熊公の独り言 W




◆ 東京スカイツリーに登る ◆
 7月24日(月)に『東京スカイツリー』にワイフと2人で行って来ました。2012年5月に展望台が開業され、当時はもの凄い人で予約が必要でした。東京に住むものとしていずれ落ち着いたら行こうと、ノンビリしていました。全国のタワー巡りをした長男は「早く行けば良いのに・・・。」「随分落ち着いてきたよ・・・。」 等と話していましたが、なかなか腰を上げない熊公達を動かすために『入場引き替え券』をプレゼントしてくれました。有効期限が7月31日(月)なので当初は21日(金)に行く予定でしたが居間のクーラーのことで電気屋さんが来ることになり見送り、24日(月)に変更しました。22日(土)は義妹夫婦の芋掘りをしましたが、その日に関東甲信地方は『梅雨明け』と発表があったので、『梅雨明け10日』で天気は期待出来ました。

 熊公の父母の本籍は墨田区です。教員免許の申請には本籍地の謄本が必要でそれを取りに行った事が有りますが、京成線を乗り換えながらやっとの事でたどり着いたことを思い出します。『東京スカイツリー』は墨田区押上です。以前だったら行くのはかなりやっかいでした。でも、現在は『半蔵門線』で押上駅まで行けば良いので楽チンになりました。

 9時20分頃に家を出ました。持って行くものに『10倍の単眼鏡』にするか『20〜60倍のフィールドスコープ』にするか考えましたが、人出が多い中でフィールドスコープを使うのは一脚を使わなければならず、迷惑をかけることになるかも知れないので単眼鏡を持って行きました。今は亡き須賀川の伯父がくれた『20倍の双眼鏡』でも良かったかも知れないです・・・。
 『東上線』は上板橋駅で準急に乗り換え気持ち良く池袋駅に。そこから地下鉄『丸ノ内線』で大手町駅に出て、地下鉄『半蔵門線』に乗り換え『押上駅』です。我が家から1時間10分くらいで到着でした。車内の乗客7割くらいの人はマスクを外していました。熊公夫婦は確り着用して行きました。


スカイツリー周辺地図

 赤丸が『押上駅』、スカイツリーへの誘導に従いエレベーターでソラマチの4階まで上がり、一旦外に出てバーベキュウなどする感じの場所(スカイアリーナ)を抜けて『東京スカイツリー』の入場口へ向かいました。


『スカイツリー入場口の案内』

 入場口は2つあって事前予約の入り口(左)と当日受付の入り口(右)がありました。熊公達は『入場引き替え券』ですから左側の入り口から入り受付でチケットを交換して350mの『天望デッキ』(フロア350)に昇るエレベーターに向かいます。途中手荷物検査が有り持ち物を開いて見せました。その後、エレベーターの入り口でチケットの『2次元バーコード』を読み取らせました。
 7・8月の平日は混雑するものの待ち時間は30分くらいと事前に調べたものに書かれてありました。24日は随分良い感じで7〜8分でエレベーターに乗りました。4基のエレベーターがあって四季をテーマにした装飾があります。熊公達は『秋』のエレベータに乗りました。『天望デッキ』までは50秒と言うことでした。

 350mの『天望デッキ』(フロア350)は後で見学することにして、すぐに『天望回廊』へ向かいました。こちらのエレベーター待ちは10分くらいでした。ここでも2次元バーコードを読み取らせました。エレベーターの到着は『フロア445(445m)』で、タワーの外側を緩く上りながら360度の景色を楽しみました。
 一番高いところは451.2mの『フロア450』で、少し降る感じで帰りのエレベーターに乗ることになります。

 『梅雨明け10日』で霞は掛かっていましたが快晴状態でした。房総半島・三浦半島、丹沢・奥武蔵の山並みは眺められました。富士山は雲の中でしたが位置は分かりました。しかし、浅間山や日光・那須方面の山々は霞んでしまい眺められませんでした。遠目の大きいハッキリした建物としては『西武ドーム』『埼玉スタジアム』が確認出来ましたし、熊公家近く、高島平の清掃工場とガスタンクも確り眺められました。勿論、都心部の建物は手に取るように眺められました。

 
江戸東京博物館・東京都慰霊堂・国技館                荒川放水路・江戸川・TDL   
 
  国立競技場・慶応義塾大学病院・新宿御苑           隅田川・雲の掛かった富士山・都庁    
 
羽田空港・着陸寸前の旅客機                 高島平の清掃工場とガスタンク
 
東京タワー・六本木ヒルズ                国会議事堂・皇居・渋谷方面

 カメラの倍率を変えて撮影しているので同じ地域が倍率変わって写っている物が有りますが大体こんな展望を楽しむことが出来ました。『天望回廊』はガラスの枠が少々邪魔でした。
 長男がヘリコプター内でプロポーズしたのは東京タワーの近くだったようですから、その辺りを眺めながらこの前聞いた様子を想像しました。

 
銀座・東京駅方面をバックに                  さいたま新都心方面をバックに

 『天望回廊』を見学し終え帰りのエレベーターで『フロア345』に降ります。帰りのエレベーターはほとんど待ち時間無しで乗ることが出来ました。『天望デッキ−天望回路』のエレベーターは2つ有りました。

 下りのエレベーターは『フロア345』に到着します。『天望デッキ』は3階構造でその真ん中の階に到着します。ここにはショップがありました。スカイツリーに来た記念にシャープペンとボールペンが合わさった『ジェットストリーム』というペンをワイフとお揃いで購入しました。スカイツリーの絵が描かれているものです。
 一旦階段で『フロア350』に上がって、ここでも一周する感じで展望を楽しみました。さすがにこのフロアーは見学者が多かったです。『フロア350』を一周して、トイレに行きました。350mの高さから下水として流れ出るわけですが、どんな状態になるのかチョット想像してしまいました・・・。

