熊公の独り言 W
◆ 鹿児島旅行 @ ◆
今年も長男と旅行に行くことが出来ました。今年は5月31日(金)から6月2日(日)までの2泊3日です。これまでに一昨年の函館、去年の福岡・下関に行きました。その旅行があんまり楽しいので去年から「次ぎは何処に行く・・・」 と言い続けていました。3月頃に行けるかと思っていたのですが、長男も職場で主任になり 「仕事が多くなった・・・」 と、なかなか行ける状態ではなかったのですが、5月の連休中に「鹿児島に行こう
!!
」と話がまとまり、実行することになりました。
鹿児島旅行コース図
第1日目 5月31日(金)
歩数 11222歩 歩行距離 およそ9km
飛行機は羽田発15時55分のJAL651便です。空港に1時に待ち合わせしたので、家を少し早めの11時15分に出ました。最寄り駅の東武練馬駅に着くと、「朝霞駅で人身事故、全線で不通になっています。」という放送、どうしたものかと思っていると7分位で動き出してくれました。やれやれと本を読みながら乗っていると、北池袋で「ただいま大山駅で転落事故がありました・・・。」という車内アナウンス。結局10分以上遅れて池袋に着きました。
待ち合わせの1時に間に合うかと心配しましたが、浜松町での乗り換えもスム−ズで、乗ったモノレールが快速で羽田空港第1ビル出発ロビ−に1時少し前に着きました。ところが長男は1時過ぎても現れません。電話をすると待ち合わせ場所の認識が違っていました。出発ロビ−に来てもらい合流できました。
一緒に昼食を食べ、展望デッキで飛行機を眺めたりして、3時頃セキュリティーチェックを受けることにしました。長男はマイルを貯めてJALカードの『サワァイヤ会員』になりました。その為チェックを受けるところが違いました。並ぶことも無くスムーズに通過して、サクララウンジといわれる、会員専用のラウンジに・・・。
長男のVIP待遇にご相伴預かりました。一般待ち合わせとは別世界、飲み物飲み放題・・・。ビールを2杯も飲んじゃいました。
天気は残念な状態です。沖縄・奄美地方は先日梅雨入りしましたから、九州も時間の問題、傘を使わなければならないと覚悟を決めました。富士山側の窓際の席にして貰いましたが、景色は期待できないです。
サクララウンジで 鹿児島まで宜しく JAL651便
搭乗開始10分位前にラウンジを後にして搭乗を待ちました。飛行機は格好いいです。見ていて良し、乗って良しです。
定刻に動き出しました。離陸はA滑走路、南に向けて離陸しました。滑走中のガタガタ感が無くなる瞬間、そして、角度が大きく上昇していく感じ好きです。
離陸
!!
本牧埠頭を見下ろす
本牧埠頭を下に見下ろす頃、高度にして2000m位でしょうか一番最下層の雲を抜けた状態でした。まったく景色は期待できそうに無いです。でも、2000〜3000mの間は雲は無い感じでした。すると富士山の真ん中部分が眺められました。下の写真を撮ったすぐあと、2層目の雲の中に入りました。高層雲を抜けるまでには随分時間が掛かりました。
チョコッと見えた富士山 巡航高度 一面の雲海の上
高層雲を抜けると一面の雲海です。綺麗ではありますがコーストラインを見たい熊公には退屈な時間です。長男は昨晩は当直勤務、隣で爆睡していました。飛行機大好き人間ですが、乗るのが好きでもたいていは寝ているという不思議な奴です。
足摺岬が足元に
!!
曽於市上空 高度1500m
紀伊半島上空にさしかかった頃機長からの挨拶、そろそろ室戸岬沖だなと、思っていて少し経つと高層雲が薄くなっている場所が・・・。ヤッターと目をこらすと足摺岬が足元に見えました。これだけでも大収穫です。四国を回ったときのことが目に浮かんできました。
飛行機はこの辺から降下を開始していきます。宮崎の上空、都城の上空を通過して高度はグングン下がっていきます。下層の雲を抜けたのは都城を過ぎた辺り、曽於市上空の写真、翼端の辺りに霧島連山が見えるはずですが・・・。高千穂岳眺めたかったな・・・。
鹿児島空港到着 この方向に霧島連山があります
17時40分、定刻に鹿児島に到着しました。あいにくの霧雨です・・・。車で走ってきたら休みを入れないで18時間くらい掛かります。飛行機はそれを1時間45分位で来ちゃうんだから凄い事です。
空港前のお出迎え サンドアート タクシー乗り場近くには足湯がありました
息子は手荷物を預けてありました。受け取りに行くとこれまたVIP待遇、優先的に荷物が出てくるのでした。飛行機に沢山乗る人にとってはこの会員資格は便利ですね・・・。専用ラウンジにはコンセントが一人1つあてに有るし、パソコン使って仕事する人には便利なことです。
空港でレンタカーを借りて市内に向かいます。今日はホテルに入る前に『天保山砲台跡』を見学します。
息子に運転任せて助手席でノンビリ 天保山砲台跡
・
運転は息子がしてくれます。これまでに数度短い時間息子の運転する車に乗ったこと有りますが、今回は長距離、なかなか上手に運転していました。大きくなりました
!!
