熊公の独り言 W




◆ 導尿 卒業!! ◆
 22日(水)『冬至』です。これから少しずつ昼の時間が長くなると思うと嬉しい気持ちになります。さて、今日は慶應義塾大学病院に外来診察を受ける日です。先ずは『放射線科』の『I先生』から、12月2日の手術の結果をお聞きして、次の手術の予定を立てることに。続いて入院の事について『血管外科』の先生と面談、最後に『泌尿器科』に行き膀胱に生理食塩水を注入して導尿管を抜き、排尿の具合を確認して、残尿量をチェックするという、病科のハシゴです。更には生命保険の手術・入院給付の為の書類作成のお願いをすることになります。

 一人で病院に行くつもりでしたが、ワイフが車を出すと職場の週休を調整して休みにしてくれました。そこでこれに甘えて車で病院へ行くことになりました。首都高速5号線で『飯田橋ランプ』で一般道に降り、外堀通り・靖国通りを使って四谷に、そして病院に向かいました。首都高は渋滞していて50分くらいかかったでしょうか・・・。導尿の管がついていますから、歩くのが少ないのは助かりました。

 『I先生』の診察まで時間が有ったので、生命保険の書類作成の受付をしようと整理券を取りましたが、前に14人の人が居て1人にもの凄く時間が掛かっていて、受診に間に合いそうに無くなってきました。その旨を伝えて『I先生』の受診の受付に行きました。結局、お昼ご飯を食べるタイミングを逸してしまいました・・・。

 説明は緊急入院中にお聞きした通りでしたが、今回は画像を見てワイフも説明を聴きました。奇形部の瘤に流入する血管を少しずつ確認して、必要な血管を栓塞しないように手術が進められたことが画像から分かりました。造影剤の流れを見ながら血管を見極め栓塞して行く本当に細かい手術であることが分かりました。



栓塞手術の様子

 入院時に間違って聴いていたことは、流入する血管の大本を栓塞するのでは無く、末梢のものから栓塞して行くのだそうです。最初に大本の血管を栓塞してしまうと、変なところに圧が掛かり不都合なことが起こるという事でした。このような栓塞手術をあと1〜2回行い、最終的に瘤の部分に詰め物をすることで塞ぐ手術をすることになります。
 瘤を詰めてしまうと写真のように透けた画像は見ることが出来なく成るので、充分に流入する血管を栓塞して、確実となったときに瘤の手術に移るという事でした。

 今回の膀胱の血腫はやはり膀胱内に血管が集中しているところがあって、検査入院の際の血尿も膀胱内で起きていて、幸いに止血出来たので何事も無かったと考えた方が良さそうで、今回は6日後に切れた直接的なことは分からないものの、刺激によって切れやすくなっていたところが何かの拍子に切れたと考えられると言うことでした。
 今回『緊急手術』で血管は焼いたから大丈夫と考えるけれど、先ずは泌尿器科の考えを見て、必要があれば手術前に膀胱を観察してから二回目の手術を行うことにしたいと言われました。

 次は『血管外科』へ、今回は『Ma先生』では無く『K先生』でした。こちらは『I先生』との次回の受診1月19日(水)に入院の手配が出来るように調整して下さるという事でした。これは助かります。

 最後に『泌尿器科』に、ここではまず膀胱に生理食塩水を注入します。尿意が来るまで注入して、導尿の管を抜き、オシッコの量などを計測出来る特別なトイレで排尿。その後残尿量をチェックして導尿が必要かどうかを判断します。

 熊公は250mlの生理食塩水を注入したところで尿意が来ました。そこで管を抜き、特別なトイレへ、排尿の量と時間が計測されるようになっていて、最後にグラフが打ち出される様になっていました。

 排尿量は240mlでした。そして、残尿量は180ml位と言うことでした。先生の判断は、残尿量は多めだが、240mlの排尿があったことで、導尿はしないで様子を見るということになりました。1月8日(土)に次の外来検診を受けます。その際に残尿を調べ、それまでの経過をチェックすると言うことでした。

 最後に、緊急手術の時の膀胱鏡の写真を頂くことが出来ました。

 
   出血している様子                      膀胱内に集中して居る血管

血管を焼き潰した状況

 膀胱内には血管が集中する場所というものが有るらしいですが、熊公の場合は奇形の影響で沢山集まって居るところがあるようです。それを広範囲に焼き潰して下さり、2週間近く導尿しっぱなしでしたが、ほとんど出血は見られませんでした。この調子であれば二回目の手術の際も大丈夫のような気がしています。

 全て受診し終えて、生命保険の書類の手続きに行きました。今回はすぐに対応して下さいましたが、術科が2箇所という事で2通必要で、この書類製作の値段が一通7700円も・・・。入院・手術の給付金はいくらくらい入るのでしょうか・・・。熊公の保険は古いので、入院は5日以降しか出ないし・・・。
 教員をして居たころ、35年くらい前は中学受験の資料製作で成績や所見を手書きしなければならない時期がありました。緊張しながら数十通書くことがありましたが、その時の値段は300円位で、書いている担任には何もメリット無しでした・・・。割の合わない仕事でした。

 会計を済ませて駐車場を出たのは4時25分頃でした。高速使っても下を走っても同じ様な感じだろうから、コマコマとは走らず首都高を使うことにしました。ワイフの運転で首都高走るのはチョット怖いところがありますが、渋滞しているでしょうから・・・。『外苑ランプ』から4号・C1・5号と走って帰って来ました。帰宅は6時過ぎていましたから1時間40分位かかりました。でも、歩くのを減らすためにと休日を返上して受診に付き合ってくれたワイフに感謝です。愛を感じちゃいました・・・!! ( ^3^)/

 
4号線 赤坂見附付近

 冬至の夕暮れの都心の夜景を楽しみながら帰ってくることが出来ました。導尿の管が外されたので生活は更に快適になりました。とにかく年末年始が導尿から解放されるのが何より嬉しいです。これからしばらくは自主的に排尿量を記録して、異常が無いかを確かめていくつもりです。
(2021.12.23.)






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