 
     天望回廊案内図                        天望デッキ案内図

 『フロア345』に降りて、ここは半周する感じで『フロア340』にエスカレーターで降り、こちらは3/4周する感じで見学しました。真下が眺められるガラス床の場所に、初めはチョット怖い感じでしたが340mも有ると下が小さくて恐怖心は逆に小さいものでした。茨城県 常陸太田市の『竜神大吊橋』にもガラス床が有りました。こちらは100m位の高さで下のダム湖や木々が微妙な大きさで眺められ、『竜神大吊橋』の方が怖い感じがしました。

      
       ガラス床で記念撮影             快晴の空に向かってそびえ立つスカイツリー

 ガラス床は2ヶ所有り、1つは自由に歩くことが出来ました。もう片方はフォトサービスになっていて、備え付けのカメラで撮影した後、自分のカメラでも撮影して貰えるようになっていました。備え付けカメラで撮影したものは買わなくても良いのですが、記念ですから1500円で購入しました。データとしても貰えるので上の写真のように使うことが出来ました。
 ガラス床で楽しんだ後はいよいよ下りのエレベーターです。上りと同じ四季のエレベーター、下りは冬をモチーフにしたエレベーターでした。

 
慶応義塾大学病院に入院中に病院から撮影した『東京スカイツリー』 夜景と日の出時

 慶応義塾大学病院に入院したとき『東京スカイツリー』を眺めながら入院したときがありました。あの時に眺めた『天望デッキ』・『天望回廊』を歩いたんだな〜〜〜と、あの時の景色を思い出しました。

 下りエレベーターはソラマチの5階に到着します。降りた先にショップがありました。長男が土産はガチャポンで良いと言っていたので、500円のランドマークのガチャポンをお土産にしました。オフクロ様にはスカイツリーのカステラ、長男の婚約者・義妹夫婦にはクッキーをお土産にしました。

 4階に降りた所に『NHKキャラクターショップ』が有りました。ここでキョエのグッズを探しましたがキョエだけのものは2つくらいしか有りませんでした。指人形をワイフにプレゼントしました。
 更に3階に降りて3階のソラマチを歩いて押上駅方向に歩き、1階に降りるエレベーターで外に出ました。ここからは11年間待ち望んだ『タワー丼』を食べに行きます。またまたソラマチを縦断する形で外を歩いて、『おしなり橋』を渡ります。橋を渡る直前でTBSの取材依頼を受けましたが、お腹が空いていたのでお断りして、『業平一丁目交差点』に向かいました。この交差点近くに『タワー丼』を食べることが出来る、そば処 『業平橋 かみむら』が有ります。
 お店の前の道は『浅草通り』ですが、この通りは6年生の社会科見学で『江戸東京博物館』+『東京都慰霊堂』+『国会議事堂』を廻る際に東京スカイツリーの高さを実感するため運転手さんにお願いしてわざわざ走って貰った通りです。懐かしかったです・・・。

 
  お店の入り口                         待ちに待った『タワー丼』
 
『タワー丼の食べ方』 丼の蓋に海老天を移して熱々の天丼のタレをかける

 東京スカイツリー周辺には『タワー丼』を提供するお店は何軒か有るようです。ソラマチの中のお店は大きな有頭エビを天ぷらにしてタワーにしてあるそうで、もの凄いボリュームなんだそうです。お値段も4000円超え、さすがに手が出ませんでした。『かみむら』のものは2000円です。
 天ぷらの衣が多すぎるという人も居るようですが、熊公は『タヌキそば』など『天かす』が好きですからかえって美味しいと思いました。暑かったので生ビールも飲んじゃいました・・・。
 丼の蓋に『海老天』を移します。海老天の下には『野菜かき揚げ』が顔を出しました。『海老天』と『かき揚げ』に熱々のタレをかけて食べます。テーブルには食べ方の説明がありました。最初はタレだけで食べ、次は大根おろしを付けて食べ、味わいの違いを楽しむのですが確かに違いがあって美味しく食べられました。
 ワイフは『タワー丼』は食べ切れそうに無いと言うことで『天ざる蕎麦』を注文しました。

 こちらのお店では『タワー丼』を食べた人には『タワー丼』のキーホルダーかマグネットのどちらか1つプレゼントしてくれました。熊公はキーホルダーを貰いました。

 
    キュエの指人形                     『タワー丼』のキーホルダー

 お昼を食べたあとは来た道を戻る感じでソラマチに戻りました。1階を縦断するようにお店を見て歩き、『押上駅』に戻りました。楽しい『東京スカイツリー』への小さな旅でした。これをプレゼントしてくれた長男に感謝です。

 開業以来11年程してやっと訪れることが出来た『東京スカイツリー』、あの『東日本大震災』の際も『東京タワー』は天辺のアンテナ塔が曲がってしまったのに、建設途中だったにもかかわらずビクともしなかった訳で、もの凄く安心感のあるタワーです。

      
         東京タワーとの比較                    東京スカイツリーの断面形

トラス構造の様子

 五重の塔のように『心柱』を持った構造で、トラスは四重構造になって居るということでした。断面形も下部は正三角形で上に上がるにつれて辺が丸みを持っていき、最終的には円になるようになっています。古代の知恵と現代の科学とが融合して出来たタワーです。昇ってみる価値大です。

 今度は冬の晴れた日に昇ってみたいです。その時は20倍の双眼鏡を持っていくつもりです。浅間山や上越国境の山まで見渡せる状態だったらきっと一日中眺めて居ることになりそうです。
(2023.07.25.)






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