市内を突っ切って甲突川の最河口までいきます。『天保山砲台跡』は薩英戦争時の砲台跡です。生麦事件によって起こった薩英戦争、英国艦隊は砲撃により鹿児島市内の1割を焼失させますが、薩摩も頑張り、旗艦ユーライアラスに砲弾が命中し、艦長・副長が戦死しています。他にも被害を与えています。天保山砲台はその時には射撃はしていないそうですが、跡が良く残っていると言うことで見に行きました。
鹿児島はさすがに南更に西側です。7時半頃でしたがまだ明るさが残っていました。
雲に頭を突っ込んだ桜島
『天保山砲台跡』を見学してホテルに向かいました。宿泊するホテルは『東急REIホテル』です。駅にも近く、隣に甲突川が流れています。
鹿児島市内見学コース
チェックインして夕食を食べに出ました。ホテルのすぐ側に『かごっま屋台村』というものが有りました。25軒の小さなお店が集まっている場所、鹿児島の名物を食べたり飲んだり出来る場所です。
入り口 廻ったお店
赤丸
の場所
炙りとり刺 キビナゴ刺
豚足・モズクの天ぷら ウナギの白焼き
・
屋台村の様子 親子で酒を酌み交わす 楽しい
!!
スタンプラリーが有って、5軒廻ると
(1軒で最低500円使うこと)
焼酎お湯割りグラスがもらえると言うことで5軒廻りました。美味しいものばかり、家が近ければ常連になって居ると思います。常連さんと言えば奄美の料理を出すお店で地元の方と話しました。そこで「今日鹿児島は梅雨入りしましたよ・・・」と、梅雨入りしたことを知りました。見たいが為に鹿児島に来た桜島も開聞岳も見ること叶わないでしょうか・・・。
食べ物はみんな美味しかったですが、その中でも『鶏刺し』は初めて食べました。行ったお店は炙った鶏刺しでしたが、初めての者には良いと思います。今度また行った時にはそのままの鶏刺しを食べてみます。また、ウナギの白焼き、関東のものと焼き方が違うということですが、これも美味い物でした。モズクの天ぷらも、キビナゴの刺身も、ふわふわ豚足もみんな美味しかったです。
最後はインフォメーションになっているバーに行きました。屋台村の看板の所で何処へ行こうか悩んでいるときに、インフォメーションの桜さんがわざわざ出てきてお店を知らせてくれました。そこで〆にここに行くことにしたわけです。ここは九州のお酒360銘柄が全て揃っているという場所、どれを飲んで良いのかサッパリ分かりませんでしたが、ラベルが気になった物を頼んで飲んでみました。
最初に案内してくれた桜さん 最後に飲んだ焼酎
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スタンプラリーでゲットしたグラス お湯割りの濃さを決められる優れものです
スタンプラリーでゲットしたお湯割りグラス、『かごっま屋台村』の印字は使う度に旅行を思い出すし、後ろ側の濃さを決めるメモリがなんたって良いです。これはいくつか持っていたいものです。5:5のメモリの所で作り、3杯で焼酎1合という感じでした。
息子と旅をして、美味い物を食べ酒を酌み交わす。最高です
!!
