィーユのような地層(タービダイト層)が色々な向きになっています。太古の昔から地震が何度も起きて隆起した土地なんですね・・・。


南国土佐さすがですサボテンが生え花が咲いていました

 台風の通り道になる事の多い室戸岬、南国ですね、サボテンが生えていて綺麗な花をつけていました。また、見たことの無い花や『あこう』の木の根が大きな岩を掴んでいるように生えているのを見て、気候の違いを痛感しました。

 室戸岬を見学した後は室戸灯台へ行きました。

      
室戸灯台                            最御崎寺に繋がる遍路道

 
   第24番札所 室戸山 明星院 最御崎寺                 境内に有る鏡石叩くと金属音がします

 室戸灯台のすぐ北側に第24番札所 室戸山 明星院 最御崎寺が有ります。ここには凹んだ部分を石で叩くと金属音がする石がありました。また、グループで回っておられるお遍路さんが般若心経を唱えていました。

 室戸岬を後にして、昼食を摂る予定の『道の駅 キラッセ室戸』に向かいました。ここで鯨の料理を食べます。午後2時の食事になってしまいましたが、この旅行で一番期待している食事です。

  道の駅 キラッセ室戸で
            食べた鯨料理
◆◆◆ 鯨 御 膳 ◆◆◆

1 竜田揚げ

2 たたき 

  3 さえずり(舌)

4 刺身  

 鯨料理は日本の文化です。乱獲してきたのはアメリカであって、日本は一頭の鯨を捕ったら、残すところ無く食べ、使ってきました。どうも国際捕鯨委員会の人たちは日本人に偏見がある感じがします。太地町のイルカの追い込み漁で捕まえたイルカを水族館に送ってはいけないという脅しの様な採決もおかしな事です。
 確かに鯨は高等な動物なんだと思いますが、牛や豚、羊や馬は屠殺して食べても良くて、鯨は駄目というのはどうしても納得がいかないです。一定の規定の中で鯨を捕獲して食卓に載せることが出来るようになれば良いですが・・・。

 遅い食事の後、一路桂浜に向かいました。桂浜に着いたのは17時丁度、龍馬記念館は閉館していました。天気もあまり良くないのでお土産やさんも店終いを始めていました。

    
         坂本龍馬像の前で          桂浜 波が突然に大きくなることがあると盛んに放送していました

 桂浜は突然大きな波が来ることがあると盛んに放送で呼びかけていました。外海ですからそうなのでしょうね。綺麗な浜でした。もう少し早く来れたら良かったですが・・・。
 桂浜を後に『はりやま橋』近くのホテルに向かいました。ホテルの駐車場に車を入れるのに大変でした。高知は路面電車が元気に走っています。その為右折しにくいのです。ましてやまったく知らない土地です。カーナビの誘導でホテルまで行きながら、右折できずに大きく回ってやっと駐車場まで持って行きました。退勤時間帯で渋滞していましたので、かなり時間を使いました。

 夜は『酔鯨亭』というお店で鯨や鰹を食べます。今日は鯨を満喫する一日です。

 
鯨の竜田揚げと鰹                           鯨の盛り合わせ

 
座った席の壁に描かれていた鯨の龍馬                     酔鯨亭の外観        

 鯨は美味しいです。何でも好きですが一番好きなのは『竜田揚げ』です。また、ベーコンも好きです。今日は鯨をおもいっきり食べることが出来た一日でした。大満足です。

 食事の後は『はりまや橋』周辺を散策しました。土佐珊瑚のお店を覗いて、ワイフに可愛いネックレスをプレゼントしました。また、オフクロ様にもプレゼントにする事にしました。

 
30分ごとに潮を吹く鯨                       可愛い橋 『はりまや橋』

 30分おきにペギー葉山が歌った『南国土佐を後にして』の音楽に合わせて潮を吹く鯨、8時が最終の潮吹きでしたからそれをみて、道の反対側の『はりまや橋』を見学して楽しみました。

 今日も雨が降ったりはしましたが、見学するときは雨にあたること無く良かったです。無事3日目終了です。明日は高知城・祖谷渓のかずら橋を見学して、鳴門海峡を渡り四国を後に淡路島に向かいます。
(2015.08.22.)






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