。宿に戻り息子はベッドに入るとお休みなさいの声と同時に寝息を立てていました。さすがに当直明けすぐですから眠かったでしょう・・・。
第2日目 6月1日(土)
歩数 9094歩 歩行距離 およそ7.3km
2日目は雨かと思い外を見ると明るくお日様も顔を出していました。傘は使わなくて済みそうです。9時頃から行動開始です。2日目第1見学地は『鹿児島カテドラル・ザビエル公園』です。
1549年、薩摩藩士であった『Angero』『Bernardo』に案内されてザビエルが鹿児島に上陸しました。それを記念する場所です。
「鹿児島市内は父さんが運転ね・・・」 と言われ桜島に渡るところまで運転することになりました。息子は市内のようなゴチャゴチャ車が居る場所、道も良く分からないところを敬遠したのでしょうか・・・。カテドラルまでは10分かからない位でつきました。
鹿児島カテドラル 聖堂内の様子
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ザビエルの聖遺骨 ザビエル公園の祈念碑の前で
カテドラルの広場に車を止め、神父さんに聖体訪問をお願いしてまずは聖堂へ、土曜日ですから信者の方達がお掃除をされていました。明日は『昇天祭』ですが、旅行中ですからミサには出ること出来ません。そこでここで祈りました。
聖遺骨は山口のザビエル記念聖堂の聖遺骨と同じように顕示されていました。
向かいの公園に行き、祈念碑を見てきました。明治時代に建てられた聖堂は戦災に焼け崩れました。ザビエル来日400年祭の時にそのガレキを使って作った祈念碑です。
カテドラル見学の後は城山公園展望台に向かいました。ここも10分かからないで着きました。途中のお土産屋さんの伯母さんが面白い方でした。500円以上買い物をしたら旧券の新札とお金を交換してくれるというものでした。そこでしおりになりそうな金ピカのお札2枚と兄へのお土産にと鉄木のお箸、それから耳かきを買いました。締めて2000円です。4枚の旧券と交換できます。そこで連番の100円札2枚、500円札と伊藤博文の1000円札と交換して貰いました。懐かしいお札達です。
お土産屋さんのおばさん 3に拉致感お世話になったレンタカー
展望台からの景色 桜島は頭を隠しています
鹿児島の市街地は小さい感じがします。路面電車が元気に走っているのは良い感じでした。桜島は頭を雲に隠して全貌は眺めることが出来ませんでした。
登ってくる途中、『西郷隆盛洞窟』が有りました。ここは下車して見学することはしませんでした。
城山展望台から桜島フェリー乗り場までの道は城山を降って右折したらそのまま道なりで到着です。車が一杯になったら出港するという感じです。鹿児島から乗船するときはチケットも何も買わずに乗船です。フェリーは2本待つ感じで乗ることが出来ました。乗船時間は15分位でした。途中空母型の護衛艦が・・・。上のパノラマ写真の左の方に写っているものですが、護衛艦『加賀』でした。そばで見ると小さな空母のようでした。護衛艦 『加賀』はトランプさんが視察した船だったと思います。
護衛艦 『加賀』
桜島に上陸して高速道路の料金所みたいなところでフェリーの料金を支払いました。このすぐ近くの『道の駅』に寄りました。ここで運転交代です。熊公は延べ30分運転したでしょうか・・・。息子は運転に自信が無かったのかな・・・。
この道の駅で引きつけられるように『桜島溶岩焼き』のぐい呑みの所へ、手にしたもの、釉薬が流れた感じが桜島のよう。一発で気に入って買ってしまいました。
桜島溶岩焼きのぐい呑み 有村溶岩展望所で桜島 南岳を眺める
ここを出発して『有村溶岩展望所』に向かいました。フェリー乗り場を時計の0時の位置と考えると、8時くらいの位置に有る場所です。ここに向かっていく途中、山の方を見ると雲が上がってきている感じ、そして、展望所に着いて視界が開けたところで南岳を眺めることが出来ました。
有村溶岩展望所 6時の位置大隅半島と繋がった場所
諦めていた桜島の全貌を眺めることが出来て本当にラッキーでした。神様の守りを感じる瞬間でした。ここを出発して、大隅半島と繋がった部分、時計でいうと6時の位置の桜島口を回り込み5時の位置に有る『黒神埋没鳥居』を見学に行きました。
黒神埋没鳥居 参道が中学校の中を通っています
原五社神社はこの鳥居の奥、ここは参道に当たるわけですが、その参道は黒神中学校の中を通っていく感じになります。勿論、中学校には簡単には入れないよう門が有りましたが・・・。中学校の方が後から作られているわけですから、ずらして作ること出来なかったものでしょうか・・・。
鳥居は2m位埋まっているそうです。大正3年大隅半島に繋がった爆発の時のすごさを後世に残すものです。
埋没鳥居の先、4時半位の位置に『桜島ビューポイント』があるということなので更に回り込んでみました。そこに行き着くと桜島はすっさかり雲の中でした。Uターンして桜島口に戻ろうかと考えましたが、良いUターン場所が無く、「それだったら時間もあるし桜島一周しちゃえ
!!
」と言うことになりました。カーナビはしきりに戻るように案内しますが無視、どこら辺で諦めて一周コースにするか楽しみながら走りました。
2時半くらいの所で一周コースの誘導になりました
『加賀』が見えてきました 再び桜島口 いよいよ大隅半島に上陸です
時計の針2時半くらいの位置に来たところでやっとカーナビは一周コースの誘導に変わりました。フェリー乗り場に近付くと護衛艦 『加賀』が見えてきました。結局Uターンできなかったことで桜島を1周半走ったことになりました。こういう予定変更も気ままな旅の面白さです。
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(2019.06.05.)
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